暗記不要!イラストでわかる分詞構文の使い方

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分詞構文とは、動詞の-ing形あるいは過去分詞形を使い、2つの文を1つにつなぐ用法を指す。-ing形は「動作の最中」、過去分詞形は「受け身」の意味となる。

トイグルでは、難解と思われがちな分詞構文を、イラストを用いてわかりやすく説明していこう。

*目次

  1. 分詞構文とは?
  2. 分詞構文の位置
  3. 分詞構文の意味と訳し方
  4. まとめ

1. 分詞構文とは?

英語ではand(また)やwhen(〜の時)などの接続詞を使い、2つの文を1つの文章につなぐことができる。

  • I was cooking when the earthquake happened. (地震が起きた、私は料理をしていた)

分詞構文も、文と文とつなぐパーツの1つだ。分詞構文では、動詞の現在分詞形(-ing形)か過去分詞形(-ed形)のどちらかを使い、2つの文章を1つに結合する。

  • -ing形の例: Walking on the street, I found the woman I met yesterday. (道を歩いている時、私は昨日会った女性を見つけた)
  • -ed形の例: Established in 2003, our company focuses on educational activities. (2003年に設立され、我々の会社は教育活動にフォーカスしてきた)

分詞構文を学ぶには、現在分詞形(-ing形)と過去分詞形(-ed形)の理解が必要不可欠だ。簡単に説明していこう。

1-1. -ing形は動作の最中を表す

動詞の-ing形は現在分詞と呼ばれる。しかし、この名称はわかりづらいため、以後は-ing形と呼ぶことにしよう。

動詞の-ing形の基本イメージは「動作の最中」である。「〜している」の意味で、何かの動作がその時点でまさに行われている途中であることを示す。

-ing形の基本イメージ

-ing形は単体で使用することで、接続詞のように2つの文章をつなぐことができる。これが分詞構文である。

先の例文は、2つの文を-ing形で接続したと考えよう。

  • I was walking on the street. (私が道を歩いている)
  • I found the woman I met yesterday. (私は昨日会った女性を見つけた)
  • ⇒ Walking on the street, I found the woman I met yesterday. (道を歩いている時、私は昨日会った女性を見つけた)

1-2. -ed形は受け身を表す

過去分詞形は動詞の活用の1つだ。work(働く)であれば、現在形がwork、過去形がworked、過去分詞形がworkedとなる。

しかし、過去分詞という用語はわかりづらいため、以後は-ed形と呼ぶことにしよう。go-went-goneのように一部の動詞は過去分詞形でも-edとならないが、ここでは便宜的に-ed形と表現したい。

さて、動詞の-ed形の基本イメージは「受け身」である。「〜された」の意味で、動詞の動作は主語に対して行われる。

-ed形の基本イメージ

-ed形は単体で使用することで、接続詞のように2つの文章をつなぐことができる。-ing形と同じく、これも分詞構文の用法の1つである。

先の例文は、2つの文を-ed形で接続したと考えよう。

  • Our company was established in 2003. (我々の会社は2003年に設立された)
  • Our company focuses on educational activities. (我々の会社は教育活動にフォーカスしてきた)
  • Established in 2003, our company focuses on educational activities. (2003年に設立され、我々の会社は教育活動にフォーカスしてきた)

※work-worked-workedのように規則変化する動詞は、過去形と過去分詞形の両方の見た目が-ed形となる。

当エントリーで指す-ed形は、あくまで過去分詞の-ed形であることに注意されたい。

2. 分詞構文の位置

分詞構文は、文頭・文中・文末など、様々な場所に配置することができる。

どの場合も基本的な原理原則は同じだ。例文を使いながら解説しよう。

2-1. 文頭

分詞構文は文の先頭に使用することができる。

例を見てみよう。

  • Watching the movie, I remembered my old friends. (その映画を観ていた時、私は旧友を思い出した)

基本的な分詞構文では、2つの文の主語は一致する。この場合「その映画を観ていた」と「旧友を思い出した」は、どちらも主語「私」の動作であることに注意しよう。

尚、-ing/-edの箇所と「主語+動詞」の区切りを見せやすくするため、分詞構文の直後に「, (コンマ)」を置くことがほとんどだ。

2-2. 文中

分詞構文は文の途中に使用することができる。

例を見てみよう。

  • The CEOs, meeting in the banquet hall, agreed to launch the new campaign together. (大宴会場で集まったCEOたちは、新しい企画を共に立ち上げることで同意した)

文中で使用される分詞構文は、直前の名詞に意味を追加するニュアンスが強い。

分詞構文はおまけ情報のため「, (コンマ)」によって囲まれている。「大宴会場で集まった」のと「立ち上げることで同意した」は、どちらも「CEOたち」である点に注目しよう。

2-3. 文末

分詞構文は文の末尾に使用することができる。

例を見てみよう。

  • My mother and my sister are cleaning the house talking to each other. (私の母と姉は、お互いに話しながら部屋の掃除をしている)

文末に分詞構文が使用される場合、必ずしも「, (コンマ)」が使用されるとは限らない。そのため、分詞構文の範囲を正しく見極めないと、英文の意味を取り違えてしまうだろう。

3. 分詞構文の意味と訳し方

分詞構文は文脈によって、時・原因・譲歩など複数の意味があると言われる。しかし、これらはバラバラの意味が偶然使われているわけではない。

まず、-ing形と-ed形の意味を思い出そう。

  • -ing形: 動作の最中(〜している最中)
  • -ed形: 受け身(〜された)

英語では形が同じであればそこには共通した意味がある

分詞構文でも同様だ。-ing形が使われていれば、そこには必ず共通「〜している最中」の意味が存在する。-ed形なら「〜された」だ。時や原因などはこれら-ing/-edの意味が発展的に解釈された用法と考えよう。

分詞構文の解釈は文脈によって異なる。1つずつ例文を見ながら、その意味を探求していこう。尚、例文は使用頻度の高い-ing形分詞構文に限定した。

3-1. 時

-ing形の分詞構文を使うことで「時」を表すことができる。-ing形の「〜している最中」の基本イメージが、まさにそのまま使われている形だ。

例を見てみよう。

  • Watching the movie, I remembered my old friends. (その映画を観ている時、私は旧友を思い出した)

Watching the movieで「映画を見ている最中」を表す。「映画を見ている最中に旧友を思い出した」だから、「時」を表すのだ。

時を表す分詞構文

3-2. 原因・理由

-ing形の分詞構文を使うことで「原因・理由」を表すことができる。-ing形の「〜している最中」が、「〜している最中だから」と解釈される用法だ。

例を見てみよう。

  • Living in Tokyo, we do not need to buy a car. (東京に住んでいるため、車を買う必要はない)

「東京に住んでいる間は」は「東京に住んでいるので」と同義である。よって、原因・理由を表す分詞構文と言える。

原因・理由を表す分詞構文

3-3. 条件

-ing形の分詞構文を使うことで「条件」を表すことができる。ここでは動作の完了地点に意識が当たっているため、「その動作が完了するなら」と条件の意味で解釈される。

例を見てみよう。

  • Going straight, you will find the intersection. (まっすぐ進めば、あなたは交差点を発見するだろう)

「まっすぐ進む」という条件をクリアすれば、「交差点を発見する」を達成できる。

条件を表す分詞構文

3-4. 譲歩

-ing形の分詞構文を使うことで「譲歩」を表すことができる。ここで言う譲歩は「〜の動作を行ったにもかかわらず」と捉えよう。

  • Working hard, I am sill poor. (一生懸命働働いているにもかかわらず、私はいまだに貧乏です)

「一生懸命働いている最中だが」と解釈すればわかりやすい。

譲歩を表す分詞構文

3-5. 結果

-ing形の分詞構文を使うことで「結果」を表すことができる。

ある出来事がきっかけとなり、分詞構文で表現される「〜の最中」の動作が開始される。話には順序があるため、結果を表す分詞構文は文末に置かれることが多い。

  • Tsunami destroyed the city, causing the economic downturn. (津波は街を破壊し、経済停滞を引き起こした)

「津波は街を破壊した」が「経済停滞」を引き起こした。今は経済停滞の最中だが、話し手の意識は経済停滞の開始地点に置かれている。

そのため、分詞構文によって原因と結果の関係を表現することができるのだ。

結果を表す分詞構文

3-6. 付帯状況

-ing形の分詞構文を使うことで「付帯状況」を表すことができる。付帯状況は同時並行して行う動作を意味し、ニュアンスは「時」に近い。

  • Watching a Youtube video, I had dinner. (ユーチューブの動画を見ながら、私は夕食を取りました)

ユーチューブ鑑賞と夕食を同時に行っているため、付帯状況と分類することができる。

付帯状況を表す分詞構文

尚、付帯状況では前置詞withを用い、いわゆる「付帯状況のwith」として使われることがある。これに関しては長くなるため、別エントリーにまとめた。

4. まとめ

当エントリーでは、分詞構文の使い方についてまとめてきた。

分詞構文は英文法の中でも特に難解と思われがちだが、-ing形/-ed形さえ理解できればわかる、大変シンプルな用法であることがお分かりいただけただろう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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