TOEIC Part5 比較級問題の解き方

TOEIC Part5は、短文内の空白に最も適した語句を入れる、文法・リーディング問題である。

トイグルでは今回、Part5の比較級問題に特化し、対策と勉強法を解説をしていきたい。

*目次

  1. 比較級問題の解き方
  2. Part5の比較級問題〜基本編〜
  3. Part5の比較級問題〜応用編〜
  4. まとめ

1. 比較級問題の解き方

まずは、比較級問題を解く5つのステップを紹介しよう。

使用する例題はこちら。

Malte Samad chose the data as _____ source of information on the stock market.

  • (A) reliably
  • (B) reliability
  • (C) more reliable
  • (D) the most reliable

(トイグルオリジナル問題)

ステップ1: 4つの選択肢を1〜2秒程度で把握

はじめに、4つの選択肢を1〜2秒程度で眺める。

  • (A) reliably
  • (B) reliability
  • (C) more reliable
  • (D) the most reliable

選択肢にはmoreやmostなど、比較級・最上級を表す語句が並んでいる。そのため、これは比較級問題であることがわかる。

ステップ2: 設問文を読む

次に、空白を含む設問文全体を読む。

この時、文中の語句を意味のまとまりで分け、それを英語の語順のまま頭から理解すると良い。

先の例文は次のように解釈できる。

  • Malte Samad / chose / the data / as _____ source of information / on the stock market.
  • 「Malte Samad氏は、選んだ、そのデータを、◯◯な情報源として、株式市場の」

空白はsourceの直前にあることがわかった。

ステップ3: 明らかに不正解な選択肢を除外する

この時点で、明らかに不正解と思われる選択肢を除外する。

TOEIC上級者の方であれば、(A)reliablyと(B)reliabilityが誤りであることにすぐ気が付くだろう。しかし、初級・中級者の方であれば、まだ判断ができないかもしれない。

ここはひとまず次のステップに進む。

ステップ4: 文法的に入りうる選択肢を選ぶ

Part5は文法と意味の両面からアプローチする。まずは、文法的に使用可能な選択肢を選ぶ。

空白は名詞sourceと共に用いられる。名詞を修飾するのは形容詞名詞であるため、副詞の(A)reliablyは誤りだ。

よって、3つの選択肢が候補に残った。

  • (A) reliably
  • (B) reliability
  • (C) more reliable
  • (D) the most reliable

ステップ5: 意味で選択肢を絞り込む

最後に、意味から正解の選択肢を絞り込む。

  • Malte Samad / chose / the data / as _____ source of information / on the stock market.
  • 「Malte Samad氏は、選んだ、そのデータを、◯◯な情報源として、株式市場の」
  • (A) reliably
  • (B) reliability→信頼性
  • (C) more reliable→より信頼できる
  • (D) the most reliable→最も信頼できる

意味的には「そのデータを最も信頼できる情報源として選んだ」が自然だろう。よって、正解は(D) the most reliableとなる。

mostは、比較級の中でもとりわけ最上級と呼ばれる文法の目印だ。

2. Part5の比較級問題〜基本編〜

Part5の比較級問題には、大きく分けて次の3つの出題パターンがある。

  1. 比較級
  2. 最上級
  3. 原級

それぞれの用法を説明しながら、対策を考えていこう。

2-1. 比較級を選ぶ問題

比較級とは「AはBよりおいしい」、「Cはより楽しかった」など、何らかの基準で物事を比較する際に使う英文法である。

例を見てみよう。

They worked _____ than me.

  • (A) hard
  • (B) harder
  • (C) hardest
  • (D) hardly

(トイグルオリジナル問題)

正解は(B)harder。「彼らは私よりも一生懸命に働いた」の意味となる。

比較級のポイントを簡単に紹介しよう。

  1. 比較級では、形容詞・副詞の語尾に-erがつく(例: young→younger)
  2. 形容詞・副詞の文字数が長めの場合、-erの代わりにmoreがつく(例: beautiful→more beautiful)
  3. than(〜より)は比較級が使われる目印

尚、Part5ではthanを選ぶ問題も時折出題される。

2-2. 最上級を選ぶ問題

最上級とは「Aは最も〜である」のように、ある物事の中で最高の位を表す際に使う英文法である。

例を見てみよう。

Today is the _____ day of my life.

  • (A) happy
  • (B) happier
  • (C) happiest
  • (D) happily

(トイグルオリジナル問題)

正解は(C)happiest。「今日は私の人生で最高に幸せな日です」の意味となる。

最上級のポイントを簡単に紹介しよう。

  1. 最上級では、形容詞・副詞の語尾に-estがつく (例: young→youngest)
  2. 形容詞・副詞の文字数が長めの場合、-estの代わりにmostがつく(例: beautiful→most beautiful)
  3. 後ろに名詞がある場合、形容詞・副詞の前にはtheが使われることが多い

比較級とは異なり、最上級には明確な目印がない場合がある。

最上級の判断は、文の意味から行えるようにしよう。

2-3. 原級を選ぶ問題

原級とは比較の-erや最上級の-estが使用される前の、素の状態の形容詞・副詞を指す。

「◯◯において同じ」など、同等の物事を表現する際は、「as 原級 as」の形式を用いる。

例を見てみよう。

You are as _____ as my brother.

  • (A) tall
  • (B) taller
  • (C) tallest
  • (D) tallness

(トイグルオリジナル問題)

正解は(A)tall。「あなたは私の兄と同じ背の高さだ」の意味となる。

尚、比較級や原級は形容詞だけでなく副詞を使う場合もある。as asも同様に、副詞を入れる問題に注意しよう。

  • I can read the book as easily as everyone else. (私はその本を、他の人と同じくらい簡単に読める。)

原級問題のポイントを簡単に解説しよう。

  1. 原級の形容詞・副詞は、-er/-estやmore/mostなどがつかないそのままの形
  2. Part5の頻出は「as+原級+as」
  3. 原級の箇所に副詞が入る問題に要注意

3. Part5の比較級問題〜応用編〜

続いて、ハイスコアを狙う上級者向けに、Part5比較級問題の応用編を解説していきたい。

3-1. 比較級を修飾する単語

Part5では時折、比較級や最上級の意味を強める語句が問われることがある。以下、覚えておこう。

*比較級を強める語句の例

  • much
  • very much
  • far
  • a lot
  • still
  • even

*最上級を強める語句の例

  • by far
  • much
  • quite

いずれも比較級・最上級の語句の前に使用される。

  • They all agree their lives are much better today. (彼らは、今日生活がより良いことに同意した)
  • Sean is by far the best player on the team. (ショーンはチームでまさしく最高のプレイヤーだ)

3-2. than以下の省略

比較級はthanを使い、2つの物事を比較する際に使われることが多い。

  • I am older than you. (私はあなたより年を取っている)

しかし、比較の文章において、必ずしもthanが使われるとは限らない。前後の文脈から比較の対象が明らかな場合、than以下は省略されることがある。

  • When Smith was in college, he worked harder (than he does now.) (スミスが大学にいた時、彼はより一生懸命働いていた)

「thanがあれば比較級」と丸暗記していると、thanのない比較級問題でミスをしてしまう。正しい選択肢は文の意味全体から判断できるようにしよう。

3-3. than内の省略

比較級の文において、than以下に部分的な省略が起こる場合がある。

  • We earned more this year than (we did) in previous years. (私たちは過去の年よりも今年より稼いだ)

than以下に省略があると、設問文をひと目で理解できないことがある。すると、単純な比較級問題であっても、間違いの選択肢を選んでしまうおそれが出てくる。

比較級では、常に比較の対象を把握しながら解けるようにしよう。

4. まとめ

当エントリーでは、Part5比較級問題の解き方を解説してきた。

比較級は出題されても1問程度のため、優先順位は決して高くない。だからこそ、ハイスコアを狙う上級者は、時折出てきた際も確実に正解できるようにしておきたい。

当記事を読んでもっと知りたい!と思った方は、こちらの記事も参照いただきたい。

Good luck!

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