初心者必見!TOEIC問題形式と新形式の変更点まとめ

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TOEICの問題形式を知ることは、試験対策の第一歩と言える。全受験者が一律に同じ試験を受けるTOEICでは、目標スコアに合わせて対策箇所をあらかじめ決めることがポイントとなる。

また、TOEICは2016年5月開催分から、およそ10年ぶりとなる試験問題改定が実施された。新形式の設問が加わったことで、上級者であっても新たな対応が求められることは間違いない。

そこでトイグルでは、TOEICの問題形式と改正のポイントをまとめた。パートごとの詳細な問題形式も解説するため、スコアアップの基礎知識として役立ててほしい。

*目次

  1. TOEIC問題形式の全体像
  2. 試験問題改正による変更点
  3. TOEIC Part1の問題形式
  4. TOEIC Part2の問題形式
  5. TOEIC Part3の問題形式
  6. TOEIC Part4の問題形式
  7. TOEIC Part5の問題形式
  8. TOEIC Part6の問題形式
  9. TOEIC Part7の問題形式
  10. まとめ

1. TOEIC問題形式の全体像

まずは、TOEIC問題形式の全体像から見ていこう。

TOEICとは、リスニングとリーディングの2パートから構成される英語の試験である。それぞれ100問ずつで、計200問を解く。

TOEIC = リスニング100問+リーディング100問

(トイグル)

試験時間はリスニングが約45分間、リーディングが75分間の合計約120分(=2時間)。すべてマークシートで正解を選ぶ。

TOEICは、日本以外の国でも開催されている国際的な試験である。したがって、英訳や和訳を求められるような問は一切出題されない。問題用紙と試験用紙は両方とも、すべて英語で指示が書かれている。

結果は英検のように級で表されるわけではなく、10点〜990点満点のスコアで表示される。

スコアはその受験者の正解数と、他の受験者のスコアが統計的な処理をされて算出されるため、200問の試験で最高990点という中途半端な配点となっている。単純計算をすると、1問正解で5点弱となる。

1-1. リスニングセクションの問題形式

リスニングセクションは、Part1からPart4までの4パートにわかれている。それぞれの問題数と設問は次のとおりだ。

  問題形式 問題数
Part1 写真描写問題 6
Part2 応答問題 25
Part3 会話問題 39
Part4 説明文問題 30

リスニングセクションの音声は、アメリカ人男女、イギリス人男女、オーストラリア人男女、カナダ人男女の8パターンのいずれかがランダムに採用される。

アメリカ人はカナダ人と、イギリス人はオーストラリア人と比較的近い発音をする。

1-2. リーディングセクションの問題形式

リーディングセクションは、Part5からPart7までの3パートにわかれている。それぞれの問題数と設問は次のとおりだ。

  問題形式 問題数
Part5 短文穴埋め問題 30
Part6 長文穴埋め問題 16
Part7 読解問題 54

リーディングセクションは、Part7(長文読解)が過半数を占めている。Part6も長文内の穴埋めをする問題であるため、TOEICリーディングはほぼ長文読解問題と言っていいだろう。

尚、TOEIC内のスペル・単語はすべてアメリカ英語で統一されている。

2. 試験問題改正による変更点

TOEICは2016年5月に試験問題の一部が改正された。これまでTOEICを学習していた方のために、新形式による変更点をまとめよう。

変更点1. 設問数が変わった

新形式になったことで、各パートの設問数が変化している。合計200問である点には変わりない。

  • Part1(写真描写): 10問→6問
  • Part2(応答): 30問→25問
  • Part3(会話): 30問→39問
  • Part4(説明文): 30問のまま変わらず
  • Part5(短文穴埋め): 40問→30問
  • Part6(長文穴埋め): 12問→16問
  • Part7(読解): 48問→54問

改正により、試験テクニックで正答率を上げやすいPart2(応答問題)や、文法の暗記が学習の中心だったPart5(短文穴埋め)の割合が減少した。

かわりに、長文の音声を聞くPart3(会話問題)や、長文読解であるPart7の設問数が増えている。TOEICがより実践重視になっていることの証左と言える。

変更点2. リスニングにくだけた表現が加わった

改正後、リスニングの音声にカジュアルでくだけた表現が加わることになった。

いくつか例を見てみよう。

*省略形

  • going to ⇒ gonna
  • want to ⇒ wanna

*文の一部

  • Yes, in a minute. (はい、直ちに)
  • Is it? (そうなの?)
  • Any work? (動いてる?)

また、会話問題では相手の話の途中に割って入るなど、より実際のコミュニケーションに近づいた印象を受ける。

変更点3. 新形式の問題が追加された

改正によって、各パートに新形式の問題が追加された。

*Part3

  • 三人の人物による会話問題
  • 話し手の意図を問う問題
  • 図表問題

*Part4

  • 話し手の意図を問う問題
  • 図表問題

*Part6

  • 各文章の設問数が4つに
  • 空白に文章を入れる問題

*Part7

  • 新たな一文を入れる問題
  • テキストメッセージ形式の文章
  • トリプルパッセージ形式の文章

これら新形式の問題も含め、これから各パートの設問形式を詳細に解説していこう。

3. Part1の問題形式

TOEIC Part1は写真描写問題だ。問題用紙には、1つの設問に対して1枚の写真が掲載されている。英語の音声が4つほど流れるので、その中で最も適切に写真を表している選択肢を選ぶ。

Part1はその写真のタイプによって、次の5つの出題パターンに分類できる。

  • 1人の人物
  • 2人の人物
  • 3人以上の人物
  • 風景
  • 乗り物

また、選択肢の形式にもある程度の規則性がある。

1. 主語がすべて同じ

  • (A) She’s cleaning the room.
  • (B) She’s using a photocopier.
  • (C) She’s talking on the phone.
  • (D) She’s holding some bags.

2. 主語がすべてバラバラ

  • (A) The drivers are going to their office.
  • (B) The carpenters are examining several desks.
  • (C) The professors are using a microscope.
  • (D) The workers are cleaning windows.

3. 受動態と現在完了

  • (A) The fence is being painted.
  • (B) The vehicles are parked along the street.
  • (C) The lamppost is being replaced.
  • (D) Some houses have been renovated.

4. Part2の問題形式

TOEIC Part2は、短い音声を聞いて最も適した返事を選ぶ問題だ。出題形式は音声によって、次の6種類に分類できる。

Yes/No疑問文 YesもしくはNoで答えられる疑問文
WH疑問文 WhoやHowのように、頭文字がWあるいはHから始まる疑問文
平叙文 疑問形の形を取っていない文章
付加疑問文 センテンスの語尾にisn’t it?などの語句をつなげる疑問文
選択疑問文 2つの物事を相手に選ばせる際に使用される疑問文
否定疑問文 これまで紹介した疑問形にnotをつけ、否定の内容を相手に尋ねること

5. Part3の問題形式

TOEIC Part3は会話問題だ。2人もしくは3人の人物による会話を聞き、内容に関する設問に答える。

ここでは会話の形式によって、次の3つのパターンに分けることができる。

  • 2人の会話 (9問)
  • 3人の会話 (1問)
  • 会話と図表 (3問)

また、それぞれの会話で出題される設問は、次の3パターンだ。

  • 内容把握
  • 話し手の意図
  • 図表

3つの会話形式に3つの設問タイプから、Part3の問題形式は次のように分類できる。

  会話形式
2人の会話 3人の会話 会話と図表

設問形式

内容把握 25問 3問 6問
話し手の意図 2問 × ×
図表問題 × × 3問

6. Part4の問題形式

TOEIC Part4は説明文問題だ。長文の音声を聞き、それに関する3つの質問に答える。

ここでは説明文の形式によって、次の2つのパターンに分けることができる。

  • 説明文 (8問)
  • 図表つき説明文 (2問)

また、それぞれの音声で出題される設問は、次の3パターンだ。

  • 内容把握
  • 話し手の意図
  • 図表

2つの説明文に3つの設問タイプから、Part4の問題形式は次のように分類できる。

  説明文の形式
説明文 図表つき説明文
設問 内容把握 22問 4問
話し手の意図 2問 ×
図表 × 2問

7. Part5の問題形式

TOEIC Part5は短文穴埋め問題である。短いセンテンス内に設けられた空白に最も適した語句を、選択肢から選んで入れる。語彙力あるいは文法力が問われるセクションである。

問題形式は次の8種類だ。

品詞 英語の名詞・動詞・形容詞・副詞の4つ品詞を判別し、最も適切なものを選ぶ
動詞の形 動詞の時制・活用・意味の面から、最も適切なものを選ぶ
語彙 意味的に最も適切な単語を選ぶ
前置詞 空白に最も適した前置詞を当てはめる
接続詞 空白に最も適した接続詞を当てはめる
機能語 aやtheなどの冠詞、mostやmanyのような数量詞などの機能語から適したものを当てはめる
代名詞 otherとanotherの違いなど、最も適した代名詞を当てはめる
比較級 最も適した比較級の形を選ぶ

8. Part6の問題形式

TOEIC Part6は長文穴埋め問題だ。長文内に4つの空白があり、そこに最も適した単語あるいはセンテンスを入れる。

問題形式は大きく3つのパターンに分類できる。

  • 語彙型
  • 文法型
  • 文章挿入

文法問題は、さらに5つの形式に分類することが可能だ。これはPart5と同様の内容が問われる。

  • 品詞
  • 動詞の形
  • 前置詞
  • 接続詞
  • 代名詞

9. Part7の問題形式

TOEIC Part7は読解問題だ。長文を読み、それに関する設問に答える。Part7の出題パターンは若干複雑なため、丁寧に解説したい。

まず、Part7では次の3通りの長文が用意されている。

  • シングルパッセージ(SP): 10文章
  • ダブルパッセージ(DP): 2文章
  • トリプルパッセージ(TP): 3文章

シングルパッセージとは、1つの長文を読んで2〜4つほどの設問に答える形式だ。ダブルパッセージは2つ、トリプルパッセージは3つの長文を同時に読み、設問に答える。

また、それぞれの長文の設問は、次の5種類に分けることができる。

  • サーチ型: 文章から答えの根拠を探しだす
  • 読解型: 文章を読んで推測する
  • 語彙型: ある語彙に最も近い意味の単語を選ぶ
  • 口語表現: カジュアルな表現の意味を答える
  • 文章挿入: 抜けている1文を文章内に入れる

ただし、すべての設問が3通りの長文で出題されるわけではない。傾向として、Part7は次のような問題形式となる。

  SP DP TP
サーチ型
読解型
語彙型
口語表現 × ×
文章挿入 × ×

参考までに、出題される長文は、ビジネスや日常生活を想定したジャンルが多い。代表的な例を見てみよう。

  • テキストメッセージ
  • Eメール
  • 伝票
  • 手紙
  • 社内通知
  • 広告
  • 記事
  • フォーム
  • Webサイト

テキストメッセージ(スマートフォンのメッセージ)は比較的文章が短いが、カジュアルな表現が多い。また、手紙や社内通知は文章が長く、固い表現が多い傾向にある。

10. まとめ

当エントリーでは、TOEICの問題形式を紹介してきた。試験改正での変更点にも触れたため、これまでのタイプに慣れていた方にも、新形式TOEICの全体像がお分かりいただけたと思う。

問題形式を正しく把握し、正しい対策を行っていこう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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