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英語のso that構文とは?使い方と上手な訳し方を解説!

so that 構文の使い方

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英語の so that 構文 とは、「…するために」の意味で <目的> をあらわしたり、「そのため」の意味で <結果> をあらわす際に使われます。

so that 構文は、リーディング(長文読解)はもちろん、スピーチなど、かたい話し言葉を聞く際によく出現します。しかし、複雑な構造を持つため、英語初学者の方にとって、しばしば理解が難しいものです。

英語を学んでいるあなたは、次のような疑問を持っていませんか?

  • so that 構文の使い方がわからない…
  • so that と so A that B の違いがわからない…
  • 「,(コンマ)」が出現する時と, そうでないときの違いは何か…

so that 構文は主として、「… so that …」の形と、「… so A that B …」の二通りがあります。また、「, so that …」のようにコンマが入る時と、「so that…」のように入らない時では、意味が変わります。英文を正しく読んだり、書いたりするには、これら用法の違いをよく知っておく必要があります。

ところが、so that 構文について解説する本や記事を読んでも、例文が少なかったり、網羅的な解説がない場合が多く、この構文をマスターするのには不十分です

so that 構文について色々調べてみたけれど、結局、よくわからなかった…」と悩む方も多いでしょう。

そこでこの記事では、英語を10,000人以上に教えたプロ教師が、so that 構文の使い方について、わかりやすく説明します。

基礎から応用まで、用法をほぼ完全に網羅しているため、本記事を読むだけで、so that 構文の悩みがたちまち解決していくに違いありません。

ぜひ最後までご覧ください。

本記事は2016年に投稿して以来、累計5万人以上の方に読まれた人気記事です。筆者の研究を重ねて、2023年に3度目となる全面改訂をしました。ぜひお楽しみください。

so that の使い方

1. [目的] …するために

  • She’s saving money so that she can buy a new car.
    (彼女は新車を買うために, お金を貯めています)
  • Set an alarm clock so that you won’t miss your early morning flight.
    (早朝のフライトに乗り遅れないよう, 目覚まし時計をセットしましょう)
  • He lowered his voice so no one could hear our conversation.
    (私たちの会話が誰にも聞かれないよう, 彼は声を小さくした)

so that は「…するために」の意味で <目的> をあらわします。

この意味では、通例、前に「,(コンマ)」を置かずに用いられます。

くだけた言い方では、例文(下)のように、that を省略することがあります。

So that を文頭に置く場合

<目的> の意味の so that は、文頭に置くことができます。

  • So that everyone could hear, she spoke loudly into the microphone.
    (みんなに聞こえるように, 彼女はマイクに向かって大きな声で話しました)
  • Plan your meals in advance so that you don’t have to cook every day.
    (毎日料理をしなくてもいいように, あらかじめ食事の計画を立てておきましょう)
  • I practice playing the piano daily so that I may become a skilled musician.
    (私は腕のいい音楽家になるために, 毎日ピアノを練習しています)
  • We double-checked the instructions so that we should not make any mistakes.
    (間違いがないように, 指示書を再確認しました)
  • He saved money for months so that he could buy a new car.
    (彼は新車を買うために, 何カ月もお金を貯めました)
  • She locked the door so that no one would enter the room without permission.
    (誰も勝手に部屋に入れないように, 彼女はドアに鍵をかけました)
  • He took a different route so that he might avoid heavy traffic.
    (大渋滞を避けるため, 彼は別のルートをとりました)

注: <目的> の意味の so that は、that節内に can, will, may, should, could, would, might などの助動詞のほか、直説法現在も用いられます。

2. [結果] それで, そのため, その結果

  • She missed her alarm clock, so that she had to rush to work.
    (彼女は目覚まし時計に気が付かなかったため, 急いで仕事場に行かなければならなかった)
  • He lost her passport, so he wasn’t able to board the flight.
    (彼はパスポートをなくしたため, 飛行機に乗ることができませんでした)

so that は「それで, そのため, その結果」の意味で <結果> をあらわすことがあります。

この意味では、通例、前に「,(コンマ)」を置いて使用します。

くだけた言い方では、例文(下)のように、that を省略することがあります。

コンマの有無によって、意味の曖昧さが生じることがあります。次の例文は、いずれの解釈も可能です。

  • She studied hard so that she could pass the test.
    (彼女は試験に通過するため, 一所懸命勉強した/目的)
    (彼女は一所懸命勉強したため, 試験に通過した/結果)
so much so that

so much so that(非常に…なので)の形で用いることもあります。

  • The hike was so challenging, so much so that we needed a break every 15 minutes.
    (ハイキングはとても困難だったので, 15分おきに休憩する必要がありました)

so A that B の使い方

1. [結果] あまりにAなのでB

  • He was so tired that he couldn’t keep his eyes open.
    (彼はあまりに疲れていたので, 目を開けていられなかった)
  • She typed so fast that she completed the task in record time.
    (彼女はあまりに速くタイプしたので, 記録的な時間で仕事を完了できた)

so A that B は「あまりにAなのでB」の意味で <結果> をあらわします。

例文(上)は SV so 形 that S’V’、例文(下)は SV so 副 that S’V’ の形で使われている例です。

Soを文頭に置いて倒置する場合

かたい書きことばでは、So を文頭に置きつつ、主語と動詞を倒置することがあります。

  • So bad was the weather yesterday that all the outdoor events had to be canceled.
    (昨日, 天候がとても悪かったので, すべての屋外イベントは中止となりました)
  • The music was so loud that we had to cover our ears.
    (音楽がとてもうるさかったので, 私たちは耳を覆わなければなりませんでした)
  • The technology is advancing so fast that it’s hard to keep up.
    (技術がとても速く進歩しているので, ついていくのが大変です)
  • It was a job so simple that even a child could do it.
    (それは子供でもできたほど簡単な仕事でした)
  • So clearly does she speak that her lectures are always easy to understand.
    (彼女はとても明瞭に話すので, 講義はいつも簡単に理解できます)
  • So many people had I invited, that we had to rent a larger venue for the party.
    (たくさんの人たちを招待したので, パーティーのために大きな会場を借りなければなりませんでした)

かたい書きことばでは、so A that B の構文が複雑な形で用いられることがあります。次の英文は、”S be so C” が倒置を伴った上で、文中に挿入的にあらわれている例です。

  • Many people do not realize, so great is the complexity of the human brain, that it plays a pivotal role in shaping our thoughts, emotions, and behaviors.
    (多くの人々は, 人間の脳の複雑さのため, 脳が思考, 感情, 行動の形成に極めて重要な役割を果たしていることに気がついていません)

英作文の際、so A that B の構文の使用には、因果関係がきちんとあらわれているか、注意する必要があります。次の例文を見てみましょう。

  • The room is very large, and it has a balcony with a view.
    (その部屋はとても広く, 眺めの良いバルコニーがあります)

この文を so A that B を使って、The room is so large that it has a balcony with a view. のように書くことはできません。なぜなら、「部屋が広いこと」と「眺めの良いバルコニー」があることは、因果関係がないからです。(部屋が狭くても、眺めの良いバルコニーがある可能性はあります。)

また、so A that B の構文では、「あまりにAなのでB」という意味から、A の位置の形容詞は、段階的である必要があります。

例えば、so beautiful that …(とても美しかったので…)では、beautiful(美しい)には段階があるため、可能です。一方、so closed that … は、「closed(閉じた)」には段階がないため、不可となります。

かたい文体では「so 形容詞 a(n) 名詞 that」のように、”so+形容詞” が名詞句に先行する語順で用いられることがあります。この形の場合、通例、名詞の前に不定冠詞(a/an)が必要です。

  • The before and after photos showed so great a difference that it was hard to believe it was the same person.
    (ビフォーアフターの写真を見ると, 同一人物とは思えないほどの違いがありました)

ただし、many あるいは few が形容詞の時、直後に名詞の複数形を置くことができます。

  • The book contained so many errors that it was difficult to take it seriously.
    (その本はたくさんの誤りを含んでいたので, 真面目に受け取ることが難しかった)

また、much あるいは little が形容詞の時、直後に不可算名詞を置くことができます。

  • There was so much smoke that it became difficult to breathe in the burning building.
    (煙がすごかったため, 燃えている建物の中では呼吸が困難でした)

2. [程度] BであるほどにAでない

  • He was not so tired that he couldn’t go for a run.
    (彼は走りに行けないほど疲れていたわけではなかった)

主節が否定文の場合、so A that B は「BであるほどにAでない」の意味で <程度> をあらわすことがあります。

この意味の場合、後から訳すとうまく意味を解釈できます。例えば、上記の文を「疲れていなかったので走りに行けなかった」と前から訳すと意味に矛盾が生じますが、「走りに行けない程、疲れていたわけではなかった」と後から訳すと意味が通ります。

  • Nobody is so busy that they can’t find time for a quick chat with a friend.
    (友だちとちょっとしたおしゃべりの時間が取れないほど, 忙しい人はいない)

3. [様態] BするようにA

  • The manager had so arranged things that the team could work remotely.
    (マネージャーはチームが遠隔で機能するよう, 手はずを整えていた)
  • The machine is so constructed that it operates efficiently.
    (その機械は効率的に作動するよう作られている)

so A that B は「BするようにA」の意味で <様態> をあらわすことがあります。

この意味では、過去分詞の動詞と共に使われます。例文(上)は完了形、例文(下)は受動態で用いられています。

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