箇条書きでわかりやすい!英語の命令形一覧と使い方

Imperative

命令形とは、相手に命令・依頼・アドバイスをする際に使う英文法を指す。「まだ行われていない」の基本イメージを持ち、動詞の原形を用いる。

「命令」と名がついているものの、日常会話では命令する時以外に使われることが大半である。正しい用法を知ることは、英語コミュニケーション力を養う上で重要だ。

そこでトイグルでは、箇条書き形式で命令形の使い方をまとめた。目次を参照し、知りたい情報からご覧いただけると幸いだ。

*目次

  1. 命令形の本質は「まだ行われていない」
  2. Be動詞を使った命令形
  3. 一般動詞を使った命令形
  4. 命令形の使用場面
  5. 丁寧な命令形
  6. 命令形+or/and
  7. mustを使った命令表現
  8. 命令形の付加疑問文
  9. 主語を含む命令形
  10. 否定の命令形
  11. まとめ

1. 命令形の本質は「まだ行われていない」

まずは、命令形の例文を見てみよう。

  • Tell me the truth. (真実を言って)

Tellは「〜を言う」の意味を持つ動詞の原形だ。原形とは、三人称単数のsや-ingなどのいかなるパーツもつかない、辞書に載っているような動詞そのままの形を指す。

動詞の原形には「まだ行われていない」の基本イメージがある。命令形はまだ行われていないことを相手に命令するわけなので、原形との相性が良い。そこで、命令形には動詞の原形が使われるのだ。

命令形: 動詞の原形を使い「まだ行われていない」の基本イメージを表現し、相手に命令・依頼する文法

(トイグル)

他にも例を見てみよう。

  • Stop! (止まれ!)
  • Enjoy some fresh pineapples. (新鮮なパイナップルを楽しんください)

「止まれ!」も「楽しんで」も、まだ行為自体は行われいない。「まだ行われていない」のイメージを持つ動詞の原形を使うことで、相手にこれからその行為をさせるよう命令・依頼しているのだ。

※insistなど提案・依頼を表す語句のthat節内に動詞の原形を使うのも、原形の持つ「まだ行われていない」のイメージが働くからである。まだ行われていないから提案・依頼するわけなので、原形と相性が良いのだ。

2. be動詞を使った命令形

相手に何かの状態であることをお願い・命令する場合、be動詞+形容詞の形で、命令形が使われる。

  • Be quiet. (静かにして)
  • Be more gentle. (もっと紳士的になって)

3. 一般動詞を使った命令形

相手に何かの動作をお願い・命令する場合、一般動詞の原形で命令形が使われる。

  • Go to the office as soon as possible. (できるだけ速くオフィスに行って)
  • Pass me the salt, please? (塩を取ってもらっていい?)

4. 命令形の使用場面

命令形はそのネーミングゆえ、強い態度で命令を下す場面のみに使用できると思われがちである。しかし、実際にはお願いやアドバイスなど、幅広い場面で使える表現だ。

ここでは命令形を使う4つのシチュエーションを紹介していこう。

4-1. アドバイスを与える時

おそらく、日常会話で最も頻繁に使われる命令形が、アドバイスを与える場面であろう。

例を見てみよう。

  • Have a nice day! (良い1日を!)
  • Mind your head. (頭上に注意してください)
  • Help yourself. (ご自身でお好きなようにお食べください)

これらは命令形の形を取っているものの、実際は何かを命令しているわけではない。極めてポジティブなメッセージやアドバイスを相手に与えている表現となる。

4-2. お願いをする時

相手に何かをお願いする場面で、命令形を使うことができる。

例を見てみよう。

  • Pass me the salt. (塩を取って)
  • Give me a bottle of water. (ボトルの水をちょうだい)

ただし、命令形を使ってお願いをするのは、非常に親しい間柄のみと考えよう。

他人に何かを頼むときは、助動詞を使ってもっと丁寧な表現を使ったほうがいいだろう。

  • Can you pass me the salt? (塩をとってもらえますか?)
  • Do you mind giving me a bottle of water? (ボトルの水を取ることは嫌ですか?=ボトルの水を取って下さいますか?)

4-3. 取扱説明書

商品や製品の取り扱い説明書は、命令形の文体で書かれていることが多い。

  • Pre-heat a large flying pan for 2 minutes. (大きめのフライパンを2分間加熱させてください)
  • Place wrapped chicken in the pan and cook for 10 minutes. (ホイルに包まれた鶏肉をフライパンに乗せ、10分間調理してください)

取り扱い説明書は、これからその商品を使う人向けに書かれたものである。動詞の原形の持つ「まだ行われていない」のイメージが生きた表現と言えよう。

4-4. 命令をする時

文字通り相手に何かを命令する時、命令形を使うことができる。

  • Do your homework. (宿題をやりなさい)
  • Don’t ask me the same question. (同じ質問をしないで)

5. 丁寧な命令形

命令形に若干の丁寧さを出したい場合、あるいは強調を置きたい場合、動詞の原形の前にDoを使うことができる。

  • Do stop crying. (泣くのはおやめなさい)
  • De be careful. (注意してください)

ただし、相手に何かをお願いする際は、助動詞を用いた表現のほうがより丁寧だ。

  • Could you please review my essay? (私の小論文を添削していただけませんか?)

6. 命令形+or/and

命令形の文章に、orもしくはandをつなげることができる。1つずつ見ていこう。

6-1. 命令形+or

命令形の文章の後にorを付け加えることで、「さもなければ」の意味を加えることができる。

  • Do your homework, or you will fail the exam. (宿題をやりなさい、さもなければ試験に落ちますよ)

orはもともと、二者択一の場面で使う接続詞だ。2つの物事から、どちらか1つだけを選ぶ際に用いられる。

  • I can go to either Hokkaido or Okinawa. (私は北海道か沖縄のどちらかに行けます)

命令形でのorも同様だ。先の例では「宿題をやる」か「試験に落ちる」のどちらかを選ぶ、と解釈すると良いだろう。

  • [Do my homework(宿題をやる)] or [I fail the exam(試験に落ちる)].

6-2. 命令形+and

命令形の文章の後にandを付け加えることで、「そうすれば」の意味を加えることができる。

  • Study hard, and you will pass the exam. (たくさん勉強しなさい、そうすれば試験に合格します)

andはもともと、2つ以上の物事を選ぶ際に使われる接続詞だ。

  • I can go to both Hokkaido and Okinawa. (私は北海道と沖縄の両方に行けます)

命令形でのandも同様だ。先の例では「たくさん勉強する」ことで「試験に合格する」となり、結果的に両方が実現されると解釈できる。

  • [Study hard(たくさん勉強する] and [I pass the exam(試験に合格する)].

7. mustを使った命令表現

mustは「〜しなければならない」を意味する助動詞である。

mustを使うことで、命令形と同等、あるいはそれ以上に強い意味を持って、相手に命令を行うことができる。

  • You must go to the library today. (あなたは今日図書館に行かなくてはなりません)
※mustは非常に強いニュアンスのある言葉なため、日常で安易に使うとトラブルの原因になる可能性がある。

8. 命令形の付加疑問文

付加疑問文は「〜ですよね?」のような形で、相手に弱いニュアンスで質問をしたり、同意を促すことができる表現である。

命令形にも付加疑問文を使用することができる。これにより、より丁寧に相手に頼み事を行うことができる。

命令形で使われる付加疑問文は、次の3つだ。

  • will you
  • won’t you
  • would you

それぞれ例を見てみよう。

  • Send me the email, will you? (そのEメールを送ってくださいますか?)
  • Pass the salt, won’t you? (塩を取ってくださいますか?)
  • Look at that photograph, would you? (あの写真をご覧ください)

尚、意味的に怒りを表すような命令形では、will you/won’t you/can’t youを使うことで、その怒りをより強調することができる。

  • Hurry up, will you! (早くして!)
  • Be quiet, can’t you! (静かにしなさい、できないの!?)

否定の命令形に付加疑問文を追加する際は、will youのみが使われる。

  • Don’t tell John, will you? (ジョンに言わないでくださいね)

9. 主語を含む命令形

命令形を使う際、対象となる相手を強調したい場合、動詞の前に主語を使うことができる。

  • You be quiet! (あなた、静かにしなさい)

ここでも動詞の原形の持つ「まだ行われていない」のイメージが使われるため、主語のタイプ(人称)にかかわらず、動詞の原形が使われる。

10. 否定の命令形

命令形を否定で使う場合、文頭にDo not/Don’t/Neverなどの否定を表す語句をつける。

  • Do not enter my room. (私の部屋に入らないで)
  • Don’t walk so fast. (そんなに早く歩かないで)
  • Never ask me the same question. (その同じ質問を二度としないで)

be動詞を使った命令形の際も、文頭にDon’tを用いる。

  • Don’t be so quiet. (そんなに静かにならないで)

尚、日本語で言う「ドンマイ」に該当する英語はNever mindであり、Don’t mindとは言わない。

11. まとめ

当エントリーでは、英語の命令形の用法一覧をまとめてきた。

命令形は目上の立場から命令を行うときだけでなく、依頼やアドバイスをする時に使える便利な表現である。正しく使うことで、表現の幅を広げていこう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料TOEIC問題をやってみよう!

Part5形式の文法・単語問題を無料で解ける、オリジナルTOEIC問題を用意しました。


解答後はTOEIC予想スコアを見て、今の実力を知ることができます。


解答・解説編も無料ダウンロードできます。ぜひともプレイしてみましょう!


やってみる

コメントを残す

*