日本一わかりやすい!関係代名詞の使い方全10種類まとめ

thumbnail_relative-pronoun_161114-001

関係代名詞とは、名詞の後ろから情報を付け足す語句を指す。which, who, thatがその代表であり、名詞+関係詞は主語や目的語の位置に使うことができる。

トイグルでは、英語の関係代名詞全10種類の用法すべてを紹介していこう。初心者の方でも読みやすいよう、専門用語の使用を極力控え、わかりやすく説明したい。

尚、関係代名詞の基礎から応用すべてを網羅しているため、長文のエントリーとなっている。目次から、知りたい項目を選んでお読みいただければ幸いだ。

*目次

  1. 関係代名詞とは?
  2. 関係代名詞一覧
  3. 関係代名詞thatの使い方
  4. 関係代名詞whichの使い方
  5. 関係代名詞whoの使い方
  6. 関係代名詞の省略
  7. 関係代名詞whoseの使い方
  8. 関係代名詞whatの使い方
  9. 前置詞+関係代名詞の使い方
  10. 関係代名詞の非制限用法
  11. 複合関係代名詞-everの使い方
  12. 連鎖関係代名詞の使い方
  13. まとめ

1. 関係代名詞とは?

ヒト・モノ・コトの名称を指す語句は名詞と呼ばれる。名詞はそれ単体で使えるほか、形容詞や前置詞などの語句を用いて、様々な追加の意味を加えることができる。

  • key (鍵)
  • my key (私の鍵)
  • my car key (私の車の鍵)
  • my car key on the desk (机の上にある私の車の鍵)

関係代名詞も名詞に追加の意味を加える用法の1つだ。代表的な語句はwhich, who, thatであり、関係代名詞は名詞の後ろから情報を追加する点が特徴である。

関係代名詞: 名詞に対し後ろから追加情報を付け足す語句

(トイグル)

例を見てみよう。

  • The car which crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)
  • He is the man who I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

ここで、意味が追加される対象となる語句を先行詞と呼ぶ。先の例なら、下線が引かれた名詞がその関係代名詞の先行詞だ。

※関係代名詞は関係詞と呼ばれることもある。トイグルではこの2つの用語を区別せず使っていきたい。

2. 関係代名詞一覧

個々の用法に入る前に、全体像を理解していこう。下記の図は、関係代名詞の一覧を表している。

関係代名詞一覧

that, which, who, whom, whose等は関係代名詞、where, when, whyは関係副詞と呼ばれる。その違いはわずかであり、基本的な用法は同じと考えて良い。

関係代名詞はたくさんの種類があるが、そのすべてがいつでも均等に用いられるわけではない。英語100万語辺りの関係詞の出現頻度をグラフで見てみよう。

関係代名詞の使用頻度

(出典: Longman Grammar of Spoken and Written Englishより筆者作成)

関係代名詞はwhichが最も使用頻度が高く、100万語辺り約12,000回使用される。次いでthat, who, そして省略形と続く。残りはマイナーな用法だ。

したがって、英語初級・中級者の方はwhich, that, who, 省略の4つを優先的に学習すると良いだろう。

注: 出現頻度のデータは、会話・フィクション・ニュース・学術書の4ジャンル。それぞれの語句は関係詞としての使用のみ。

3. 関係代名詞thatの使い方

ここから、関係詞の個々の用法に入っていこう。はじめにthatを取り上げる。

3-1. thatはヒト・モノ・コトを特定する

thatは先行詞がヒト・モノ・コトのすべての場合において使える、大変便利な関係代名詞である。

  • 先行詞がヒト: He is the man that I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)
  • 先行詞がモノ: The car that crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)

もともと、thatは「あれ」の意味で何かを特定する語句だ。thatは関係代名詞以外にも、代名詞やthat節など幅広い場面で使用される。

  • 代名詞that: That is my younger sister. (あの人が私の妹です)
  • 限定詞that: I prefer that car. (私はあの車のほうがいいです)
  • that節: I know that you are right. (私はあなたが正しいことを知っている)
  • 関係詞that: He is the man that I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

英語では、形が同じであれば異なる文法にも同じ意味が存在する。thatはヒト・モノを問わず意味で使えるため、関係代名詞thatも先行詞の種類に関係なく使用できるのだ。

thatのイメージ

3-2. 主格の関係代名詞that

先行詞が、関係代名詞that以下の主語の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • The car that crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)

主格の関係代名詞that

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の主語となっている。

3-3. 目的格の関係代名詞that

先行詞が、関係代名詞that以下の目的格の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • He is the man that I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

目的格の関係代名詞that

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の目的語となっている。

4. 関係代名詞whichの使い方

続いて、関係代名詞whichの用法を議論していこう。

4-1. whichはモノの選択を表す

whichは、先行詞がモノ・コトの場合において使える関係代名詞である。

  • 先行詞がモノ: The car which crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)

もともと、whichは「どれか」の意味で何かモノを選ぶ際に使う語句である。whichは関係代名詞以外にも、疑問文で使うことができる。

  • 疑問文which: Which wine would you prefer? (どちらのワインが好みですか?)
  • 関係詞which: The car which crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)

英語では、形が同じであれば異なる文法にも同じ意味が存在する。whichが「モノの選択」の意味で使えるため、関係代名詞whichもモノ・コトを先行詞に取って使用するのだ。

whichのイメージ

4-2. 主格の関係代名詞which

先行詞が、関係代名詞which以下の主語の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • The car which crashed into the wall is mine. (壁に突っ込んだ車は私のものだ。)

主格の関係代名詞which

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の主語となっている。

4-3. 目的格の関係代名詞which

先行詞が、関係代名詞which以下の目的格の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • I will tell you the rumor which I still remember. (私がまだ覚えているその噂を教えましょう。)

目的格の関係代名詞which

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の目的語となっている。

4-4. thatとwhichの使い分け

関係代名詞thatとwhichは、取る先行詞の性質に違いがある。

  ヒト モノ・コト
that
which ×

これまで見たように、thatは「あれ」の意味で何かを特定し、whichは「どれか」の意味でモノを選ぶ際に使う語句である。

したがって、唯一無二の物事を表す最上級や、限定的なモノを表すonlyなどの語句が先行詞では、thatが好まれる傾向にあると言われている。

  • This is the best answer that I have ever seen. (これは私が見た中で最高の答えだ。)
  • The only thing that decreased motivation was the amount of time to do the work. (モチベーションを下げる唯一のことは、その仕事を行うための時間量だ。)

それ以外の場面では、thatとwhichは概ね交換可能な場合が多い。

5. 関係代名詞whoの使い方

続いて、関係代名詞whoの用法を議論していこう。

5-1. whoはヒトの選択を表す

whoは、先行詞がヒトの場合において使える関係代名詞である。

  • 先行詞がヒト: The woman who lives next door is friendly. (隣に住んでいるその女性はフレンドリーだ)

もともと、whoは「誰か」の意味でヒトを選ぶ際に使う語句である。whoは関係代名詞以外にも、疑問文や代名詞として使うことができる。

  • 疑問文who: Who did the assignment? (この課題を行ったのは誰?)
  • 代名詞who: Someone did, but I don’t know who. (誰かが行いました、しかし誰かはわかりません)
  • 関係詞who: The woman who lives next door is friendly. (隣に住んでいるその女性はフレンドリーだ)

英語では、形が同じであれば異なる文法にも同じ意味が存在する。whoが「ヒトの選択」の意味で使えるため、関係代名詞whoもヒトを先行詞に取って使用するのだ。

whoのイメージ

5-2. 主格の関係代名詞who

先行詞が、関係代名詞who以下の主語の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • The woman who lives next door is friendly. (隣に住んでいるその女性はフレンドリーだ)

主格の関係代名詞who

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の主語となっている。

5-3. 目的格の関係代名詞who/whom

先行詞が、関係代名詞who以下の目的格の役割を果たしている場合を見てみよう。

  • He is the man who I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

目的格の関係代名詞who/whom

ここでは、先行詞+関係代名詞が文章全体の目的語となっている。

尚、関係代名詞whoは目的格の場合のみ、whomという語句を使用することがある。

  • He is the man whom I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

whoとwhomの意味自体は同じである。しかし、whomはwhoよりフォーマルな印象を与えるため、書き言葉で使われる傾向にある。

6. 関係代名詞の省略

関係代名詞that, which, who/whomは、目的語の場合のみ省略して使用することができる。

まず、それぞれの例を比較してみよう。

*関係代名詞thatの省略

  • He is the man that I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)
  • He is the man I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

*関係代名詞whichの省略

  • I will tell you the rumor which I still remember. (私がまだ覚えているその噂を教えましょう。)
  • I will tell you the rumor I still remember. (私がまだ覚えているその噂を教えましょう。)

*関係代名詞who/whomの省略

  • He is the man whom I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)
  • He is the man I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

一般に、省略はカジュアルな印象を与えるので会話で多い教えられるが、本当だろうか?

省略の有無を出現頻度の違いから比較してみよう。下の図では、青のバーが関係代名詞の省略がない場合、緑のバーが省略が起こる場合の出現頻度を示している。

関係代名詞の省略

(出典: Longman Grammar of Spoken and Written Englishより筆者作成)

関係代名詞そのものは、会話よりも書き言葉(他の3つのジャンル)のほうが使用頻度が高い。

注目なのは、関係代名詞の省略が起こる場合の出現頻度だ。驚きべきことに、省略が起こる頻度は会話と学術書でさほど大きな違いがない。また、会話でも関係詞が省略されずに使われるほうが多い

筆者の感覚では、会話で関係代名詞を使うのは、何かを説明するような場面が多い。「説明」には多少のフォーマルさを伴うものであり、関係詞を使って「きれいな言葉遣い」をするのは理にかなっていると言える。

7. 関係代名詞whoseの使い方

続いて、関係代名詞whoseの用法を議論していこう。

もともと、whoseは「〜のもの」の意味で所有を表す語句だ。

  • 疑問文whose: Whose bag is this? (このバッグは誰のもの?)
  • 接続詞whose: I wonder whose this jacket is. (このジャケットは誰のものかなと思う)

関係代名詞においても同様に、whose Xの形で「Xのもの」の意味で使われる。

  • A child whose mother has left him is crying. (母親が置いていってしまった子供が泣いている。)

関係代名詞whose

whoseにはwhoが含まれるものの、ヒトだけでなくモノ・コトなど、すべての先行詞が使える点に注意が必要だ。

  • I worked in the company, whose managers were arrested. (私はその会社で勤めていた、そこではマネージャーが逮捕された)

8. 関係代名詞whatの使い方

続いて、関係代名詞whatの用法を議論していこう。

もともと、whatは「何か」の意味で漠然とした物事を表す語句だ。漠然としたモノを相手に問うため、whatは主に疑問文で使われる。

  • 疑問文what: What is this? (これは何?)
  • 限定詞what: Ask her what size shoe she wears. (彼女に、どのサイズの靴をはくのか聞いてください)

関係代名詞においても同様である。はっきりしないが存在しているであろう物事を、whatを使って表現することができる。

  • 関係詞what: What worries me is the result of the TOEIC test. (私を不安にさせるものは、トーイック試験の結果である。)

関係代名詞what

関係代名詞whatには先行詞を使う必要がない。前述のように、whatには既に漠然とした何かの意味が含まれる。whatに別の先行詞を使うと、意味のバッティングが起こってしまう。

  • 間違った用法: This is the best answer what I have ever seen. (これは私が見た中で最高の答えだ。)
  • 正しい用法: This is the best answer that I have ever seen. (これは私が見た中で最高の答えだ。)

尚、伝統的な文法では、whatはthe things whichの省略形と言われてきた。この真偽には諸説があるが、whatのイメージがわかないうちは、有効な暗記方法かと思われる。

9. 前置詞+関係代名詞の使い方

続いて、関係代名詞に前置詞を伴う用法を議論していこう。

まず、前置詞+関係代名詞の例を見てみよう。

  • The house in which I live is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)

前置詞+関係代名詞

先行詞はThe house(その家)、関係代名詞はwhichが使われている。The houseとwhichの間に前置詞inが挿入されている。

ここで、動詞liveの用法に注目してみよう。liveは通常、単体ではなくinと共に使用する動詞である。

  • I live in the house. (私はその家に住んでいる)

関係代名詞の後に使用される場合も、liveは常にinとセットではなくてはならない。そこで、live inをそのままの形で書くことができる。

  • The house which I live in is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)

さて、英語においては、前置詞を文章の語尾に置くとカジュアルなニュアンスを出す。そこで、本や雑誌などの書き言葉では前置詞の位置を移動させ、語尾に残さないようにすることができる。

この時、前置詞inは関係代名詞の前に置くルールがある。そこで、whichの前にinが使用される形が完成するのだ。

  • The house in which I live is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)

関係詞の前に前置詞を置く場合と、動詞の後ろに前置詞を置く場合は、どちらも文法的に正しい文である。文の大意も変わらないが、前述のようにニュアンスの違いが生じる。

  • カジュアル: The house which I live in is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)
  • フォーマル: The house in which I live is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)

尚、前置詞+関係代名詞は、ある程度熟語化して使われているケースが多い。代表的なものをいくつか紹介しよう。

  • the extent to which
  • the degree in which
  • the ease with which
  • the direction in which
  • the condition under which
  • the way in which
  • the means by which
  • the process through which

また、前置詞+関係代名詞の用法はwho/whomとwhichだけで使用できる点に注意しよう。thatでは前置詞を前に移動することは不可なので、動詞の後ろに置かれることになる。

  • 間違った例: The house in that I live is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)
  • 正しい例: The house that I live in is very large. (私が住んでいるその家はとても大きい)

10. 関係代名詞の非制限用法

関係代名詞の前に「, (コンマ)」を入れる用法を、非制限用法と言う。トイグルではこれを「コンマつき関係代名詞」と呼びたい。

基本的な用法を説明していこう。

10-1. コンマつき関係詞はおまけ情報を念のため紹介する

これまで紹介した関係代名詞は、すべて関係詞の前にコンマを使用しない用法だった。コンマが使用されない場合、関係代名詞は先行詞に情報を付け加えることにより、先行詞を特定する働きを持つ。

例を見てみよう。次の文では、たくさんの男性の中でも「私が昨日図書館で会った男性」を特定していることがわかる。

  • コンマなし: He is the man who I met in the library yesterday. (彼が私が昨日図書館で会った男です。)

コンマなし関係代名詞

これに対し、関係代名詞の直前にコンマが使用されれば、それはおまけの情報を付け加えることを意味する。特定の機能は伴わず、念のため説明しているといったニュアンスだ。

  • コンマあり: Beethoven, who died in 1827, was a musician. (1827年に死んだベートーベンは、ミュージシャンだった。)

コンマあり関係代名詞

先行詞はBeethoven(ベートーヴェン)、関係詞はコンマ+whoだ。

話し手は、Beethoven(ベートーヴェン)が有名人であり、who died in 1827(1827年に死去した)の情報がなくても特定可能だと考えている。よって、コンマつき関係代名詞を使用することで、おまけ情報を念のため付け加えている様子がわかる。

10-2. コンマつき関係代名詞の使い方

コンマつき関係代名詞は、thatを除くすべての関係代名詞・関係副詞で使用することができる。

以下、いくつか例文を見てみよう。

  • コンマ+which: I went to Tokyo, which is the capital of Japan. (私は東京に行った、そこは日本の首都である)
  • コンマ+who/whom: Tony was engaged to an articect, whom he met in Paris. (トニーは建築家と婚約していた、その人とは彼がパリで会った)
  • コンマ+when: The conference took place in 2000, when I worked in the advertisement agency. (その会議は2000年に行われた、それは私が広告代理店に勤めていた時だ)
  • コンマ+where: I’ve never been to Londo, where my wife lived. (私はロンドンに行ったことがない、そこは私の妻が住んでいた)

関係代名詞thatにコンマつきの用法が使われないのは、thatは既に「特定」の意味が強く含まれるからだと考えられる。

コンマつき関係代名詞には「特定」の意味が薄れ、おまけ情報の追加のニュアンスとなる。特定を表すthatとコンマは意味的にバッティングしてしまう。

10-3. コンマの有無による意味の違い

コンマの有無による意味の違いを、2つの例文を使って検証してみよう。

  1. My younger sister who lives in Hokkaido will come to Tokyo next month. (北海道に住んでいる私の妹は来月東京に来る。)
  2. My younger sister, who lives in Hokkaido, will come to Tokyo next month. (北海道に住んでいる私の妹は来月東京に来る。)

例文1はコンマなし、例文2はコンマありとなる。

コンマなし関係代名詞は先行詞を特定する機能を持つ。特定とは、複数ある中の1つを指し示す行為に他ならない。

したがって、例文1は「姉妹が複数人いるけれど、そのうちの北海道に住んでいる人」を意味することになる。

一方、コンマあり関係代名詞には特定の機能はなく、おまけ情報を追加する。例文2において、少なくともコンマあり関係詞の部分は特定の誰かを示唆しているわけではない。

ここで先行詞に注目しよう。

文章2の先行詞はMy younger sisterと単数形である。単数であることは1人であり、関係詞が複数人から「特定」しているわけでもない。よって、文章2において、「私」には姉妹が1人だけであることがわかる。

このように、コンマの有無のよって文のニュアンスに変化が生じる。ライティングを行う場合、特に注意して使うようにしよう。

※コンマつきは「非制限用法」と呼ばれる。これは、コンマなしが制限用法、すなわち特定をする用法なのに対し、コンマつきが非特定的な意味を持つからである。

11. 複合関係代名詞-everの使い方

関係代名詞の語尾にeverがつくと「〜ならなんでも(誰でも)」といった意味が加わる。

これらには既にヒト・モノ・コトの意味が含まれているため、先行詞は必要ない。その意味で、関係代名詞whatに近い用法と言えるだろう。

例文を見てみよう。

  • I can give you whatever you want. (あなたが欲しいものなら何でも、あげることができます。)
  • Whoever is responsible for this incident will be fined. (この問題に責任がある者は誰でも、罰金を課せられるだろう。)
  • You can bring whomever you want. (あなたが望む人であれば誰でも、招待することができます。)
  • Help yourself whichever you want. (欲しいものであればどれでも、召し上がってください。)

-everは文章より会話で使用されることが多い。

12. 連鎖関係代名詞の使い方

連鎖関係代名詞とは、関係代名詞の直後にI thinkなどの語句を埋め込む用法を指す。

例文を見てみよう。

  • This is the book which I think we should buy. (これは、私が思うに我々が買うべき本です。)

I think(私が思うに)を挿入することで、話し手が主張を和らげたり、客観視させる文章を作ることができる。この用法は文章より会話で使用されることが多い。

13.まとめ

当エントリーでは、関係代名詞全10種類の用法を説明してきた。

様々な使い方が存在するが、そこには共通して「情報の追加」の意味がある。

まとめとして、関係詞の用法によるニュアンスの違いの例をお見せしよう。

  • Do you know the man Kaori is engaged to? (とてもカジュアル)
  • Do you know the man who Kaori is engaged to? (カジュアル)
  • Do you know the man whom Kaori is engaged to? (フォーマル)
  • Do you know the man to whom Kaori is engaged? (非常にフォーマル)

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

無料TOEIC問題をやってみよう!

Part5形式の文法・単語問題を無料で解ける、オリジナルTOEIC問題を用意しました。


解答後はTOEIC予想スコアを見て、今の実力を知ることができます。


解答・解説編も無料ダウンロードできます。ぜひともプレイしてみましょう!


やってみる

コメント

  1. ななお より:

    私は45+なのですが、私が中学高校で英語を習ったときは代名詞が人物の目的格の場合は必ずWhomとすると習いました。その時から口語ではWhoを使う場合が多いとは知っていましたが、今のToeicの基準では選択肢にWhomがあっても正解はWhoなのでしょうか?

  2. 田邉竜彦 より:

    >ななおさま
    ご質問ありがとうございます。

    TOEICは設問を作る都合上、絶対的に正しいものしか正解になりません。
    そのため、whomとwhoが交換可能な状況で、両方が選択肢に出ることはないと思います。
    (そうすると両方が正解になり得るので)

    これは、現代英語では今もwhomとwhoの両方が使われているからです。
    おっしゃるとおり、口語ではwhoのほうが好まれる傾向にあります。

  3. ななお より:

    これは可能ですか?
    ー They love when I sing Carpenters’ songs.

    いわゆるwhen 以下の関係代名詞句は目的格節になりえますか?

  4. 田邉竜彦 より:

    >ななお様

    私がいただいた文章を初見した時、loveの目的語が欠けている状態だと判断しました。彼らは何を愛するのか、を示してあげる必要があります。

    「when以下の関係代名詞句は目的格節になりえますか」に関してですが、これはwhen I sing Carpenters’ songsがloveの目的語になり得るか、という意味でしょうか?
    もし「彼らは私がカーペンターズの歌を歌っている時間が好き」という意味でしたら、whenではない別の表現をしたほうが妥当かと思います。

  5. もも より:

    もう少しわかりやすく説明できませんか?

  6. 田邉竜彦 より:

    >もも様

    大変申し訳ありません。
    どの辺りがわかりづらいと感じたでしょうか?
    改善させていただきます。

  7. 篠川 より:

    僕は、とてもわかりやすい説明だったと思います。ありがとうございます!
    1つ質問させていただきたいのですが、先行詞が人+人以外(例えばa son and a dogなど)の時、関係代名詞はwhichもwhoも使えないので、代わりにthatを代用せざるを得ないと思うのですが、そういった場合にコンマ付き関係代名詞はどのような形にすれば良いのでしょうか?
    つまり
    I have a son, who is 6 years old.
    I have a son and a dog, ??? get along.
    お願いします。

  8. 田邉竜彦 より:

    篠川様

    お褒めのお言葉、ありがとうございます。
    ご質問の件に関し、研究用の文法参考書で調べたところ、2つの異なる名詞が先行詞になる事例を確認することができませんでした。
    文法的に不可とは言い切れませんが、2つの先行詞+コンマつき関係代名詞という使い方は一般的ではないようです。

  9. 篠川 より:

    なるほど。ありがとうございました!

コメントを残す

*