イラストでわかる!英語の品詞8種類の特徴と見分け方

英語 品詞

品詞とは、英単語が文章の中で果たす役割を分類したものである。英語には全8種類の品詞があり、あらゆる単語には1つ以上の品詞に分類できる。

しかし、品詞の用法を闇雲に暗記したところで、英語を実際に使う場面では役に立たない。大切なのは、品詞の持つ基本イメージと文中での役割を理解することである。

そこでトイグルでは、英語の品詞の違いと見分け方を、イラストを使ってわかりやすく説明していこう。

*目次

  1. 品詞とは何か
  2. 品詞の種類と見分け方
  3. 品詞の違いと意味
  4. まとめ

1. 品詞とは何か

はじめに、英語の品詞の基本事項を説明していこう。

トイグルでは、品詞を次のように定義している。

品詞: 英単語が文章の中で果たす役割を分類したもの

(トイグル)

例を使いながら説明していこう。次の英文を見てほしい。

  • I have a pen. (私はペンを持っています。)

この例文では、I, have, a, penの4つの語句が使われている。それぞれの意味を辞書で引けば、「私はペンを持っています」という意味に解釈することができるだろう。

しかし英語を実際に使う時、語句の意味だけに注目して適当に単語を並べただけでは、正しい文章として成立しない。単語には意味だけでなく文法的な役割があるため、それを正しく選び、正しい順番で使った時にはじめて、正しい文章となるのだ。

ここで、英単語の持つ文中での役割のことを品詞と言う。先の例では、それぞれの語句は次の品詞に分類できる。

  • I: 代名詞
  • have: 動詞
  • a pen: 名詞

あらゆる単語には1つ以上の意味があり、それぞれの意味は必ず1つの品詞に分類できる。言い換えれば、たくさんの意味がある語であれば、1つの単語であっても複数の品詞に分類できる可能性があるのだ。

単語の意味と品詞

英語には全8種類の品詞が存在する。それぞれの性質の違いをこれから見ていこう。

2. 品詞の種類と見分け方

それでは、英語の品詞の具体的な説明に入っていこう。

トイグルでは、我々日本人が重点的に学習すべき品詞として、次の8項目を挙げている。

品詞の種類

1つずつ、説明していこう。

2-1. 名詞

トイグルでは、名詞を次のように定義している。

名詞とは、人や物の名称を表す語句。文中で主語あるいは目的語になることができる。

(トイグル)

名詞とは、人や物の名称を表す語句のことを指す。その対象はbook(本)などの形があるもの、water(水)のような形がないもの、love(愛)のような感情、Hiroshi(ヒロシ)のような人名など、様々だ。

名詞は、英語の文章の中で主語及び目的語になることができる。例を見てみよう。

  • Hiroshi likes apples. (ヒロシはリンゴが好きです。)

ここでは、Hiroshi(ヒロシ)が主語の位置に、apples(リンゴ)が目的語の位置に来ている。

さて、多くの名詞は文中での位置だけでなく、語尾によって見分けることが可能だ。

*名詞によくある語尾

  • -tion: information(情報)
  • -sion: decision (意思決定)
  • -ity: identity (アイデンティティ)
  • -ty: beauty (美しさ)
  • -th: health (健康)
  • -ment: supplement (サプリメント)
  • -ness: kindness (やさしさ)
  • -ance: announce (アナウンス)
  • -ence: entrance (入り口)
  • -cy: policy (ポリシー)
  • -er: employer (雇用主)
  • -or: doctor (博士)
  • -ee: employee (被雇用者)

このリストを暗記せずとも。たくさんの英文を読んでいれば自然と解釈できるようになるはずだ。

※当エントリーでは冠詞は限定詞の1種類とするものの、限定詞は独立した品詞とみなさず、名詞の一部と考える。

2-2. 代名詞

トイグルでは、代名詞を次のように定義している。

代名詞とは、名詞の代わりに用いられる語。文中で主語あるいは目的語になることができる。

(トイグル)

日本語でも英語でも、同じ名詞を繰り返して使うことを避けたり、遠くにあるものを指しながら「これ」、「それ」、「あれ」と言うことができる。

このように、名詞の代わりになる語句を代名詞と呼び、その機能は名詞と同様、主語・目的語の位置で使うことができるのだ。

代名詞にもたくさんの種類があるため、すべてはここで解説できない。代表的なものだけ紹介しよう。

*代名詞の例

  • I (私)
  • We (私たち)
  • You (あなた、あなたたち)
  • He (彼)
  • She (彼女)
  • It (それ)
  • They (彼らの、彼女らの、それらの)
  • This (これ)
  • That (あれ)

2-3. 動詞

トイグルでは、動詞を次のように定義している。

動詞とは、主語の動作や状態を説明する語。基本的に主語の直後に使われる。

(トイグル)

動詞は、英語の文章の心臓のような役割を果たす重要な語だ。have(持っている)、wait(待つ)、be(〜である)など、動詞も数千を超える種類が存在する。

動詞は文中で、基本的には主語の直後に置いて使うことになる。

  • I have a book. (私は本を持っている。)
  • She waited. (彼女は待っていた。)

動詞に関しても文中での位置だけでなく、その語尾が見分ける際の目印となる。

*動詞によくある語尾

  • -en: broden (広げる)
  • -fy: notify (知らせる)
  • -ize: prioritize (優先する)
  • en(語頭): enpower (力を与える)

2-4. 形容詞

トイグルでは、形容詞を次のように定義している。

形容詞とは、名詞に意味を追加する語。名詞とセットか、目的語として使われることが多い。

(トイグル)

形容詞を使うことで名詞に別の意味を追加し、名詞に説明を付け加えることができる。形容詞は、dark(暗い)、red(赤い)、happy(幸せな)、interesting(興味深い)など、実に多数の単語が存在する。

形容詞は文中において、名詞とセットになるか、目的語の位置で使われることが多い。

  • He told me an interesting story (彼が興味深い話をしてくれた。)
  • This story is interesting. (この話は興味深い。)

形容詞も文中での位置だけでなく、その語尾が見分ける際の目印となる。

*形容詞によくある語尾

  • -able/-ible: possible(可能な), accessible(アクセス可能な)
  • -al: financial(財務の)
  • -ant: brilliant(素晴らしい)
  • -ent: independent(独立した)
  • -ar: similar(似た)
  • -ed: limited(限定的な)
  • -ful: successful(成功した)
  • -ic/-ical: basic(基本的な), economical(経済的な)
  • -ive: massive(巨大な), active(活動的な)
  • -less: useless(使えない), helpless(希望のない)
  • -ory: contributory(一因となる)
  • -ous: enormous(巨大な)
  • -y: busy(忙しい)
※トイグルでは、従来の英文法で言う補語(C)も目的語(O)として扱っている。

2-5. 副詞

トイグルでは、副詞を次のように定義している。

副詞とは、動詞・形容詞・副詞または文章全体に意味を追加する語。文中の様々な位置に使われる。

(トイグル)

副詞は形容詞のように意味を付け加える補助的な役割を果たす一方、その対象となる範囲は広い。位置に関しても、その意味を追加する対象の直前に置かれることが多い。

  • I ran slowly. (私はゆっくり走った: 動詞に意味を追加)
  • The second idea is much better. (2つ目のアイディアのほうが良い: 形容詞に意味を追加)
  • She sings very beautifully. (彼女はとても美しく歌う: 副詞に意味を追加)
  • Certainly, a backpacking trip is not for everyone. (間違いなく、バックパック旅行はすべての人にあるわけではありません: 文全体に意味を追加)

ほとんどの副詞は、形容詞の語尾に-lyをつけるだけだ。

  • 例: financial+”-ly”=financially (財務に)

2-6. 前置詞

トイグルでは、前置詞を次のように定義している。

前置詞とは、 英語の文章に時間、場所、方法、位置、原因などを表す名詞を付け加える語句

(トイグル)

前置詞は形容詞や副詞と同様に、何かしらの意味を追加するために使われる語句だ。

しかし、前置詞そのものに特定の意味が存在するわけではない。前置詞は時間、場所、方法、位置、原因などを表す名詞と組み合わせて使うことで、より多くの情報を追加する語句なのだ。

例を見てみよう。

  • I usually stay in Karuizawa in summer. (私は夏の間は、軽井沢に住んでいます。)

この例は前置詞inを使って、夏の間という時間に関する情報を追加している。

前置詞inのイメージ

前置詞にもたくさんの種類があるため、そのすべてをここで紹介することは不可能だ。代表的なものだけ紹介しよう。

*前置詞の例

  • in
  • on
  • at
  • to
  • for
  • from
  • of
  • over
  • through

2-7. 接続詞

トイグルでは、接続詞を次のように定義している。

接続詞とは、文章中の語句と語句、あるいは文章と文章を結合させるパーツ

(トイグル)

接続詞は前置詞のように、文章内で対象となるものを結合させる役割を持つ。しかし、前置詞が単語のみを組み合わせたのに対し、接続詞は基本的に語句と語句、あるいは文と文といったように、一定のペアを伴って使われることになる。

例を見てみよう。

  • I like Ramen and Sushi. (私はラーメンと寿司が好きです。)

ここではラーメンと寿司という2つの語句を、小さな接続詞andでつないでいる。話し手(私)はRamen(ラーメン)とSuchi(寿司)を、どちらも「好きな食べ物」というくくりで対等に捉えていることがわかる。

接続詞のイメージ

接続詞も種類が多いため、そのすべては当エントリーで説明できない。そのため、代表的な接続詞だけを紹介しよう。

  • and (〜もまた)
  • but (しかし)
  • or (もしくは)
  • when (〜の時)
  • while (〜の間)
  • before (〜の前)
  • after (〜の後)
  • till (〜まで)

2-8. 間投詞

最後に紹介する品詞は間投詞だ。トイグルではこれを、次のように定義している。

間投詞とは、感情を表す語。他の品詞とは独立して使われる。

(トイグル)

例を見てみよう。

  • Oh!
  • Yeah!
  • Oh my god

間投詞はこのように、主に文頭で感情を表すために使われる言葉だ。他の品詞とは全く異なり、それ単体で使うことができる。

3. 品詞の違いと意味

これまで、英語の各品詞の説明を行ってきた。

ここで、英語をある程度勉強した方であれば、品詞に関する次のような疑問を持っているだろう。

  • 英語ではsucceed(続く), successive(連続する), succession(連続)のような派生語がある。これらは見た目が似ていて、暗記が難しい。
  • 例えばresultなど、1つの単語に名詞と動詞の2つの品詞がある場合がある。これはなぜなのか。

これらはすべて、品詞に対する理解を深めれば解釈することができる。例を挙げながら、これらの問題を考えていこう。

3-1. 派生語のイメージ

派生語とは、ある語句が中心となり、共通の意味を持った異なる品詞の語句のことを指す。先の例ではsucceed(続く)が動詞、successive(連続する)が形容詞、succession(連続)が名詞となり、何かの連続を表す語として使われている。

実はほとんどの派生語には、そこで使われる共通のイメージを理解すれば簡単に解釈できる。ここでは、enter(入る: 動詞)、entry(入ること: 名詞)、entrance(入り口: 名詞)の3つを、イラストで比べてみよう。

異なる品詞のイメージ

(Essentials of Cognitive Grammarより、筆者作成)

  • enterは、対象物が中に入っていくプロセスが意識される。そのため、動詞として使われる。
  • entryは入るという行為そのものが意識される。結果として、「入ること」を意味する名詞として使われる。
  • entranceは、何かがどこかに入るその瞬間を意識する。そこで、「入り口」の意味の名詞になるのだ。

このように、派生語は同じ基本イメージの中で、異なるポイントに焦点を当てた用法となる。品詞ごとに闇雲に暗記するよりも、基本イメージを理解するほうが、効率よく語句を覚えることができるだろう。

3-2. 同じ語句の品詞違い

英単語の中には、同じ語句でありながら、複数の品詞を持つものがある。ここでは、squareを例に取ってみよう。

  • square(名詞): 四角
  • square(形容詞): 四角い

イラストで比べてみよう。

異なる品詞のイメージ

(Essentials of Cognitive Grammarより、筆者作成)

  • 名詞としてのsquareは、形が四角いという状態を示している。
  • 形容詞としてのsquareは、「四角」という条件が整うための空間的な要素が、より強調されている。

ここでも、品詞が違うと強調が置かれる場所が異なるが、そこには共通した基本イメージが使われていることがわかる。

3-3. 異なる品詞の共通点

いくつかの語句では、品詞や語の形が全く異なるにもかかわらず、似た基本イメージを持ったものが存在する。ここでは、次の3つの語句を比べてみよう。

  • in(前置詞): 〜の中に
  • into(前置詞): 〜の中に
  • enter(動詞): 〜に入る

こちらも、イラストで比較するとわかりやすい。

異なる品詞のイメージ

(Essentials of Cognitive Grammarより、筆者作成)

  • 前置詞inは、対象物が何かの中に入っている状態を示している。動きはなく、静的だ。
  • 前置詞intoは、対象物が何かの中に入る前、入っている最中、そして入った直後の、一連の状態を示す。
  • 動詞enterは、対象物が何かの中に入るプロセスそのものを示している。時間軸が存在するため、動作が行われている様子を示す。

intoとenterは似たイメージを持っている。しかし、intoが時間軸を意識していないゆえ前置詞であるのに対し、enterには時間の経過が感じられる。それゆえ、enterは動詞であり、現在形・過去形などの時制を用いることができるのだ。

4. まとめ

当エントリーでは、英語の品詞の基本から応用までを詳細に解説してきた。

はじめて英語を学ぶ方であれば、品詞の違いを区別できず悩むことがあるだろう。しかし、それぞれの品詞の持つ役割を理解した上で英語を読んだり聞いたりすれば、脳がその使い方を自然に学習していく。

冒頭でも述べたように、品詞学習のポイントは、暗記よりも品詞の「なぜ?」に注目することと言える。トイグルでは品詞の本質的な原理を紹介してきたつもりだ。

皆様の英語学習のお役に少しでも立てれば光栄である。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料TOEIC問題をやってみよう!

Part5形式の文法・単語問題を無料で解ける、オリジナルTOEIC問題を用意しました。


解答後はTOEIC予想スコアを見て、今の実力を知ることができます。


解答・解説編も無料ダウンロードできます。ぜひともプレイしてみましょう!


やってみる

コメントを残す

*