イラストで解説!英語のbe動詞の使い方・意味・活用まとめ

be verb

be動詞とは「何かがどこかにある」の基本イメージを持つ、英語の動詞の1種類である。一般動詞と異なり、be動詞はnotをつけて否定形にすることができ、また主語と位置を入れ替えることで疑問文を作ることができる。

be動詞は中学校で習う誰もが知っている英文法であるが、基本的であるがゆえその用法は多岐に渡る。正しくbe動詞を理解している人は意外に少ないだろう。

そこでトイグルでは、be動詞をイラストを用いてわかりやすく説明したい。ほぼすべての用法を網羅したため、辞書のように気になるところから読んでいただくと幸いだ。

*目次

  1. be動詞とは何か?
  2. be動詞と一般動詞の違い
  3. be動詞と名詞
  4. be動詞と形容詞
  5. be動詞と前置詞
  6. be動詞とTo不定詞
  7. be動詞と副詞
  8. be動詞と進行形(-ing形)
  9. be動詞と受動態(-ed形)
  10. be動詞の疑問文
  11. be動詞の否定形
  12. be動詞の過去分詞形
  13. まとめ

1. be動詞とは何か?

はじめに、be動詞の基礎知識から説明していこう。

be動詞の用法を正しく整理できるよう、トイグルではこれを意味・形・使い方の三要素に分けて解説していきたい。

be動詞の三要素

(Larsen-Freemanより筆者作成)

1-1. be動詞の意味

be動詞は日本語に訳すと「〜である」の意味を持つ。しかし、be動詞は様々な場面で多義的に使われるため、実態を捉えるには英語の持つニュアンスで理解することが重要だ。

言語学者の佐藤芳明・田中茂範両氏によれば、be動詞の基本イメージは「(何かがどこかに)ある」である。これを図式化すると次のように表すことができる。

be動詞のイメージ

(『レキシカルグラマーへの招待』より筆者作成)

例を見てみよう。

  • I am happy. (私は幸せです)

この文章であれば、次のように解釈することができる。

  • 主語A: I (私)
  • 動詞: am (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: happy (幸せ)
  • ⇒私が幸せという状態にある

I am happyのイメージ

このように、be動詞が使われる場面には共通して「(何かがどこかに)ある」のニュアンスが含まれることになる。

1-2. be動詞の形

be動詞は、beを原形(元の形)とする動詞の一種だ。be動詞は主語のタイプによって、様々な形に変化させて使わなくてはならない。

まず、英語の主語には次の3つのタイプがある。

  • 1人称: I(私)とWe(私たち)
  • 2人称: You(あなた/あなたたち)
  • 3人称: 上記以外のすべての主語

また、英語では主語の人・物の数が1つだけの単数形と、2つ以上の複数形が存在する。3つの人称に2つの数のタイプだから、合計6パターンが存在することになる。

さらに、be動詞は時間軸が現在と過去で形が異なる。したがって、6パターンに2つの時制で、12の活用が存在することになる。

*be動詞の変化一覧

    現在形 過去形
1人称 単数 am was
  複数 are were
2人称 単数 are were
  複数 are were
3人称 単数 is was
  複数 are were

それぞれの人称ごとに例を見てみよう。

*1人称の例

  • 単数×現在: I am Tom. (私はトムです)
  • 複数×現在: We are from Japan. (私たちは日本から来ました)

*2人称の例

  • 単数×過去: You were in the library yesterday. (あなたは昨日図書館にいました)
  • 複数×現在: You are going to Tokyo, right? (あなたたちは東京に行くんですよね?)

*3人称の例

  • 単数×現在: Tom is happy. (トムは幸せです)
  • 過去×過去: My boss and I were in the office. (上司と私は事務所にいました)
※be動詞には他にも過去分詞形が存在するが、これは後ほど『12. be動詞の過去分詞形』で説明しよう。

1-3. be動詞の使い方

be動詞は、書き言葉・話し言葉のどちらでも使うことができる。

また、カジュアル・フォーマル問わずあらゆる場面で使用可能だ。

2. be動詞と一般動詞の違い

トイグルでは「be動詞と一般動詞の違いはなんですか?」の質問を受けることが多々ある。違いを理解するために、英語の動詞の全体像から把握していこう。

まずは次の図をご覧いただきたい。英語には異なる意味を持った数千もの動詞が存在する。それらの動詞を文法的な特徴で分けたものが、次の図だ。

英語の動詞の種類

このように、be動詞は広い意味で英語の動詞の1種類である。

しかし、be動詞はその文法的な役割において、一般動詞と大きく次の3つの違いがある。

違い1. be動詞は否定形を作ることができる

be動詞に直接notをつけることで、否定形を作ることができる。

  • He is not John. (彼はジョンではない)

しかし、一般動詞に直接notをつけることはできない。do/does/didあるいは助動詞を用い、それに対してnotを使用する。

  • He does not have a pen. (彼はペンを持っていない)

否定形に関しては『11. be動詞の否定形』で詳細を説明しよう。

違い2. be動詞は疑問文を作ることができる

be動詞と主語の位置を入れ替えることにより、疑問文を作ることができる。

  • Is he John? (彼はジョン?)

しかし、一般動詞はdo/does/didあるいは助動詞を用いた上で、主語と助動詞の位置を入れ替えることになる。

  • Does he have my notebook? (彼は私のノートを持っている?)

疑問文に関しては『10. be動詞の疑問文』で詳細を説明しよう。

違い3. be動詞は動詞の代用をすることができる

1つの文章で同じ表現が再度出てくる際、be動詞はその表現を代用することができる。

  • Taka is coming and so is Aya. (タカは来ます、アヤも来ます)

一般動詞ではこのような表現はできず、代わりにdo/does/didで代用することになる。

  • I love apples and so do they. (私はリンゴが大好きで、彼らもそうです)

以上3点が、be動詞と一般動詞の主な違いとなる。

3. be動詞と名詞

ここから、be動詞の具体的な使い方を見ていこう。

be動詞は名詞と共に使用されることが多い。名詞はヒト・モノ・コトの名称を示す語句である。

例を見てみよう。

  • I am Adam. (私はアダムです)

この文章は、次のように解釈することができる。

  • 主語A: I (私)
  • 動詞: am (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: Adam (アダム)
  • ⇒私がアダムという状態にある

I am Adamのイメージ

4. be動詞と形容詞

be動詞は形容詞と共に使用されることが多い。形容詞は主語の状態や性質を表す語句のことを指す。

例を見てみよう。

  • He is tall. (彼は背が高い)

この文章は、次のように解釈することができる。

  • 主語A: He (彼)
  • 動詞: is (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: tall (背が高い)
  • ⇒彼が背が高いという状態にある

He is tallのイメージ

5. be動詞と前置詞

be動詞は前置詞とも相性が良い。前置詞とは、文章の時や方向などを表す際に使われる語句だ。

例を見てみよう。

  • I am in Tokyo. (私は東京にいます)

この文章は、次のように解釈することができる。

  • 主語A: I (私)
  • 動詞: am (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: in Tokyo (東京)
  • ⇒私は東京にいる状態にある

I am in Tokyoのイメージ

また、学術論文などの固い文章では、be動詞にofを使う用法を見かける。

次の2つの文章を比べてみよう。

  1. Any information in this field is important. (この分野のいかなる情報も重要である)
  2. Any information in this field is of importance. (この分野のいかなる情報も重要である)

1つ目の文章は…is importantと、「be動詞+形容詞」の形を取っている。会話・文章の両方で使える、一般的な形と言える。

一方、2つ目の文章は…is of importanceと、「be動詞+前置詞+名詞」の形を取っている。意味としては変わらないが、表現として固い印象を与える。 

この辺りは多くの英語に触れ、感覚で覚えていくといいだろう。

6. be動詞とTo不定詞

be動詞の直後に、to不定詞を使って動詞をつなげることができる。

to不定詞とは動詞の前にtoという語句を使う用法で、「対象に向かう」の基本イメージを持つ。

Toのイメージ

例文を見てみよう。

  • The students are to go to school by 8 o’clock. (学生たちは8時までに学校に行くことになっている)

この文章は、次のように解釈することができる。

  • 主語A: The students (学生たち)
  • 動詞: are (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: to go to school by 8 o’clock (8時までに学校に行く)
  • ⇒学生たちは8時までに学校に行く状態にあることになっている

The students are to go to school by 8 o'clockのイメージ

7. be動詞と副詞

副詞はslowly(遅く)など、動詞あるいは文章全体に意味を付け加える機能を持つ語句だ。

副詞は文中で比較的自由な場所に配置することができる。

  • I walk slowly. (私はゆっくり歩く)
  • I usually go to the gym on Monday and Tuesday. (私はたいてい月曜日と火曜日にジムに行く)
  • Generally speaking, Japanese people are quiet. (一般的に言って、日本人は静かだ)

さて、文中にbe動詞が使われる場合、副詞はbe動詞の直後に置かれることが多い。

  • I am currently working as a baseball coach. (私は現在、野球コーチとして働いている)

この例では副詞currentlyが、be動詞amの直後に配置されている。その場合も、be動詞の持つ「(何かがどこかに)ある」のイメージは変わらない。

8. be動詞と進行形(-ing形)

be動詞を使うことで、一般動詞を-ing形(進行形)として使うことができる。

まず、動詞の-ing形には「動作の最中」の基本イメージがある。eatingであれば「食べている最中」のニュアンスで使われる。

-ing形の基本イメージ

しかし、英語で-ing形はそれ単体で使うことはできない。「私は昼食を食べています」を次のように書くことはできない。

  • *I eating lunch now. (誤った例!)

そこで、be動詞の登場だ。be動詞を使うことで、主語と-ing形の動詞をつなぐことができる。

  • I am eating lunch now. (私は昼食を食べています)

ここでも、be動詞の持つ「(何かがどこかに)ある」の基本イメージは生きている。先の例文は次のように解釈できる。

  • 主語A: I (私)
  • 動詞: am (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: eating lunch now(昼食を食べている)
  • ⇒私は昼食を食べているという状態にある

I am eating lunch now.のイメージ

9. be動詞と受動態(-ed形)

be動詞を使うことで、一般動詞を過去分詞形として使うことができる。

まず、動詞の過去分詞形には「動作の最終段階」の基本イメージがある。例えば、closedであれば「閉める動作の最終段階」と「閉めるという動作が行われる対象」の2つの解釈が可能となる。

しかし、英語で過去分詞形はそれ単体で使うことはできない。「ドアはジョンによって閉められた」を次のように書くことはできない。

  • *The door closed by John. (誤った例!)

そこでbe動詞の登場だ。be動詞を使うことで、主語と過去分詞形の動詞をつなぐことができる。いわゆる受動態の文章だ

  • The door was closed by John. (ドアはジョンによって閉められた)

ここでも、be動詞の持つ「(何かがどこかに)ある」の基本イメージは生きている。先の例文は次のように解釈できる。

  • 主語A: The door (ドア)
  • 動詞: was (be動詞が変化したもの)
  • 状態B: closed by John(ジョンによって閉められた)
  • ⇒ドアはジョンによって閉められたという状態にあった

The door was closed by johnのイメージ

尚、動詞haveと過去分詞形を使った文法が現在完了形だ。過去分詞形の持つ「動作の時間的な最終段階」のイメージがそのまま使われる用法と言える。

  • I have done my homework. (私は宿題を終える状態を持っている=私は宿題を終えた)

10. be動詞の疑問文

英語の疑問文には大きく次の3種類が存在する。

  • Yes-No疑問文: YesもしくはNoで答えられる質問
  • WH疑問文: Who, Where, Howなどを使ったYes-Noで答えられない質問
  • 付加疑問文: 語尾にisn’t it?などの形を付ける質問

それぞれ、be動詞を使った場合の疑問文の作り方を簡単に説明しよう。

10-1. be動詞のYes-No疑問文

be動詞の疑問文はシンプルで、単純に主語とbe動詞の位置を入れ替えるだけでよい。

例を見てみよう。次の文はまだ疑問の形になっていない普通の文である。

  • You are happy. (あなたは幸せです)

主語とbe動詞の位置を入れ替え、語尾にクエスチョンマークをつけるだけで疑問文は完成だ。

  • Are you happy? (あなたは幸せですか?)

be動詞の疑問形

会話の際にはクエスチョンマークを表現できないので、語尾を少し上がり調子で読むようにしよう。

10-2. be動詞のWH疑問文

WH疑問文では、質問したい内容を示すWH語を先頭に置き、be動詞+主語の順番で文章を作る。

ここでは、「これはなんですか?」を英文にしてみよう。

まず、質問は物について尋ねているためwhatを使う。

  • What…

現在のことについて尋ねているので、時制は現在。「モノ」は3人称のため、be動詞はis。

  • What is…

最後に「これ」を意味するthisをつけて完成だ。

  • What is this?

10-3. be動詞の付加疑問文

付加疑問文の作り方にはルールがあるため、それを忠実に守ってパズルのように語を当てはめる。

*付加疑問文を作る手順

  1. 本文の動詞が肯定・否定のどちらかを確認
  2. 本文の最後に「, (コンマ)」を置く
  3. 本文の動詞が肯定なら否定、否定なら肯定の疑問形の短縮形を置く
  4. 本文の主語に対応する代名詞を置く

Taro is a doctor. (太郎は医者です。)を付加疑問文に変化させながら、手順を説明しよう。

ステップ1は「本文中の動詞が肯定・否定のどちらかを確認」だ。先の例では動詞はisであるため、これは肯定形で使われていることが確認できる。

ステップ2は「本文の最後に, (コンマ)を置く」だ。ピリオドのかわりにコンマを置こう。

  • Taro is a doctor,

ステップ3は「本文の動詞が肯定なら否定、否定なら肯定の疑問形の短縮形を置く」。ここでは本文で肯定形のisが使われていたため、それの否定の疑問形であるisn’tを使う。ここが付加疑問文で唯一わかりにくいところだ。

  • Taro is a doctor, isn’t

最後に、「本文の主語に対応する代名詞を置く」。Taro(太郎)は代名詞He(彼)が該当するため、語尾にheをつければ完成だ。

  • Taro is a doctor, isn’t he? (太郎は医者ですよね?)

11. be動詞の否定形

be動詞に直接notをつけることで、「〜でない」の意味で否定形を作ることができる。

  • I am not Tom. (私はトムではありません)
  • You are not going to Tokyo, right? (あなたは東京に行かないんですよね?)
  • My boss and I were not in the office. (上司と私は事務所にいませんでした)

be動詞とnotは短縮形を使うことができる。これは会話やカジュアルな文章で使われる表現である。

  • is not: isn’t
  • are not: aren’t
  • was not: wasn’t
  • were not: weren’t

尚、かつてはam notをain’tと短縮したが、現代では使われない。そのため、am notには短縮形が存在しない。

12. be動詞の過去分詞形

1-2. be動詞の形』にて、be動詞の変化を表でまとめた。

さて、be動詞には現在形・過去形の他に、過去分詞形という形が存在する。これは、現在完了や受動態などでbe動詞が使われる際の形で、人称にかかわらず次の1種類となる。

be動詞の過去分詞形: been

(トイグル)

過去分詞形には「動詞の最終段階」の基本イメージがある。

beenは「(何かがどこかに)あるの最終段階」となるが、これは日本語で説明しづらい概念だ。例文を見てみよう。

  • I have been a pianist for 12 years. (私は12年間ピアニストをやっている)

「最終段階」を意味するbeenを使っている、ピアニストを開始した段階、4年後、8年後と様々な時期を経て、12年目の今この瞬間に焦点を当てている様子が伺える。

I have been a pianist for 12 years.のイメージ

このように、be動詞の過去分詞形は「been」で表される「状態の最終段階」であることを覚えておこう。

13. まとめ

当エントリーでは、be動詞の使い方を解説してきた。

be動詞は様々な用法で使用されるものの、そこには「何かがどこかにある」のシンプルな原理が元になっていることが、お分かりいただけたと思う。

be動詞は出現頻度が高いため、これを理解すると英語力は格段に上がる。わからなければ何度も学び、確実にマスターしていこう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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