形容詞とは|例文でわかる英語の形容詞5種類の使い方

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英文法の中でも、比較的軽視されがちな品詞が形容詞だ。

しかし、形容詞は名詞と共に使われる品詞ゆえ、文中での登場回数が多い。たくさん使われるということは、それだけミスを犯してしまう可能性が高まることを意味する。

そこでトイグルでは、英語の形容詞の用法を基礎から応用までの総まとめにした。読み進めていくうりに、理解していたつもりがウル覚えだったことに気がつく場面もあるだろう。1つずつ着実にマスターするようにして欲しい。

1. 形容詞とは何か?

はじめに、形容詞と呼ばれる単語がどのような特徴を持っているか再確認をしよう。

意外なことに、漠然とした理解で学習を進めてしまっている人が多いのだ。一歩先のレベルに上がるためには、基礎知識の正しい理解が非常に重要となる。

1-1. 形容詞の定義

コリンズコウビルト英英辞典によると、形容詞(adjective)は次のように定義されている。

An adjective is a word such as “big”, “dead”, or “financial” that describes a person or thing, or gives extra information about them.

(意訳: 形容詞とは”big(大きい)”、”dead(死んでいる)”、”financial(財務の)”のように、人やモノの特徴を述べる、あるいはそれらに関する追加情報を与える単語。)

出典: コリンズコウビルト英英辞典

形容詞を一言でいうなら、名詞に新しい情報を追加する単語のことを指す。

ここで言う「情報の追加」を、これまでの英文法では「修飾」という言葉を用いて説明してきた。

しかし、不必要に難しい単語を用いることで文法の理解が妨げられないよう、トイグルでは形容詞の役割を「追加情報を与える」で統一したいと思う。

1-2. 形容詞は語尾で見分ける

それでは実際に、英語で形容詞と呼ばれる単語を見ていこう。

形容詞は頻繁に使われる文法ゆえ、千を超える単語がそれに該当する。すべてを覚えるのは不可能だし、その必要はない。

そこでヒントとなるのが、単語のカタチだ。

実は英語の形容詞は、名詞の語尾に何らかの文字が合わさることで出来ている場合が多い。次の例では、名詞”finance”に語尾”al”がくっつくことで、”financial”という形容詞が誕生してる様子を示している。

  • finance(財務) + -al(〜の) = financial (財務の)

代表的な語尾の例を見てみよう。

語尾 (付加される意味) 形容詞の例
-able/-ible (〜可能な) possible(可能な), accessible(アクセス可能な)
-al (〜の性質の) financial(財務の), special(特別な)
-ant (〜を起こす, 〜性の) brilliant(素晴らしい), compliant (素直な)
-ent (性質・状態) independent(独立した), different(異なる)
-ar (〜のような, 〜の性質の) similar(似た), popular(人気のある)
-ed (〜を持った,〜を備えた) limited(限定的な), related(関連した)
-ful (〜に満ちた) successful(成功した), useful(役に立つ)
-ic/-ical (〜に関する,〜的な) basic(基本的な), economical(経済的な)
-ive (〜の性質を持つ) massive(巨大な), active(活動的な)
-less (〜のない) useless(使えない), helpless(希望のない)
-ory (〜のような,〜の性質を持つ) contributory(一因となる), introductory(初歩的な)
-ous (〜の多い,〜に富む) enormous(巨大な), dangerous(危険な)
-y (〜の性質の) busy(忙しい), rainy(雨の), pinky(ピンクの)
-esque (〜のような) picturesque (絵のように美しい)

1-3. 形容詞と副詞の違い

形容詞はいたってシンプルな品詞であるものの、英語初級者がつまづくとすれば、それは副詞との使い方との混同であろう。

副詞も追加情報を与える単語である点では形容詞と一致しているものの、形容詞が名詞に意味を追加するのに対し、副詞は動詞あるいは形容詞に意味を追加する。

  • 形容詞 = 名詞に追加情報を与える単語 (例: cold day (寒い日))
  • 副詞 = 動詞あるいは形容詞に追加情報を与える単語 (例: very cold day(とても寒い日))

ほとんどの場合、副詞は形容詞の語尾に”-ly”がついた形となる。

例: financial(財務の) + -ly = financially (財務的に)

従って、英語の形容詞と副詞は、名詞に何かしらの語尾が加わって構成されていることになる。

  • 名詞+形容詞を表す語尾=形容詞
  • 形容詞+副詞を表す語尾=副詞

副詞に関しては、別の項目で詳細を説明しよう。

尚、次の表のように、形容詞と副詞で同じ形を取る単語が一部ある。

これらは文脈次第で形容詞・副詞のどちらとしても使えるので、混同しないよう気をつけよう(判断しにくい分、TOEIC等の試験で問われる可能性が高い)。

単語 形容詞としての意味 副詞としての意味
direct 直接の 直接に
fast 速い 速く
hard (物が)かたい、熱心に (物を)かたく、熱心な
high 高い 高く
late 遅れた 遅れて
long 長い 長く
straight 真っ直ぐな 真っ直ぐに
wrong 悪い 悪く

2. 形容詞の基本的な使い方

ここからは形容詞の使い方について解説していこう。英語の形容詞は、次に挙げる2つが主な用法となる。

  1. 名詞の前に置いて追加情報を与える
  2. 動詞の後ろに置いて追加情報を与える

初級者はこの2つを無理に分けて考えようとしてしまうが、英語は「形が同じであれば共通の意味がある」ため、実は同じ原理原則で動いている。1つずつ検証していこう。

2-1. 名詞の前に置いて追加情報を与える

形容詞は名詞の前に置かれることで、その名詞に追加情報を与える。次の例では、形容詞”beautiful(美しい)”が名詞”flower(花)”に追加の情報を与えている。

  • I bought beautiful flowers. (私は美しい花を買いました。)

英語の形容詞: 形容詞は前から名詞に意味を追加する

形容詞が加わることで名詞の使い方が変わるわけではない。名詞を主語にする場合も、形容詞を使って意味を追加することは可能だ。

  • Busy people tend to buy a bento box for lunch. (忙しい人々は昼食に弁当を買いがちだ。)

次に挙げる形容詞は、名詞の前のポジションで使われる場合が多い。

  • atomic (原子の)
  • countless (数えきれない)
  • digital (デジタルの)
  • eastern (東の)
  • existing (存在する)
  • indoor (屋内の)
  • introductory (初歩の)
  • maximum (最大の)
  • northern (北の)
  • occasional (時々の)
  • outdoor (屋外の)
  • southern (南の)
  • western (西の)

2-2. 動詞の後ろに置いて追加情報を与える

be動詞, “become(〜になる)”, “feel(感じる)”, “seem(〜と思われる)”など、連結動詞と呼ばれる一部の名詞が使われる時のみ、形容詞は後ろから主語となっている名詞に情報を追加することができる。

  • I am old. (私は年を取っている。)

英語の形容詞: 形容詞は後ろから名詞に意味を追加する

次の形容詞は、連結動詞と主に使われる場合が多い。

  • able (可能な)
  • afraid (恐れる)
  • alive (生きている)
  • alone (孤独な)
  • asleep (眠る)
  • aware (気づいている)
  • due (〜のためで)
  • glad (嬉しい)
  • ill (病気な)
  • ready (準備が整っている)
  • sorry (申し訳ない)
  • sure (確かな)
  • unable (不可能な)

尚、後ろから名詞に追加情報を与える用法は、学校英語や巷の文法書では「形容詞は連結動詞と共に使われる場合は補語となる」と教えられる。

しかしTOEICでもビジネス英語でも、大切なのは用語の暗記よりも使い方の理解だ。不必要に小難しい専門用語は学習の妨げになるので、トイグルでは極力、感覚で文法がわかるよう用語を排していきたい。

3. 形容詞の応用的な使い方

次に、形容詞の応用的な用法に移ろう。ここでは、英語を勉強していて「あれ?」と思う形容詞の使い方を説明している。一歩上の学習者になるためには欠かせない項目だ。

3-1. -body/-one/-thing+形容詞

特定のモノ・コト・ヒトを指さずに「何か・誰か」と表現できる名詞がある。これらは”somebody”, “anyone”, “something”, “anything”のように、”some”, “any”, “every”に-body/-one/-thingの語尾がついた形となっている。

これらの語句に形容詞を使う場合は、形容詞を常にその語の後ろに置くというルールがある。

  • I found something interesting. (ある面白いものを発見しました。)
  • How do you train somebody new? (新しい誰か(=新人)にどうやって教育をするのですか?)
  • She wants to go somewhere nice.  (彼女はどこか良いところに行きたい。)

3-2. 数字や大きさの単位を表す形容詞

数字、大きさ、長さ等の単位を表す形容詞は、名詞の後ろに置かれる。

  • I am 180 centimeter tall. (私の身長は180cmです。)
  • My son is 10 months old. (私の息子は10ヶ月です。)
  • The wall is about 16 inches think. (壁は16インチの厚さです。)

次の語は、数字、大きさ、長さ等の単位を表す形容詞の一例だ。

  • deep (深さ)
  • high (高さ)
  • long (長さ)
  • old (年)
  • tall ((身長等の)高さ)
  • thick (厚さ)
  • wide (幅)

3-3. 名詞の後ろに置かれる形容詞

「2-1. 名詞の前に置いて追加情報を与える」で解説したように、通常の形容詞は基本的に名詞の前に設置されることで意味を追加することができる。しかし反対に、名詞の後ろに直接置かれることで意味を追加する形容詞も一部存在する。

  • This is the problem involved in the plan. (これはそのプランに含まれている問題です。)

この用法は関係代名詞が省略されたものと解釈することができ、話し言葉よりも書き言葉で使われる事が多い。先の例では、”that is involved”の”that is”が省略された結果だと考えよう。

  • This is the problem that is involved in the plan. (これはそのプランに含まれている問題です。)

「2-2. 動詞の後ろに置いて追加情報を与える」のケースとの混同に注意しよう。今回の例は名詞の直後に形容詞を使う用法であり、使われる動詞の種類は一切関係ない。

3-4. 名詞の前後で意味が変わる形容詞

「3-3. 名詞の後ろに置かれる形容詞」で説明した通り、形容詞の中には名詞の直後に使われるものもある。そこで、名詞の前に置かれた場合と、後ろに置かれた場合で意味が異なってくる形容詞に注意しよう。

例えば、”concerned”という形容詞は、名詞の前に置くことで「心配している」、後ろに設置すると「関連している」の意味となる。

  • the concerned mother (心配しているその母親)
  • the mother concerned (関連しているその母親)

他にも、次の形容詞はポジションによって意味が変化する。

形容詞 意味(名詞の前) 意味(名詞の後ろ)
involved 複雑な 関連している
present 現在の 出席している、存在する
proper 適切な 本来の
responsible 信頼できる 責任を負うべき

4. -ing形容詞と-ed形容詞の違い

学習を進めていると、一見動詞に見えるような-ingあるいは-edがついた形容詞を見かけることがある。

この2つは対照的な意味を持っており、違いがわからず困った方も多いのではないだろうか。本項目で詳細を説明しよう。

4-1.「〜させる」を意味する-ing形容詞

-ingのイメージは「〜をしている最中」である。始まりと終わりがある行動の中で、それを今まさに行っているような生き生きとした感じを出すのが、-ing形の持つ機能だ。

下の図の赤線で囲まれた部分のように、今行っている行動に焦点が合わさる感覚を持っている。

英語の形容詞: -ing形のイメージ

例えば、「高齢化社会」は形容詞ageingを使ってageing societyと表現する。-ingを使うことで、今まさにageしている状態を表すことができるのだ。

英語の形容詞: ageing society

-ing形は「〜している最中」を意味するため、言い換えればその主語が何かの目的に対して働きかけをしていることになる。

このことから、「〜させる」という基本イメージも同時に持っている点が特徴だ。これは後ほど説明する-ed形の形容詞と逆なので、覚えておこう。

-ing形でよく使われる形容詞は次のとおりだ。

  • amazing (驚かせる)
  • annoying (ウザい)
  • astonishing (びっくりさせるような)
  • boring (退屈させる)
  • charming (チャーミングな)
  • disappointing (失望させる)
  • embarrassing (やっかいな)
  • exciting (わくわくさせる)
  • interesting (興味深い)
  • shocking (ショッキングな)
  • surprising (驚かせる)
  • tiring (疲れさせる)

いくつか、例文も見てみよう。

  • What a boring book! (なんて退屈させる本なんだ = なんて退屈な本なんだ)
  • That was an exciting game. (あれはわくわくさせる試合でした。)
  • Working at ABC is an interesting experience. (ABC社で働くことは興味深い経験です。)

4-2.「〜された」を意味する-ed形容詞

-edは動詞でよく用いられる語尾であり、現在完了形(例: I have been there twice.)や受動態(例: I was given a candle.)として使われることが多い。

-edの基本イメージは、動詞の動作の最終段階である。

動詞は何かの動作を示す単語であり(例: go=行く)、その動作のプロセスの最終段階に焦点を当てると「完了」になり、動作の対象の最終段階に焦点を当てると「動作を受ける人」になる。

受動態は行為を受ける人が主語となるので、この-ed形のイメージがまさにピタリと当てはまるのだ。

英語の形容詞: -ed形のイメージ

-edが語尾についた形容詞も、この「行為を受ける人」のイメージがそのまま使われる。言い換えれば、-edがついた形容詞は「(その名詞が)〜される」の意味が伴って使われるのだ。

例えば、surprisedは「驚かされる」の意味がある。I was so surprised.なら「私はとても驚かされた」なので、もう少し自然に訳すなら「私は驚いた」の意味になるのだ。

英語の形容詞: I was so surprisedのイメージ

-ed形でよく使われる形容詞は以下のとおりだ。

  • astonished (驚いた)
  • bored (退屈した)
  • depressed (意気消沈した)
  • delighted (喜んで)
  • disappointed (失望した)
  • excited (わくわくした)
  • interested (興味がある)
  • satisfied (満足した)
  • shocked (ショックを受けた)
  • surprised (驚いた)
  • tired (疲れた)

いくつか、例文も見てみよう。

尚、英語と日本語は相性の悪い言語なので、どうしても翻訳をすると-ed形の機能がわかりづらくなってしまう。翻訳は気にせず、主語と-ed形容詞の関係に注目して欲しい。

  • He was bored with the lecture. (彼はその講義に退屈させられた=退屈している)
  • There is an excited audience. (興奮させられた聴衆がいる=興奮している)
  • I am interested in economics. (私は経済学に興味があります。)

4-3. -ing形容詞と-ed形容詞の使い分け方

これまで、-ing形容詞と-ed形容詞の違いについて見てきた。-ingには「〜している最中」の基本イメージがあり、形容詞では特に「〜させる」の意味を持っている。-edは動作の最終対象に焦点が合わさるので「〜された」で使われる。

これらが理解できても、実際に形容詞を目の前にした時、どちらのカタチを選べばいいのか判断に困ることがある。いくつか練習問題を使いながら、これら形容詞の使い分けを再確認していこう。

問1: boring or bored?

I feel _______.

ここでの正解はboredだ。I(わたし)は退屈させているのではなく、退屈させられていると感じている。従って-ed形容詞boredが適切である。

日本語で英語を考えると「私は退屈している」を直訳してboringを選んでしまいがちだ。

確かに-ingには「〜している最中」の基本イメージがあるが、その動作は相手に対して行われているため「〜させる」の意味があることは、説明したとおりだ。

このように英語を日本語で解釈してしまうと間違いが起きるので、英語はあくまで英語のイメージを覚えることが大切である。

問2: boring or bored?

He is the most _______ person I’ve ever met.

この問題の正解はboringとなる。主語はHe (彼)であり、I’ve ever met(私がこれまで会った中で)最もboringさせると解釈するのが自然と言えよう。「彼は私がこれまで会った中で、最も私を退屈させる人」の意味となる。

問3: shocked or shocking?

That was ______ news.

正解はshocking。ニュースそのものはショックを人に与えるものなので、「〜させる」の意味を持つ-ing形が適切だ。

仮に-edを使うとショックを与えられたニュースという、わけがわからない意味になってしまう。ニュースは生き物ではないので、ショックを人に与えることはあっても、与えられることはできない。

-ing形容詞と-ed形容詞は英語の感覚が必要なので、慣れるまで多少の時間がかかる。毎回使い方を確認し、少しずつものにしていこう。

5. 形容詞の順番

形容詞は名詞に対して何も1つではなく、2つ以上を用いることもできる。ここでは、複数の形容詞を使う際のルールを確認していこう。

5-1. 形容詞は強調したい順序に自由に配置できる

原則として、2つ以上の形容詞は自分の自由に並べて使うことができる。英語では重要な情報を文の前に持ってくることが推奨されるので、自分が強調したいほうの形容詞を先に使おう。

しかしながら、一般的には自分の意見を表明する形容詞を先に、物事を描写する形容詞を後ろに持ってくる習慣がある。

次の例では、beautifulで「美しい」と自分の意見を述べている形容詞を先に、pink(ピンク)という単に色を表す形容詞を後ろに使っている。

  • She bought a beautiful pink shirt. (彼女は美しいピンクのシャツを買った。)

また、自分の意見を伝える形容詞でも、goodやlovelyなどの広い意味の形容詞を、comfortableやcleanといったより特定の意味を持つ語の前に持ってくる事が多い。

  • He always wears a nice clean shirt. (彼はいつもカッコいいキレイなシャツを着ている。)

5-2. 量や数を表す形容詞の順番

量や数を表す形容詞の場合、配置する順番は慣習的に次のように決まっている。

  1. サイズ (例: large)
  2. 年齢 (例: young)
  3. 形 (例: round)
  4. 色 (例: blue)
  5. 国籍 (例: Japanese)
  6. 素材 (例: cotton)

次の例では、年齢⇒国籍の順番に形容詞を並べている。

  • There were a lot of old Japanese ladies in the room. (その部屋には、たくさんの年配の日本人女性がいた。)

サイズ、色、素材を使った例も見てみよう。

  • I bought a large white plastic bag. (大きくて白いプラスチックのカバンを買った。)

しかし、これも絶対に従わなくてはならないルールではない。何らかの理由で強調をしたい形容詞があれば、それを先に並べることも可能だ。

5-3. 比較を表す形容詞は先

いわゆる比較級と呼ばれる、対象物を比べる際に用いる文法を使った形容詞は、他の形容詞よりも前に並べることが一般的だ。

  • Tokyo has better Japanese Sushi restaurants. (東京はより良い鮨屋がある。)
  • He is the best American actor. (彼は最高のアメリカ人俳優だ。)

6. 文章をつなぐ形容詞

ここまでの解説で、形容詞の使い方と役割については十分おわかりいただけたと思う。

さて、実際の文章内では、形容詞はそれ自身が単独で用いられると言うより、他の語句と一緒になることで様々な意味を作っていく。ここでは、形容詞と前置詞、to不定詞、及びthat節との使い方を取り上げよう。

6-1. 形容詞+前置詞

形容詞は、前置詞と共に用いられることが多い。前置詞の違いで意味が変わる形容詞もあるため注意が必要だ。代表的なものをいくつか紹介しよう。

*前置詞ofを使う形容詞

  • afraid (恐れる)
  • ashamed (恥ずかしい)
  • critical (決定的な)
  • frightened (怯える)
  • proud (誇りのある)
  • scared (おびえた)
  • suspicious (疑う)
  • terrified (ぞっとする)
  • tired (疲れた)

例えば、tiredをそのままの形で使うと「疲れた」の意味になるが、前置詞ofを伴うと「うんざりしている」に変化する。

  • I’m so tired. (私はとても疲れた。)
  • I’m tired of his complains. (彼の文句に疲れている=うんざりしている。)

*前置詞withを使う形容詞

  • bored (退屈な)
  • displeased (嬉しくない)
  • dissatisfied (満足していない)
  • impatient (我慢できない)
  • pleased (嬉しい)
  • satisfied (満足している)

例を見てみよう。

  • I am bored with football. (サッカーに退屈さを感じます。)

*前置詞atを使う形容詞

  • amazed (びっくりした)
  • astonished (驚く)
  • surprised (驚く)
  • bad (悪い)
  • excellent (素晴らしい)
  • good (良い)
  • useless (使えない)

例を見てみよう。

  • I am good at baseball. (私は野球が得意です。)

*前置詞forを使う形容詞

  • difficult (難しい)
  • easy (簡単な)
  • essential (本質的な)
  • important (重要な)
  • necessary (必要な)
  • unnecessary (不必要な)
  • possible (可能な)
  • impossible (不可能な)

例を見てみよう。

  • It is easy for me to read three books a day. (一日三冊の本を読むことは、私にとっては簡単です。)

*異なる前置詞と共に使える形容詞の例

いくつかの形容詞は、異なる前置詞を用いることで異なる意味を作る。

  • good (良い)
  • kind (親切な)
  • mean (意地悪な)
  • nasty (不快な)
  • nice (素敵な)
  • polite (礼儀正しい)
  • rude (失礼な)

例を見てみよう。

  • It was rude of her to leave so suddenly. (彼女がそんなにすぐに立ち去るのは失礼である。)
  • She was rude to him for no reason. (意味もなく彼女は彼に対して失礼な態度を取る。)

6-2. 形容詞+to不定詞

形容詞にto不定詞をつなげることで、「(to不定詞以下の内容)は〜だ」といった意味を作ることができる。

toには何かの目標に向かって前に進んでいるイメージがあるため、to以下は未来を表す内容である必要がある。

また、to以下で主語を指定することはできないので、その文の主語とto以下の主語が同じ場合のみ、形容詞+toを使うことができる。

英語の形容詞: toのイメージ

次の例では、主語I(わたし)がこれから家に帰ろうとしている状況であるため、形容詞+toが使われている。

  • I am afraid to go home. (恐れ入りますが帰宅します。)

to不定詞と共に使われることが多い形容詞は以下のとおりだ。どれも未来を表す内容ばかりであることに気が付かれるであろう。

  • able (可能な)
  • bound (きっと〜する)
  • due (〜のはずである)
  • liable (〜しがちである)
  • likely (〜しそうである)
  • prepared (進んで〜する)
  • ready (進んで〜する)
  • unlikely (〜しそうにない)
  • unwilling (〜したくない)
  • willing (喜んで〜する)

6-3. 形容詞+that節

形容詞にthat節をつなげることで、さらに多くの情報を追加することができる。

that節はto不定詞と異なり、過去あるいは現在のことを表す場合に使われる。また、that節内で主語を設定できるので、必ずしも文の主語と一致している必要はない。

次の例では、文の主語はI(わたし)で、that節ないの主語はhe(彼)となっている。[he was coming]とhappyと感じた、という構成でてきた英文だ。

  • I was happy that he was coming. (彼が来ることを嬉しく思った。)

that節と共に使われることが多い形容詞は、以下の通りである。

  • awful (ひどい)
  • bad (悪い)
  • essential (本質的な)
  • funny (愉快な)
  • good (良い)
  • important (重要な)
  • interesting (興味深い)
  • obvious (明白な)
  • true (正しい)

7. まとめ

一見シンプルに思える形容詞もきちんと文法項目を学ぶことで、意外な奥深さがあることに気が付かれただろう。形容詞は会話・文章問わず頻出する単語なので、しっかり学習しておこう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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