TOEICリスニングセクションの解き方

TOEIC®リスニングセクションでスコアが上がらず、悩んでいる方は多いだろう。

そこでトイグルではリスニング各パートの対策を徹底研究し、そのエッセンスをまとめた。

解き方の手順を詳しく解説しているため、試験前の参考にしてほしい。

※「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。

*目次

  1. リスニングセクションの基礎知識
  2. TOEIC Part1の解き方
  3. TOEIC Part2の解き方
  4. TOEIC Part3&Part4の解き方
  5. おすすめ教材&アプリ
  6. まとめ

1. リスニングセクションの基礎知識

TOEICリスニングセクションは、Part1, Part2, Part3, Part4の4パートから構成されている。

  • Part1: 写真描写問題(6問)
  • Part2: 応答問題(25問)
  • Part3: 会話問題(39問)
  • Part4: ナレーション問題(30問)

4パートの合計は100問で、解答時間は46分間前後

リスニング中にリーディングセクションの問題を読んだり、解答する行為は現在禁止されている。

各パートの対策を見ていこう。

2. TOEIC Part1の解き方

TOEIC Part1は写真描写問題である。

問題用紙には、1つの設問に対して1枚の写真が掲載されている。英語の音声が4つほど流れ、その中で最も適切に写真を表している選択肢を選ぶ。

例題を見てみよう。 

TOEIC Part1 例題

  • (A) They are about to leave.
  • (B) One of the men is reading a magazine.
  • (C) One of the men is pointing at something.
  • (D) They are in the pedestrian crosswalk.

(トイグルオリジナル問題)

正解は(C). 「男性のうちの1人は何かを指している」の意味。

さて、Part1で出題される英文はすべて「主語+動詞+目的語+追加情報」のシンプルな語順で構成されている。関係代名詞が挿入されたり、that節のthatが省略されたり… といった、複雑な文は出てこない。

そのため、Part1は語順を意識するだけで、聴き取り能力の大幅な改善が見込まれる

先ほどの例題を分析してみよう。

TOEIC Part1 語順

ここから、主語、動詞、目的語、追加情報の各パーツの正誤を、音声を聴きながら即座に判断できるのが理想だ。

TOEIC Part1 語順

もちろん、英語初級者・中級者は、すべての語句を聴き取り、その正誤を瞬時に判断するのは難しいだろう。

しかし、900点以上を目指す上級者以外、Part1で完璧な聴き取りを目指す必要はない。

重要なのは、語順を意識することで、これまで「なんとなく」聴いていたのを、「目的を持って聴き取る」よう注意を向けることである。

あとは語彙力増強と設問慣れを通じ、Part1が「自信を持って解ける」ようになるはずだ。

3. TOEIC Part2の解き方

TOEIC Part2は応答問題である。

英語の短いセンテンスが流れ、返答候補の選択肢を3つ聴く。日常英会話のワンシーンを想定しており、意味的に最も自然なものを選ぶ。

問題用紙には「Mark your answer on your answer sheet. (答えを解答用紙にマークしてください)」としか記載されておらず、純粋な英語リスニング能力が問われる。

例題を見てみよう。

Where is the post office? (郵便局はどこにありますか?)

  • (A) I went to my office.(私は自分のオフィスに行きました)
  • (B) It is across the street.(その通りを越えたところにありますよ)
  • (C) No, not at all.(いいえ、そんなことないです)

(トイグルオリジナル問題)

郵便局の場所について問われている。場所について述べている(B)「その通りを越えたところにありますよ」が正解。

出題形式はYes-No疑問文、WH疑問文、否定疑問文、選択疑問文、付加疑問文、平叙文など様々だが、ここでは全パターン共通の解き方を説明しよう。

手順1: 設問文を聴き取る

Part2では設問文を聴き取った後、3つの選択肢を聴いて答える。

Part2では、最初の一語は絶対に聴き取れるようにしたい

Whyは理由、Whereなら場所のように、英語は最初の一語が疑問の内容を表す。どんなに集中力が切れていても、最初の一語さえわかれば、ある程度選択肢を絞り込むことができる。

TOEIC750点以上を目指すなら、最初の一語に加えて文全体の大意が理解できると良い。800点以上なら詳細の理解は必須だ。

手順2: 選択肢を聴いて答える

続いて、3つの選択肢を聴いて自然な返答を選ぶ。

Part2は文章が短いため、設問文に出てきた語句と同じ単語が入った選択肢を、ついつい選びがちである。

TOEIC製作者はそれをわかっており、受験者を引っ掛けるため、重複キーワードは原則として間違いの選択肢にしている。

そのため、設問文と同じ語句の選択肢は選ばないようにしよう。これが重複キーワードを避けるワザと呼ばれる経験則である。

例えば、Where is the post office? (郵便局はどこにありますか?)に対し、同じofficeが入った(A) I went to my office.(私は自分のオフィスに行きました)はひっかけの可能性が高い。

重複キーワードを避けるワザを活用すれば、半分近い問題の選択肢を絞ることができる。英語初心者はこのテクニックを活用すれば、効果的に正答率を上げれるだろう。

尚、選択疑問文等一部の設問では、重複キーワードの選択肢が正解になることがある。

4. TOEIC Part3&Part4の解き方

TOEIC Part3は会話問題、Part4はナレーション問題である。

受験者は英語の長文音声を聴き、内容に関する3つの設問に答える。合計69問と、リスニングセクションの過半数を占めるパートだ。

Part3とPart4は音声形式こそ違えど、設問と選択肢の形式は同じである。そのため、どちらにも使える共通の対策を紹介しよう。

手順1: 設問の先読み

Part3&Part4では、3つの設問と4つの選択肢が、それぞれ問題用紙に印字されている。

そのため、音声を聴く前にこれら設問と選択肢を先読みし、問われる内容を事前に知っておくと良い。

しかし、先読みに使える時間はせいぜい8秒間である。余程の上級者でない限り、短い時間にすべてを理解するのは難しい。

そこで、目標スコアが700点未満の初・中級者は4つの選択肢のみを先読みする。

TOEIC Part4 設問

700点以上を目指す上級者は設問文のみを先読みする。余裕があれば、選択肢にも軽く目を通そう。

TOEIC Part4 設問

手順2: 音声ジャンルを把握する

Part4では、各音声の冒頭にそのナレーションのジャンルが読み上げられる。

  • 例: Questions 71-73 refer to the following speech. (設問71-73は次のスピーチに関するものです)

人はリスニングの際、無意識にジャンルから背景知識を呼び起こし、内容を推測をしながら聴くことが、言語学の研究で明らかになっている。

そのため、Part4ははじめに文章ジャンルを把握しよう。なんとなく「スピーチならこんなやり取りが行われるかな」と推測する程度で、全体の理解度が大幅に向上する。

*Part4の頻出ジャンル

  • advertisement (広告)
  • announcement (アナウンス)
  • broadcast (放送)
  • excerpt from a meeting (会議の一部)
  • introduction (セミナー等の導入)
  • news report (ニュース報道)
  • radio broadcast (ラジオ放送)
  • recorded message (自動音声メッセージ)
  • talk (話)
  • telephone message (留守番電話)

Part3はジャンルが紹介されないため、音声内のキーワードから状況を推測できると良い。

手順3: 音声から解答のヒントを探す

Part3&Part4は会話を聴いて「覚える」のではなく、音声から解答のヒントを「探す」ように聴く。

ここで、Part3&Part4は音声と設問の順序が概ね一致することを知っておこう。設問1は音声の前半、設問2は中盤、設問3は音声の最後にヒントが出ることが多い。

TOEIC Part4 ナレーション

つまり、たとえ内容が理解できなくても、音声についていけさえすればヒントを見つけることができる

問題集等でスクリプトを見ながら聴く練習をしていれば、音声を見失わないコツが徐々につかめるだろう。

手順4: 設問に答える

Part3&Part4では次の問題の先読み時間を確保するため、音声を聴きながら設問に答えるのが望ましい

目標スコアが700点未満の初・中級者は、先読みで覚えた選択肢を拾い聴きするように音声を聴く

選択肢と同じ語句を耳でキャッチし、その場で該当する選択肢を塗る。正解は言い換えが多いので、似た意味の語句にも注意を払おう。

TOEIC Part4 ナレーション

拾い聴きは大変大雑把な方法であり、ひっかけにハマることも多い。しかし、音声を十分に聴き取れない段階では、試験テクニックとして有効だ。

700点以上を目指す中・上級者は、マルチタスクで設問に答える。

  • 耳: 音を聴く
  • 目: 設問・選択肢を読む
  • 右手: マークシートを塗る
  • 左手: 3本指で設問を指し示す
  • 脳: 内容把握
  • 意識: 複数設問の同時解答

会話全体のストーリー展開をつかみ、設問文を読みながら音声内容を理解する。

700〜850点目標なら、設問1と設問2は自信を持って答えられるようにしたい。850点以上を目指すなら、音声を正確に理解できる聴き取り能力が求められる。

5. おすすめ教材&アプリ

対策を理解したら、実践練習を積むのが望ましい。トイグルのオススメ教材・アプリを紹介したい。

*公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集2』は、TOEIC公式問題集の最新版。本番同様の難易度で設問を解ける。

リスニングセクションは2回分が収録されている。TOEICを受験するなら必須の問題集だ。

*TOEICテストリスニング360問

TOEICテストリスニング360問

『TOEIC®テストリスニング360問』は、かつてApp Storeの教育カテゴリー有料部門で1位を取った、人気リスニングアプリだ。

Part1(写真描写)とPart2(応答問題)が、600点・730点・860点対策の3レベルに分かれている。

それぞれで120問の問題が用意されているため、今の実力にあった練習を積むことができる。

6. まとめ

当エントリーでは、TOEICリスニングセクションの解き方を紹介してきた。

TOEICの出題傾向は一定なため、事前の対策で正答率を伸ばすことができる。問題集を使って繰り返し練習し、目標スコア達成を狙っていこう。

当記事を読んでもっと知りたい!と思った方は、こちらの記事も参照いただきたい。

Good luck!

 

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