英語超初心者がTOEIC400点を達成する勉強法まとめ

「TOEIC®にまったく自信がない。なので、最初は400点を目標にしたい…」

このように考える社会人学習者の方は多いだろう。

そこでトイグルでは、英語初心者がTOEIC®400点を獲得する全手法をまとめた。

400点のレベルを確認した後、単語、リスニング、リーディング対策、おすすめ参考書を紹介していく。

長文エントリーのため、目次から知りたい項目を参照いただけると幸いだ。

  • *「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。
  • *記事内のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

*目次

  1. TOEIC®400点のレベル
  2. 単語勉強法
  3. リスニング勉強法
  4. リーディング勉強法
  5. おすすめ参考書
  6. まとめ

1. TOEIC®400点のレベル

TOEIC®400点台は初級レベルである。TOEIC®全受験者の約18%が該当する。

400点の目安は「20年ぶりの英語を半年勉強し、基礎的な単語をなんとなく思い出してきたけど、英語はまだ難しい…」といった状態である。

TOEIC400点のレベル

一般に400点台を取得する受験者には、次のような特徴が見られる。

  • 英検準2級レベル
  • センテンス内にわからない単語が多い
  • リスニングは雰囲気でなんとなく
  • 英語学習はまだまだ苦痛

さて、TOEIC®は990点満点の試験で、初級者から上級者まで全員が同じ問題を解く。全問正解を目指す必要はなく、単純計算で約4割合っていれば目標400点を達成できる。

つまり、重要なのは上級者向けの難問を思い切って捨て、取れる問題だけを確実に正解してスコアを稼ぐ戦略である。

以下、400点に必要な要素のみに重点を当て、勉強法を説明していこう。

2. 単語勉強法

英単語は組み合わせで覚えるのが効率的である。

まず、単語帳を使ってインプットを行う。紙と鉛筆を用意し「happy→幸せな」のように、英単語と日本語訳をそれぞれ10回を目安に書き写す。

しかし、現段階で学んだ英単語はすぐに忘れる。我々の脳は、無意味なアルファベットの塊を不要な情報として捨ててしまうからだ。

そこで、インプットと同時に行いたいのがリーディング(読解)である。

ここでは、初心者向けリーディング問題集を解くことにより、単語が文脈の中で意味のある文字列として認識される

問題を解いたら、辞書を引きながら丁寧に英文を読もう。文章内でインプットした単語に3〜4回再開すれば、記憶への高い定着が期待できる。

加えて、定期的に単語の復習も行う。単語帳で過去に学んだ範囲をもう一度インプットすることで、忘れかけていた語句を思い出す。

単語勉強法

これら「インプット→リーディング→復習」のサイクルは、同時並行で行うのが望ましい。インプットは毎日、リーディングは週末などに集中、そして単語の復習は月に1度程度行おう。

400点を目指す段階なら、単語学習だけで目標達成レベルの英語力が身につく。

おすすめ単語帳は、他の教材と共に『5. おすすめ参考書』にて紹介したい。

3. リスニング勉強法

リスニング各パートの対策を説明していこう。

3-1. Part1対策

Part1は写真描写問題である。問題用紙に印字された写真をもっとも適切に表している選択肢を選ぶ。

Part1で出題される英文はすべて「主語+動詞+目的語+追加情報」のシンプルな語順で構成されている

そのため、Part1は語順を意識するだけで、聴き取り能力の大幅な改善が見込まれる

例を見てみよう。

Part1のコツ

主語、動詞、目的語、追加情報と、語彙を綺麗に分類できることがわかる。

400点を目指す段階なら、確実に聴き取りたいのが主語と動詞だ。目的語以下が聴き取れなくても、主語・動詞がわかれば選択肢を絞ることはできる。

問題集を解いたら解答編のスクリプトを使い、上のような表を作ってみよう。繰り返し練習すれば、Part1の苦手意識は薄れるはずだ。

3-2. Part2対策

Part2は応答問題である。はじめに放送される一言に対し、最も自然な返答を選ぶ。

400点を目指す段階では、音声すべてを聴き取るのは不可能だ。そこで、意識すべきが最初の一語の聴き取りである

Whyは理由、Whereなら場所のように、英語は最初の一語が疑問の内容を表す。最初の一語さえわかれば、ある程度選択肢を絞り込むことができる。

  • why: 理由
  • where: 場所
  • when: 時
  • what time: 時間
  • who: 人
  • how: 方法

問題集では最初の一語の聴き取りを繰り返し練習する。Part2は半分近くの問題が、これだけで正答率の向上が見込まれる。

3-3. Part3&Part4対策

Part3は会話問題、Part4はナレーション問題である。英語の長文を聴き、内容に関する3つの設問に答える。

Part3&Part4では、設問文と3つの選択肢がすべて問題用紙に印字されている。音声を聴く前に、それらを先読みするのが望ましい。

ただし、400点を目指す段階では、短い時間にそれらすべてを読んで意味を理解するのは不可能だ。そこで、今は1つ目の設問の4つの選択肢のみを先読みする

先読みのコツ

Part3&Part4は音声と設問の順番が概ね一致する。1問目は音声序盤に流れるため、放送開始からの数秒間を全力で集中する。

結果、各音声にて1問は自信を持って正解し、残り2問中1つが偶然正解できれば、総合的に400点レベルのリスニングスコアが取れる。これが「目標に着地する」感覚である。

4. リーディング勉強法

リーディング各パートの対策を説明していこう。

4-1. Part5対策

Part5は短文穴埋め問題である。空白を含む短い英文に、文法・意味的にもっとも自然な選択肢を選ぶ。

400点を目指す段階では、品詞問題・動詞問題など個々の文法より、Part5全体で使える解き方を知るほうが重要だ。

例を見てみよう。

The class _____ is available on the website from tonight.

  • (A) connection
  • (B) supplier
  • (C) income
  • (D) schedule

(トイグルオリジナル問題)

Part5を解く時は、文を意味の区切れに分けながら解釈する。主語・動詞・目的語・その他の4要素を意識し、頭の中でスラッシュ(/)を入れると良いだろう。

  • The class _____ / is / available / on the website / from tonight.
  • 「クラスの◯◯は、利用可能である、Webサイトで、今夜から」

あとは、空白に適した語句を入れる。先の例なら正解は(D)scheduleで、「クラスのスケジュールは…」の意味となる。

このトイグル式読解法を熟練させれば、Part5の大幅な正答率向上が期待できる。

4-2. Part6&Part7対策

Part6は長文穴埋め問題、Part7は長文読解問題である。

Part6は、長文内の空白に語句あるいはセンテンスを選ぶ。Part7は内容に関する質問に答える。

出題形式は異なるが、どちらも長文を読む点で一致している。Part7の例題を使い、共通の解き方を紹介しよう。

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

手順1: 文章のジャンルを把握

Part7は各設問の頭に、その文章のジャンルが記載されている。

例: Questions 147-148 refer to the following advertisement. (設問147-148は次の広告に関するものです)

人は文章を読む際、無意識にジャンルから背景知識を呼び起こし、内容を推測をしながら読解することが、言語学の研究で明らかになっている。

そのため、Part7ははじめに文章ジャンルを把握しよう。なんとなく「Eメールならこんなやり取りが行われるかな」と推測する程度でOKだ。

*Part7の頻出ジャンル
  • e-mail (Eメール)
  • letter (手紙)
  • text message chain (チャット)
  • notice (告知)
  • advertisement (広告)
  • article (記事)
  • report (レポート)
  • information (情報)
  • coupon (クーポン)
  • form (フォーム)
  • web page (webページ)
  • review (レビュー)

手順2: 文章の全体像を把握

Part7では、本文と設問の順番は概ね一致する。設問が2つある文章なら、設問1は文の上部、設問2は文の下部に、答えのヒントが見つかる傾向にある。

文章の長さ設問数から、ヒントの目星をつけておこう。

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

手順3: 1つ目の設問を読む

大量の長文を扱うPart7では、国語のように文章をじっくり読んで設問を解くと、たちまち時間切れになってしまう。

そこで、Part7は順番を逆にし、設問を先に読んでから答えを探すように長文を読解する

よって、この時点で文章はまだ読まない。まずは1つ目の設問文に目を通し、問われる内容・キーワードを把握する。(A)〜(D)の選択肢はチラッと目を通す程度でOKだ。

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

手順4: 本文を上から1〜3行読む

ここまで準備ができたら、ようやく本文に入っていく。

Part7では、一度に進むのは最大でも3行程度に留める。これ以上一気に読むと文脈理解が追いつかず、文章を「二度見」して時間を浪費する。

ここで、Part7解答には直接ヒント文脈の両方が必要なのを覚えておこう。

直接ヒントとは、設問解答の直接的な根拠となる箇所を指す。それに対し文脈とは、直接ヒントの前後にある文章の流れである。

問題集ではよく「◯◯と書いてあるので、この設問は(A)が正解」と解説されるが、文章の一箇所のみから正解を選ぶのは不可能だ文脈を理解することではじめて、目星をつけた箇所が直接ヒントになるか判断できる

先の設問147なら、上部全体の文脈を把握しつつ、直接ヒントを探す。設問148も同様だ。

この意味で、Part7は本文のほぼすべてを参照して解くことになる。

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

手順5: 選択肢をマークする

直接ヒントを発見できたら、その場で止まって選択肢を検証する。

本文と選択肢は言い換えになっていることが多い。同じ内容を別の語彙で表現しているため、単純にキーワードを追うのではなく、文脈の理解が必要だ。

設問147では、1行目のyour home insurance(あなたの住宅保険)が直接ヒントとなる。また、その後の数行を読むことで、この文章が既存顧客に契約の更新を促していることがわかる。

よって、正解は(C)An existing customer(既存顧客)。残りの設問も同じ手順で解答する。

TOEIC Part7 シングルパッセージ 例題

5. おすすめ参考書

400点達成に必要なおすすめ教材を5冊紹介しよう。

それぞれ異なる用途があり、別の場面で使用する。目標達成を目指すなら、できればすべて買い揃えたい。

1冊目: 世界一わかりやすい TOEICテストの英単語

『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』は、『2. 単語勉強法』で紹介したTOEIC®用の単語帳である。

400点を目指す段階では、英語に慣れることが重要だ。単語学習を通じて英語の感覚を思い出そう。

2冊目: TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破

『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破』は、東進が出版しているTOEIC®総合問題集である。

リスニング・リーディングの両方が収録されているので、パート別対策の練習に適している。難易度は低めなので、学習の初期段階で有効だ。

3冊目: 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

『1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急』はPart5(文法パート)用の問題集。

こちらも初心者向けに、難易度の低い問題が中心となっている。単語学習と並行し、学習序盤からはじめてみよう。

4冊目: 新TOEIC TEST 初心者特急 読解編

『新TOEIC TEST 初心者特急 読解編』は、初心者向けの長文読解問題集。本番より短い英文でPart7の練習ができる。

長文読解は語彙力増強にも直結する。先の3冊である程度英語に慣れたら、本書で長文対策をはじめよう。

5冊目: 公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』は、TOEIC®公式問題集の最新版。「灰色表紙」とも呼ばれる。

リスニング・リーディング全パート200問が2回分収録されている。本番レベルなので難易度は高い。受験前に、本番慣れの意味で一度解いておく程度でOKだ。

6. まとめ

当エントリーでは、TOEIC®400点を目指す勉強法を解説してきた。

英語に10年以上のブランクがある社会人でも、本メソッドを用いて学習を行えば、その効果が実感できるはずだ。

さて、トイグルでは月に1〜2回程度、英語初心者向けTOEIC®対策セミナーを開催している。気軽に参加できる単発型講座で、全パートの解き方を1日で学習する。

詳細は下記のリンクより紹介しているため、1つの選択肢として検討いただけると幸いだ。

Good luck!

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