海外MBAホルダーが選ぶ洋書おすすめ30選

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英語力に自信がついてきたら、次に挑戦したいのは洋書だろう。

しかし、洋書の選び方で困っている方も多いはずだ。

そこでトイグルでは、ビジネスパーソンにおすすめしたい洋書30選を紹介しよう。洋書初心者から上級者まで満足いただけるよう、幅広いジャンルから選んでいきたい。

*目次

  1. 洋書選びのコツ
  2. 初心者向け洋書
  3. マーケティングのおすすめ洋書
  4. 洋書で読む経営学の古典
  5. 独立・起業おすすめ洋書
  6. 経済学のおすすめ洋書
  7. 会計・ファイナンスのおすすめ洋書
  8. まとめ

1. 洋書選びのコツ

はじめに、洋書選びのコツを3点紹介しよう。

  1. 今の英語力より一段階低いレベルの本を選ぶ
  2. 心から興味のあるジャンルを選ぶ
  3. すぐに手に入る

ひとことで言えば、「辞書に頼らず内容を理解できて、ほしい時にすぐ入手でき、興味を持って楽しく読み切れる本」である。

さて、洋書は大型書店でも取り扱いが少ない。Amazonで紙の本を注文しても海外からの輸入が多く、3〜4週間近く待つことはザラだ。

そこで当エントリーでは、可能な限りKindle版(Amazonの電子書籍)で紹介しよう。読書熱が冷めないうちに買って読み始めるのが、洋書継続のコツである。

2. 初心者向け洋書(5冊)

洋書がはじめての方に向け、初心者向けの本を5冊ほど紹介しよう。目安としてはTOEIC750点を既に持っていて、さらに高いレベルを目指したい方におすすめだ。

1冊目: ジャパン FAQ

「ジャパン FAQ 」は多読のために作られた、ラダーシリーズというリーディング教材だ。

我々が知っている日本の政治・経済・文化等について書かれているため、内容が頭に入りやすい。各チャプターが非常に短く区切られているので、読んでいる途中にわからなくなってしまうこともないだろう。

2冊目: スティーブ・ジョブズ・ストーリー

「スティーブ・ジョブズ・ストーリー」はその名の通り、Appleの創業者、故スティーブ・ジョブズの伝記である。

不良大学生が自宅のガレージでパソコンを作り、起業していったん成功するも自分の会社をクビになり、その後Appleに戻ってiPhoneをヒットさせるといった、ジョブズの事業家としての一生を、簡単な英語で読むことができる。

3冊目: Facebookを創った男: ザッカーバーグ・ストーリー

ジョブズが一世代前の起業家だとしたら、リアルタイムで活躍するのが、Facebook創業者マーク・ザッカーバーグである。

こちらも、大学生がノリで作ったWebサービスがたちまちヒットし、幾多の試練を乗り越えてFacebookを今の形にした軌跡を、平易な英語で楽しむことができる。

4冊目: 日本の経済

「経済の勉強がしたい。しかし、英語の勉強もしたい。」 そんなあなたにオススメなのが、「レバレッジ学習法」だ。簡単に言えば、経済の本を英語で読むことで、一石二鳥の効果を狙うものである。

洋書初心者であれば、いきなり分厚い専門書を読むことはおすすめしない。そこで手に取りたいのが「日本の経済 The Japanese Economy」だ。英文が短く区切られているため、洋書初心者でも日本経済の概観を学ぶことができる。

5冊目: 本田宗一郎物語

日本には世界的に知られる実業家はたくさんいるが、その1人が本田宗一郎氏だ。

世界中のどこに行っても、車メーカー「Honda」を知らない人はいない。そんなホンダを作り上げた故・本田宗一郎氏の物語。日本人ならぜひとも読んでおきたい。

注: これら5冊はどれも日本の出版社が出しているので、厳密には洋書ではない。しかし、「英語で書かれた本」という意味で、当エントリーで紹介している。

3. マーケティングのおすすめ洋書(5冊)

ここから、英語圏の国で実際に売られている洋書を紹介していこう。TOEIC800点を超えたらどんどん読んでいきたい。

まずはマーケティング関連の本を5冊取り上げる。

6冊目: Business Model Generation

「Business Model Generation」は、ビジネスモデルの設計をテーマにしたビジネス書だ。日本でも『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』と翻訳され、販売されている。

最大の特徴として、視覚的な読みやすさが挙げられる。絵本の用に図や表が中心となっているため、文字数は少ない。洋書に慣れていなくてもスラスラ進むため、「1冊読みきった!」と達成感を味わうことができるだろう。

7冊目: The Blue Ocean Strategy (ブルーオーシャン戦略)

もはやビジネス用語の常識になりつつある「ブルー・オーシャン」の元となったのが、この「The Blue Ocean Strategy」だ。

ブルーオーシャン戦略とは、従来の付加価値のいくつかを思い切って削り、新たな付加価値を加えることで、競合他社とは違うポジショニングを取るプロセスを指す。

使われている英文はさほど難しくないため、多読の教材として最適だろう。

8冊目: Barron’s Marketing (バロンズ・マーケティング)

マーケティングの概略がつかめる本のオススメが「Barron’s Marketing」である。

Barron’s(バロンズ)はアメリカの出版大手で、経営学に限らず経済やTOEIC参考書など、教育関連が強みだ。Barron’s Marketingは624ページと長いが、専門用語が少ないので、事前知識ゼロでも読むことができるだろう。

9冊目: The Art of Social Media

現代のマーケティング戦略は、インターネットなしには語れない。その中でも特に重要なのがソーシャルメディアであり、「The Art of Social Media」はSNS上で人を惹きつける方法を解説している。

従来のソーシャルメディア本のような、Facebookの使い方など基礎的な知識は省かれている。代わりに、成果を上げるプロフィール画像の作り方や、より多くの人に見られる投稿方法など、極めて実践的な内容が特徴だ。

10冊目: Crossing the Chasm

マーケティングに詳しい方なら、「イノベーター理論」や「キャズム」という言葉を聞いたことがあるだろう。「Crossing the Chasm」は、これらのコンセプトを考案し世界に影響を与えた1冊である。

本書はやや専門的な内容のため、そのすべてを読む必要はない。イノベーター理論の結論部分を読むだけで、その概略をつかむことができる。

4. 洋書で読む経営学の古典(5冊)

続いて、日本でも有名な経営学の古典を紹介しよう。

ドラッカー、ポーターなど、名前を聞いたことがある方も多いはずだ。これら古典を原文のまま読めるのも、洋書の強みである。

11冊目: Management (マネジメント)

「Management」は、有名な経営学者ピーター・ドラッカーの「マネジメント」の原書である。かつて「もしドラ」で有名になった「マネジメント」はこの本を指す。

609ページと流石に分厚いが、英語そのものは難解ではない。テクニカルな経営論ではなく、経営哲学に近い内容のため、事前知識がなくても読むことができるだろう。

12冊目: The Essential Drucker

ドラッカーは数多くの名著を残したが、そのエッセンスを1冊にまとめたのが「The Essential Drucker」である。

本そのものは368ページのため、先ほどの「Management」より少ない。ドラッカー入門に最適な1冊だ。

13冊目: On Competition (経営戦略論)

「On Competition」は、邦題では『経営戦略論』として販売されている、経営学者ポーターの代表著作の1冊だ。

ポーターは現代でも使われる経営分析のフレームワークを数多く開発し、今もなお経営学の世界で大きな存在感をはなっている。すぐに読める本ではないが、1度挑戦してみるのもいいだろう。

14冊目: Principles of Marketing

ドラッカー、ポーターと並ぶ経営学の巨匠が、フィリップ・コトラーである。「Principles of Marketing」はコトラー監修のもと作られた、最新のマーケティング概略書である。

これは英語圏の大学でも使われており、経営学を志す人が幅広く読めるよう設計されている。そのため、意外なほど英語に苦労せず進めることができるだろう。

15冊目: Japan as No.1 (ジャパン・アズ・ナンバーワン)

戦後、日本は奇跡の経済成長を遂げた。日本の車や家電が世界を駆逐し、アメリカを抜いて日本が世界一の経済大国になるのも時間の問題と思われた。

その時、日本型経営の強みを分析したのが「Japan as No.1 (ジャパン・アズ・ナンバーワン」)」である。残念ながらKindle版は発売されていないため、紙の本で入手しよう。

5. 独立・起業おすすめ洋書(5冊)

独立・起業を志す人にとって、起業先進国アメリカの本からは多くの学びを得ることができる。オススメの5冊を紹介しよう。

16冊目: Steve Jobs: The Exclusive Biography (スティーブ・ジョブズ)

日本でも邦訳が発売され話題になったのが、「Steve Jobs: The Exclusive Biography」だ。スティーブ・ジョブズの壮絶な人生を綴った1冊だ。

こちらは物語調で書かれているため、これまで紹介したような教科書とは違い、カジュアルな語彙が多く使われている。慣れていないと読みにくいが、単語力を伸ばすためにもぜひ挑戦してみよう。

17冊目: The Art of the Start 2.0

「The Art of the Start 2.0」は、スティーブ・ジョブズの下でApple社のエバンジェリストとして働き、今はシリコンバレーの有名講演家ガイ・カワサキ氏が書いた、起業家のためのバイブルである。

起業本と言っても、日本の一部の本のような自己啓発的な内容ではない。第二のAppleやGoogleを目指す「世界を変える」ビジネスが、商品開発や資金調達をするための基礎知識が、主なコンテンツとなっている。

独立・起業を目指す人はぜひ読んでおきたい。

18冊目: The Lean startup (リーン・スタートアップ)

「The Lean startup」は「リーン・スタートアップ」の邦題でも発売されている、成功するビジネスづくりのハウツー本だ。

起業では試行錯誤が欠かせない。それを「とりあえずやってみて、後で考えよう」アプローチではなく、リーン・スタートアップと呼ばれる方法を利用することで、成果を最大化する。

起業家以外でも、社内の新規プロジェクトに携わる方には参考になるだろう。

19冊目: The $100 Startup

起業はハイリスク・ハイリターンと思われがちである。しかし、最近はインターネットの力があるため、低コストでの起業も可能になった。

「The $100 Startup」は100ドル(約10,000円)で行うスタート・アップというテーマで、マイクロビジネスでの独立をテーマにした本である。起業に興味がある方には面白い内容かもしれない。

20冊目: Managers NOT MBAs

MBA(経営学修士)は英語圏で特に人気の学位だが、そんなトレンドに批判的な立場なのが「Managers NOT MBAs」だ。MBAは内容の専門性がないため、マネジメント層の立場になるには、MBAはあまりオススメできないというのが主旨である。

独立・起業のためにMBAを取ろうと考えているなら、事前にこの本を一読することをススメたい。

21冊目: Rich Dad Poor Dad (金持ち父さん貧乏父さん)

「Rich Dad Poor Dad」は、約10年ほど前に世界的大ブームとなった「金持ち父さん貧乏父さん」の原書である。著者は日系アメリカ人のロバート・キヨサキ氏。

「自分のビジネスを立ち上げて、会社から搾取されず幸せに生きよう」という自己啓発チックな内容を、何百ページも使って物語調に構成する。既に日本語訳を読んだ方も多いと思うので、英語の勉強と割りきって挑戦してみてもいいかもしれない。

6. 経済学のおすすめ洋書(7冊)

続いて、経済学のおすすめ洋書を紹介しよう。

会社経営は経済活動の一部である以上、経済学の基礎知識を蓄えることは重要だ。

22冊目: Principles of Microeconomics (マンキューミクロ経済学)

「Principles of Microeconomics」は、経済学者グレゴリー・マンキューが書いた、ミクロ経済学の教科書である。洋書と言っても18〜20歳くらいの学部生が読むことを前提に作られているため、英語レベルは決して高くない。

英語で書かれた教科書は、世界中の大学で使われている。世界の知にアクセスすることができるのも、洋書の利点と言えよう。

23冊目: Principles of Macroeconomics (マンキューマクロ経済学)

「Principles of Macroeconomics」は、先に紹介したマンキューが書いたマクロ経済学の教科書である。

ミクロ編と合わせて読んでおきたい。

24冊目: Capital in the 21st century (21世紀の資本)

数年前に世界的な大ベストセラーとなったのが、トマ・ピケティの「21世紀の資本 (Capital in the Twenty-First Century)」だ。

こちらは696ページと非常に分厚いため、「Introduction (導入)」と「Conclusion (結論)」のみのつまみ読みがオススメ。これらは本書のサマリー(要約)となっているため、この2パートを読むだけでピケティの主張を理解することができる。

25冊目: Thinking, Fast and Slow (ファストアンドスロー)

「Fast and Slow」は行動経済学の入門書として、世界的な話題になった1冊だ。

経済学ではこれまで、人間は利得を最大化するため合理的に行動すると思われてきた。しかし、実際の人間は様々な感情に支配され、非合理的に意思決定をする。そのメカニズムを明らかにした本である。

26冊目: The Innovator’s dilemma (イノベーションのジレンマ)

もはやビジネス用語となった「イノベーションのジレンマ」を提唱したのが、この「The Innovator’s dilemma」である。

製品・サービスの作り手は、改良や高性能化といった持続的イノベーションに傾倒することが多い。そこに、既存製品よりも性能が劣っているが安価な商品が、破壊的イノベーションとして市場を席巻する。ビジネスパーソン必読の書と言えるだろう。

27冊目: The Economist 2050 (2050年の世界)

「The Economist 2050」は、イギリスのエコノミスト誌が作成した、2050年の未来予想図だ。経済だけでなく地球環境、科学、女性の地位など、20の項目から構成されている。

さすがに30年以上先の予想を真に受ける必要はないが、むしろそれらの分野で今何が起こっているかを確かめるには良い本だろう。

7. 会計・ファイナンスのおすすめ洋書(3冊)

最後に、会計・ファイナンス関連の代表的な洋書を紹介しよう。

28冊目: Barron’s Accounting (アカウンティング)

アカウンティング(会計)について洋書で学びたい方は、こちらの「Barron’s Accounting」がオススメだ。先に紹介した「Barron’s Marketing」と同じ、米国バロンズ社が出版している。

内容は基礎的なアカウンティングの知識がほとんどのため、既に会計の基礎がある方が、英語での表現方法を学ぶのに適している。

29冊目: Corporate Finance: European Edition (コーポレート・ファイナンス)

『Corporate Finance』は、企業活動に必要なファイナンスの知識を、基礎から応用まで幅広く学ぶことができる教科書である。筆者がMBA時代に教科書として使用した。

『ヨーロッパ版』という副題がついているため、厳密にはヨーロッパの会計基準に沿った内容となっている。しかし、ファイナンスの考え方自体は世界共通のため、英語でファイナンスを学ぶには適した一冊と言える。

30冊目: Valuation (企業価値評価)

最後に紹介するのが「Valuation」だ。邦題は「企業価値評価」。コンサルタント必読書として知られている。

概念そのものが難しいため、はじめは日本語版を完読するといいだろう。「Valuation」を原文で読めれば、英語圏の会社で働けるリーディング力は十分に備わっている。

8. まとめ

当エントリーではこれまで、ジャンル別のおすすめビジネス洋書30選を見てきた。ご自身の興味がある1冊を選び、英語力とビジネス力の両方を伸ばしていってほしい。

さて、洋書は和書より電子書籍化が進んでいるため、Kindle端末の使用をぜひともおすすめしたい。様々な種類があるが、「Kindle Paperwhite (キンドル・ペーパーホワイト)」が機能・価格的に最も手頃だろう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

 

*記事内のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

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コメント

  1. ななお より:

    これは量・数とも多いですね。 Toeic試験用にこれらの本から試験に出やすい記事をまとめた一冊の本とかないですかね?

  2. 田邉竜彦 より:

    >ななお様

    ご質問ありがとうございます。
    洋書に関しては、TOEIC700点以上を目指す中で、段階的な導入を勧めています。
    レベルごとに選ぶべき本は、こちらの記事にそれぞれまとめています。

    ▼TOEIC700点を社会人が仕事をしながら達成する方法まとめ
    https://toeic-guru.jp/toeic-700

    ▼TOEIC中級者が800点の壁を突破するためにすべき6つの対策
    https://toeic-guru.jp/toeic-800

    ▼仕事をしながらTOEIC900点を独学で達成するための全手法
    https://toeic-guru.jp/toeic-900

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