「TOEICの有効期限2年説」は再発行期間が2年の間違い

TOEIC スコア 有効期限

取得したTOEICの点数に、有効期限は存在しない。しかし、この問題に関しては様々な見解や噂が流布されているため、混乱してしまった受験者も多いだろう。

そこで当エントリーでは、TOEICの有効期限に関するよくある疑問をQ&A形式で答えていこう。

※当エントリーの内容はトイグルの調査によるものであり、TOEIC協会の公式見解ではない。

Q1. TOEICに有効期限はある?

日本でTOEICを運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会は、TOEICスコアの有効期限に関して次のように説明している。

Q. スコアに有効期限はありますか?

A. (前略) スコアの有効期限はありません。

(国際ビジネスコミュニケーション協会より)

TOEICスコアに有効期限は存在しない。スコアを取得してから何年経っても、それはあなたのスコアであることには変わりないのだ。

Q2. TOEICの有効期限は2年と聞いたけど?

一部では、TOEICの有効期限が2年であるという間違った噂が広まっている。

これに関してトイグルでは、公式認定証の再発行期間が2年以内であることが、有効期限が2年間だと勘違いされたのではないかと分析している。

どちらにせよ、TOEICに有効期限は存在しない。

Q3. 出題形式の変更で、以前獲得したTOEICの点数は無効になる?

TOEIC試験は2016年5月29日実施分より、出題形式の一部が変更される。TOEICは約10年ぶりに新形式に改正されるのだ。

改正前後のスコアの比較について、国際ビジネスコミュニケーション協会は次のように述べている。

変更後のTOEICテストの600点と現行のTOEICテストの600点は同じレベルを意味します。

変更後のTOEICテストは従来のテストと難易度、テストの長さ、出題数、評価スケール(10点~990点)、そしてクオリティに変化が出ないよう、ETSのテスト開発の専門家により設計されました。変更後のスコアは現行のスコアと比較できます。

(国際ビジネスコミュニケーション協会より)

また、協会が発表する他の情報も含めると、TOEIC改正とスコアについて次のようにまとめることができる。

  • 改正後、それ以前に獲得したスコアは無効にならない。履歴書に記載することもできる。
  • 改正前後でTOEICの難易度は変わらない。例えば改正前の500点と改正後の500点は、(試験の上では)同じ英語力とみなされる。
  • 公式認定証の形式の一部が変更になるが、スコアの意味に違いはない。

Q4. 公式認定証の再発行は2年以内?

国際ビジネスコミュニケーション協会によれば、TOEIC公式認定証の再発行は、受験日から2年までと定めている。

Q. Official Score Certificate(公式認定証)は再発行できますか?

A. 試験日から2年以内の再発行が可能です。インターネットまたは郵送で手続きをしてください。(以下省略)

(国際ビジネスコミュニケーション協会より)

これは、公式協会が受験者のスコアを保存する期間が2年間なだけで、スコアの有効期限が2年であることは意味しない。繰り返しになるが、TOEICスコアに有効期限は存在しない。

Q5. 履歴書に古いTOEICの得点を書かないほうが良い?

TOEIC公式協会が発行するスコアには、有効期限は存在しない。したがって、形の上ではいつ受験したTOEICスコアでも記載してよいことになる。

しかしながら、英語に力を入れている一部の大手企業では、「◯年以内に取得したTOEICの点数」のように自主的に制限を設けているところもある。履歴書を提出する前に、先方企業によく確認するようにしよう。

また、仮に企業側が点数の期限を設けていなかったとしても、あまり古い点数を履歴書に書くことは避けたいところだ。

もしあなたが人事担当で応募者の履歴書を見た時、TOEICスコアを取得した日が今から5年前だったら、どう思うだろうか?  おそらく、「5年前と今では英語力は違うだろうし、何よりこんな昔のスコアをアピールしてくるってどうよ。最近は英語の勉強をしてないんじゃないか」と感じるのではないだろうか。

このように、履歴書に書くTOEICは新しいに越したことはない。目安として、できれば直近1年まで、最低でも2年前の受験が望ましい。

Q6. スコア取得後2年ほどで、英語力が変化するとETSが分析している?

少しマニアックになるが、TOEICを開発している米国のETSという団体は、スコアと英語力について次のように述べている。

Your scores are valid as long as your level of English proficiency remains the same. Your proficiency can, however, improve or decline over time.  (中略) ETS Global recommends that a TOEIC score be considered valid for up to 2 years.

(意訳: 英語力が同じである限り、TOEICスコア妥当なものと言える。しかし、英語力は時が経つに連れて良くなったり、悪くなったりするだろう。(中略) そこでETSは、TOEICスコアは取得後2年以内が、あなたの英語力を反映すると考えている。)

(ETS Canadaより)

このようにTOEICの開発者は、スコアがあなたの英語力を表す目安は2年程度であると考えている。

したがって、古いTOEICスコアは形の上ではいつまでも有効だが、あなたの英語力を正確に反映しているとは言えない。その意味でも、先に述べたように、履歴書にはなるべく新しいスコアを記入すべきである。

*まとめ

TOEICには有効期限は存在しない。しかし、英語力を定点観測する意味でも、TOEIC試験は定期的に受けるようにしよう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料TOEIC問題をやってみよう!

Part5形式の文法・単語問題を無料で解ける、オリジナルTOEIC問題を用意しました。


解答後はTOEIC予想スコアを見て、今の実力を知ることができます。


解答・解説編も無料ダウンロードできます。ぜひともプレイしてみましょう!


やってみる

コメントを残す

*