どちらが有利?TOEIC IPテストと公開テストの違い

TOEIC®Listening&Reading Testでは、公開テストとIPテストの2種類を受験することができる。

トイグルでは、この2つの試験の違いを簡単に解説していきたい。

1. TOEIC IPテストとは?

TOEIC® Listening&Reading Testは、英語コミュニケーション能力を測る資格試験である。

一般の受験者が受ける試験は「公開テスト」と呼ばれる。

各受験者が個人として申し込み、受験、結果の受け取りの全プロセスを行う。通常、「TOEIC」と呼ばれるものは公開テストを指すことが多い。

一方、IPテストはInstitutional Programの略で、企業・学校等の団体向けTOEIC試験である。

自分が所属する企業・学校が10人以上の受験者を集め、その敷地を会場としてTOEICを受験する。受験者に取っては手続きが楽な上、試験料も公開テストより安い。

その他、TOEICにはSWテストとBridgeテストも存在する。その特徴を簡単にまとめよう。

TOEIC 公開テストTOEIC IPテストTOEIC BridgeTOEIC SW
・リスニングとリーディングの2科目

・申込み、受験、結果受け取りまですべて個人で行う

・2016年5月に改訂の「新形式試験」を受験

・リスニングとリーディングの2科目(公開テストの過去問を使用)

・申込み、受験、結果受け取りまですべて団体で行う

・2016年5月に改訂の「新形式試験」を受験

・リスニングとリーディングの2科目

・一般のTOEICより難易度が低い「入門版」

・一般のTOEICとは別の採点基準

・スピーキングとライティングの2科目

・一般のTOEICとは別の採点基準

・スピーキング単体での受験も可能

2. TOEIC公開テストとIPテストの違い

公開テストとIPテストの違いを比較していきたい。

  公開テスト IPテスト
問題形式
  • リスニング・リーディングの200問
  • 毎回新しい試験が作られる
  • リスニング・リーディングの200問
  • 過去の公開テストが再利用される
申込み
  • 個人で申し込む
  • 顔写真が必要
  • その団体が行う
  • その団体で受験者が10名以上必要
  • 顔写真は不要
開催場所
  • TOEIC協会が指定する会場
  • IPテストを申し込んだ団体が自由な場所を会場にできる
開催回数
  • 年間10回
  • その団体が実施したい時にいつでも開催できる
受験料
  • 5,725円(1人あたり)
  • 5,092円(リピート割引)
  •  4,155円(1人あたり)
試験監督
  •  TOEIC協会のスタッフが行う
  • 申し込みをした団体自身で行う
結果確認
  • 受験者個人で行う
  • 約3週間後にオンライン発表
  • 約4週間後に郵送
  • その団体が行う
  • 5営業日後にオンライン発表(協会が試験資材を受領してから)
公式認定書
  • あり(試験の約4週間後に発送)
  • なし

3. IPテストに関するQ&A

IPテストに関するよくある疑問をQ&A形式で解説していきたい。

尚、これはあくまで筆者の個人的な見解であり、TOEIC協会の公式発表ではない。

3-1. IPと公開テスト、どっちを受けるべき?

これまで見たように、IPテストと公開テストの違いは受験方法といった、手続き的な側面だけである。

どちらもTOEIC試験に変わりはないため、有利・不利の差はない。日程的に都合の良いほうを受ければOKだ。

ただし、IPテストは公式認定証ではなく、スコアレポート(個人成績表)と呼ばれる書類で発行される。この点は注意しよう。

3-2. IPテストのほうが簡単?

公開テストは毎回新しい問題が作成される一方、IPテストは公開テストの過去問が再利用される。難易度そのものは全く変わらない。

また、TOEICは問題用紙を持ち帰れないので、過去に何度も公開テストを受けたとしても、その内容を暗記するのは不可能だ。この意味でも、2つの試験に有利・不利の差はない。

尚、IPテストは韓国で実施された公開テストが使われているという噂もあるが、その真相は定かではない。

3-3. IPテストは旧形式試験を採用している?

TOEIC公開テストは2016年5月に試験内容の一部が改定され、いわゆる「新形式試験」に変更された。

IPテストは2017年3月の実施分まで「旧形式試験」が使用されていたが、2017年4月以降は「新形式試験」で受験する。

よって、TOEIC Listening&Reading Testは、すべて「新形式試験」に変わったことになる。

3-4. IPテストの結果は履歴書に書けるのか?

IPテストと公開テストはどちらも正規のTOEIC試験であるため、堂々と履歴書に記入することができる。

IPだからと言って、公開テストよりも価値が劣るわけではない。履歴書にわざわざ「IPテストのスコア」と書く必要もない。

3-5. IPテストはどんな団体が行っている?

IPテストは10名以上の参加者が集まれば、基本的にはどんな団体でも開催することができる。

実際は、企業、大学、民間の英会話スクールが行っていることが多い。

3-6. 自分が所属していない団体のIPテストに参加できる?

自分が所属していない団体のIPテストには、参加することはできない。

あなたの会社・大学・英会話スクール等がIPテストを実施していなければ、受験できるのは公開テストのみとなる。

4. IPテスト以外で団体受験する方法

おまけとして、企業・学校の担当者のために、IPテスト以外の団体受験方法を紹介しよう。

あなたの組織が様々な事情でIPテストを受けられない場合、通常のTOEIC公開テストを団体受験することができる。

受験料の割引はないが、公式認定書が発行されるメリットもある。

  公開テストの団体一括受験 IPテスト
問題形式
  • リスニング・リーディングの200問
  • 毎回新しい試験が作られる
  • リスニング・リーディングの200問
  • 過去の公開テストが再利用される
申込み
  • 団体単位で行う
  • その団体で受験者が10名以上いなくてはならない
開催場所
  • TOEIC協会が指定する会場
  • IPテストを申し込んだ団体が自由な場所を会場にできる
開催回数
  • 年間10回
  • 団体がIPテストを実施したい時にいつでも開催できる
受験料
  • 5,725円(1人あたり)
  • 4,155円(1人あたり)
試験監督
  • TOEIC協会のスタッフが行う
  • 申し込みをした団体が行う
結果確認
  • 公式認定証
  • スコアロースター (成績一覧表)
  • テスト結果データファイル
  • 試験日から30日以内
  • スコアレポート (個人成績表)
  • スコアロースター (成績一覧表)
  • 5営業日後にオンライン発表 (協会が試験資材を受領してから)
支払い
  • 申込み受領後に請求書を発送
  • 請求書発行月の翌月末までに支払い
  • テスト資材受領日から5営業日後に請求書を発送
  • 請求日付の翌月末日までに支払い

(TOEICテスト 実施要領から筆者作成)

団体でTOEICを受験する場合は、双方のメリット・デメリットを考え、最適な選択肢を選ぼう。

5. まとめ

当エントリーでは、TOEIC公開及びIPテストの違いを、様々な角度から紹介してきた

どちらの試験を受けることになっても、それは正規のTOEIC試験であることに変わりない。

入念に準備をし、最高のスコアを取れるようがんばろう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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