TOEICの難易度はどのくらい? 様々な資格試験と比較してみた

TOEIC 難易度

TOEIC受験を検討している方にとって、試験の難易度は重要な基準の1つだ。

そこでトイグルでは、TOEICの難易度を様々な角度から徹底分析していこう。

はじめにTOEICの難易度を一般論として解説した後、他の英語の試験、そして日本で主要な資格試験との難易度を比較検討してみたい。

*目次

  1. TOEICの難易度
  2. TOEICと英語系資格試験の比較
  3. TOEICと他の資格試験の比較
  4. まとめ

1. TOEICの難易度

はじめに、TOEICの全体像から明らかにしていこう。トイグルではTOEICの難易度を次のように分析している。

  • 大学入試センター試験より難易度が高い。
  • 英単語や文章のレベルは英検準1級に近いが、ボリュームが倍近くある。
  • スピーキング・ライティングがないため、TOEFLやIELTSよりも対策がしやすい。

受験者の英語レベルからも、TOEICの難易度を考えてみよう。

  • 英語初級者: 手も足も出ないほど難しい。まずはTOEIC Bridge等の違う試験からチャレンジすべし。
  • 英語中級者: まだ難しく感じるものの、自信を持って解ける問題が増えてくる。
  • 英語上級者: 解けない箇所は少ないため、速読や時間配分等のテスト対策を中心に行う。

1-1. TOEICリスニングセクションの難易度

TOEICは、リスニングとリーディングの2セクションから構成される。リスニングセクションは概ね次のような難易度となっている。

  • 会話スピード: 海外の映画やテレビで見られる実際の会話より、はるかにゆっくり。ただ、英語の試験としては決して遅くない会話スピード。
  • 会話の長さ: 前半(Part1と2)はワンセンテンスだが、後半(Part3と4)は平均30〜40秒ほど。後半は日本人にとって難しく感じられるだろう。
  • 発音: アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4カ国のナレーター。日本人はイギリス・オーストラリアのアクセントに苦戦しがち。
  • 英文の難しさ: 日常生活レベル。冗談やスラングなどは含まれない。
  • 設問: 音声を聞き取れれば答えられるシンプルな問題がほとんど。ただ、英文の「つまみ聴き」では正答率が大きく下がる。

TOEICリスニングは前半と後半で難易度が大きく変わる。多くの受験者が、後半の2パートでスコアの伸び悩みに苦労することになる。

1-2. TOEICリーディングセクションの難易度

続いて、TOEICリーディングセクションの難易度を見ていこう。

  • 文法: 基礎的な英文法に関する知識のほぼすべてが問われるため、範囲が膨大。
  • 単語: 英検準1級の単語問題より易しい。
  • 長文: スーパーの営業時間の変更、旅行代理店へのEメールなど、日常生活レベルの英文が中心。
  • 設問: 長文問題の答えはすべて文章内に書いてある。想像や予備知識が必要な問題はない。

英語の中〜上級者であれば、一見するとTOEICリーディングは簡単だと思われるかもしれない。しかし、200問の問題数の割に制限時間が70分と短いため、高い英語処理能力が必要になる。

その意味で、TOEICリーディングは決して難易度が高めとなっている。

2. TOEICと英語系資格試験の比較

次に、TOEICの難易度を客観的に計測していきたい。

下の表は、TOEICスコアを日本でメジャーな英語系試験4つと比べたものになる。それぞれ問題形式が異なるため、あくまで目安として捉えていただきたい。

TOEICスコアの換算表

例えば、TOEIC750点レベルであれば、英検なら準1級、TOEFL iBT65点、IELTS5.5、そしてセンター試験190点程度の実力とみなすことができる。

2-1. TOEIC350〜500点未満の難易度

TOEIC350点から500点までは、英検準2級(中学卒業レベル)と同程度と思ってもらってよい。日本人なら誰しもが学校で習った範囲のため、英語を思い出すだけで比較的容易に達成できるスコアと言える。

2-2. TOEIC500点〜750点未満の難易度

TOEIC500点から750点までは、英語の基礎的な力が問われる段階だ。英文法、単語、リスニング、そしてリーディングをバランス良く習得したい。

ここまでは、ある程度短期的にスコアを伸ばすことができる。目安として英検2級レベルだ。

2-3. TOEIC750点〜850点未満の難易度

TOEIC850点以上を目指すとなると、本格的なTOEIC対策が必要となってくる。問題集や模試をたくさんこなし、長所と短所を分析した上で、万全の体制で挑もう。

目安として英検準1級、TOEFLやIELTSで英米の大学入学レベルが必要となる。

2-4. TOEIC850点〜950点未満の難易度

TOEIC850点から950点の難易度は高い。990点満点のTOEICで平均8〜9割の問題に正解しなくてはならないため、大きなコミットメントが求められる。

目安として英検準1級から1級、TOEFLやIELTSで英米の大学院入学レベルが必要となる。

2-5. TOEIC950点以上の難易度

950点以上を目指すためには、高い英語力に加え、TOEICそのものに完璧に精通している必要がある。難易度は非常に高いが、膨大な勉強時間を費やせば決して不可能な壁ではない。

目安として英検1級、TOEFLやIELTSで英米の一流大学の大学院入学レベルとなる。

※TOEFLとIELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4科目で構成される。2科目のTOEICの勉強をしただけでは、これら2つのテストですぐに同程度のスコアを取ることは難しい。

3. TOEICと他の資格試験の比較

最後に、TOEICと日本でメジャーな他の資格試験を比較してみよう。ここでは合格に必要な勉強時間を、便宜的に難易度に置き換えて考えてみたい。

次の表は、それぞれの資格試験合格に必要な勉強時間を表す。

主要試験合格に必要な勉強時間

例えば、TOEIC450点の状態から850点までスコアを上げるには、約975時間の勉強が必要になる。これは、ゼロから日商簿記1級に合格するための800時間よりも長く、社会保険労務士に合格するための1,000時間より若干少ない。

このようにして見ると、TOEICでスコアを上げるためには、比較的長めの時間が必要ということになる。TOEICでハイスコアを取ることは、他の資格試験に合格するよりも難しと言い換えてもいいかもしれない。

4. まとめ

当エントリーでは、TOEICの難易度を様々な角度から分析してきた。

TOEICを英語系の資格試験と比べると、センター試験や、英検の上位レベルである準1級よりも難易度が高い。しかし、4科目から構成されるTOEFL・IELTSよりかは対策がし易いと言えよう。

他の資格試験と比較しても、TOEICスコアを上げるには比較的長めの時間がかかることがわかる。とは言え、公認会計士や司法試験といった超難関資格に比べれば、その難易度ははるかに低い。

TOEICに挑戦しようか迷っている方にとって、当エントリーが有益な情報になれば光栄だ。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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