英語中級者がTOEIC700点を達成する勉強法まとめ

「英語はそれなりに慣れてきた。TOEIC®700点を超えライバルに差をつけたい」

このように考える社会人学習者の方は多いだろう。

そこでトイグルでは、英語中級者がTOEIC®700点を獲得する全手法をまとめた。

700点のレベルを確認した後、単語、リスニング、リーディング対策、おすすめ参考書を紹介していく。

長文エントリーのため、目次から知りたい項目を参照いただけると幸いだ。

*「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。

*記事内のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

*目次

  1. TOEIC®700点のレベル
  2. 単語勉強法
  3. リスニング勉強法
  4. リーディング勉強法
  5. おすすめ参考書
  6. まとめ

1. TOEIC®700点のレベル

TOEIC®700点台は中・上級レベルである。TOEIC®全受験者の約15%が該当する。

700点の目安は「設問はある程度自信を持って解ける。基礎的な単語力も身についた。ようやく英語が楽しくなってきた」といった状態である。

TOEIC700点のレベル

一般に700点台を取得する受験者には、次のような特徴が見られる。

  • 英検準1級レベル
  • 社内で「英語が得意な人」と認識される
  • 英語学習へのストレスはほぼない
  • 長文リスニング・長文読解は苦手

さて、いわゆる「試験テクニック」で乗り切れるのは、600点までである。700点を超えるには、文章をスムーズに読み聴きできる英語力が重要だ。

以下、700点に必要な要素のみに重点を当て、勉強法を説明していこう。

2. 単語勉強法

英単語はインプットリーディングアウトプット復習の「組み合わせ」で覚えるのが効率的である。

まず、単語帳を使ってインプットを行う。紙と鉛筆を用意し「happy→幸せな」のように、英単語と日本語訳をそれぞれ10回を目安に書き写す。

しかし、現段階で学んだ英単語はすぐに忘れる。我々の脳は、無意味なアルファベットの塊を不要な情報として捨ててしまうからだ。

そこで、インプットと同時に行いたいのがリーディング(読解)である。

ここでは、初心者向けリーディング問題集を解くことにより、単語が文脈の中で意味のある文字列として認識される

問題を解いたら、辞書を引きながら丁寧に英文を読もう。文章内でインプットした単語に3〜4回再開すれば、記憶への高い定着が期待できる。

アウトプットとは、会話やライティングなどで英語を実際に使う作業を指す。実は、単語学習においてもっとも重要な要素の1つである。

ただ、日本で暮らす我々が英語をアウトプットできる機会は限られている。TOEIC®のために英会話を学ぶのも億劫だ。

そこで、単語学習のためには英作文を試してみよう。単語帳から好きな語句をいくつか抜き出し、ワンセンテンスの短文を作る。

最後に、定期的に単語の復習も行う。単語帳で過去に学んだ範囲をもう一度インプットすることで、忘れかけていた語句を思い出す。

単語勉強法

これら「インプット→リーディング→アウトプット→復習」のサイクルは、同時並行で行うのが望ましい。

インプットは毎日、リーディングとアウトプットは週末などに集中、そして単語の復習は月に1度程度行おう。

当メソッドを用いることにより、トイグルスクールでは多くの方が単語力を爆発的に向上させている。

おすすめ単語帳は、他の教材と共に『5. おすすめ参考書』にて紹介したい。

3. リスニング勉強法

リスニング各パートの対策を説明していこう。

3-1. Part1対策

Part1は写真描写問題である。問題用紙に印字された写真をもっとも適切に表している選択肢を選ぶ。

700点を目指す段階では、Part1は6問中5問程度正解できるようにしたい。そこで、時折問われる物が並んでいる写真にも適切に対処する。

例を見てみよう。

Part1 モノが並んでいる写真

モノが並んでいる写真では、出題のパターンが決まっている。

以下、頻出のフレーズを紹介しよう。

パターン1: 全体像について問われる
パターン2: 物の並び方について問われる
パターン3: 物の場所について問われる
パターン4: 物の向きについて問われる

3-2. Part2対策

Part2は応答問題である。はじめに放送される一言に対し、最も自然な返答を選ぶ。

700点を目指す上で、重要なのがYes-No疑問文WH疑問文である。特に、同じ疑問分でも高難易度の質問や、相手に何かをお願いする提案・依頼が要注意だ。

*高難易度の質問

疑問文でもっともよく出題されるのが、相手に何かを尋ねる質問である。

  • Did you finish your report? (レポートは終わりましたか?)
  • Where is the library? (図書館はどこですか?)

高難易度の質問は、間接的に返答したり、質問返しをすることがある。

  • I was busy yesterday. (私は昨日忙しかった=だから終わっていない)
  • Didn’t you see my email? (私のEメールを見なかったの?)

質問の仕方だけでなく、返答まで注意を払うようにしたい。

*提案・依頼

疑問文では、相手に何かをお願いする提案・依頼も出題される。

  • Could you review my draft? (私の原稿をレビューいただけませんか?)
  • Why don’t you give me your number? (私にあなたの番号を教えてくださいませんか?)

提案・依頼は多くの場合、直接的に返答する。

  • Sure, let me see it. (わかりました、やってみましょう)
  • My number is 555-0001. (私の番号は555-0001です)

高難易度の提案・依頼は、間接的に返答したり、質問返しをすることがある。

  • I have to finish my task today. (私は今日タスクを終わらせなくてはならない=だからできない)
  • Can you email me? (私にメールしてくださいませんか?=メールでやり取りしましょう)

3-3. Part3&Part4対策

Part3は会話問題、Part4はナレーション問題である。英語の長文を聴き、内容に関する3つの設問に答える。

700点を超えるレベルになると、Part3&Part4はある程度内容を理解しながら解きたい。しかし、音声が速く、ついていけない受験者も多いだろう。

そこでトイグルでは、Part3&Part4を徹底研究した結果、音声は常に一定のストーリーで構成されていることを発見した。

例として、Part3のストーリー展開を見てみよう。

Part3の音声は、出だしの一言目が導入である。会話全体のシチュエーションを推測する推測問題は、導入部分にヒントがあることが多い。

続いて、何かしらの問題が発生する。ミーティングに遅刻しそう、注文の品が入荷しない、商品に傷があるなど。

これに対し、話し相手が解決策を提示するのが提案だ。そして、提案に対する意思決定で会話は締めくくられる。

Part3では各ストーリーから1問ずつ出題されることが多い

練習時は問題集のスクリプトをストーリーに分析し、音声を繰り返し聴く練習をしよう。展開の規則性に気がつけるはずだ。

Part4でも同様に、一定のストーリーで話が構成されている。

尚、Part3では提案や意思決定が存在しない場合、Part4では本題が長い場合など、多少の変化はありうる。あくまで参考程度に使っていただきたい。

4. リーディング勉強法

リーディング各パートの対策を説明していこう。

4-1. Part5対策

Part5は短文穴埋め問題である。空白を含む短い英文が用意されており、文法・意味的にもっとも自然な選択肢を選ぶ。

700点を目指す段階では、動詞問題を重点対策する。

Part5出題形式

動詞問題は時制活用の3要素を総合的に判断して解答する。

  1. : 能動態と受動態を判定
  2. 時制: 正しい時間表現を選ぶ
  3. 活用: 正しい形を選ぶ

以下、それらを簡単に解説していこう。

*態

とは、主語と動詞の意味的な関係性を指す。

通常の文章では「(主語が)〜する」のように、主語が動詞の動作主となる。主語が能動的に動作を行うから、これを能動態と呼ぶ。

対して「(主語が)〜される」のように、主語は動作の受け手になれる。主語が受動的に動作を受けるから、これを受動態(=受身形)と呼ぶ。

能動態は「主語+動詞」、受動態は「主語+be動詞+動詞の過去分詞形」を使って表す。

  • 能動態: 主語+動詞で「(主語が)〜する」
  • 受動態: 主語+be動詞+動詞の過去分詞形で「(主語が)〜される」

例を見てみよう。

  • 能動態: I locked the gate. (私が門を施錠した)
  • 受動態: The gate was locked. (門は施錠された)

動詞問題の7割近くが、能動態・受動態の区別を正しく行えるだけで正解を絞り込める。瞬間的に判断できるよう練習しておこう。

*時制

時制とは、文章の時間関係を表す概念である。英語には現在と過去の2つの時制しか存在しない。

  • 現在時制
  • 過去時制

また、同じ現在・過去であっても、それを捉える視点によって見え方が変わってくる。例えば、同じ現在でも「普遍的な現在の事実」と「現在一時的に行われていること」なら、異なるニュアンスを持つことが想像できるだろう。

そこで英語では、一般・完了・進行・完了進行の4つの視点が使われる。

  • 一般
  • 完了
  • 進行
  • 完了進行

このように、2つの時制に4つの視点があるため、英語の時制は8つのパターンに分けられる。

英語の時制

尚、英語で未来を表す際は、助動詞を使用する。助動詞はwillやcanなどに代表される語句で、その出来事が未来に起こる可能性を表す。

*活用

活用とは、動詞の形を主語に合わせて変化させることを指す。

Part5で頻出な4つのルールを覚えておこう。

  • 主語が3人称単数の現在形の場合、動詞の語尾に-sをつける (例: He works…)
  • 助動詞の直後の動詞は原形 (例: You might find…)
  • require, insist, suggest等の動詞の後のthat節内は動詞の原形 (例: He suggested that Mary go to the library. )
  • 命令形は動詞の原形 (例: Work hard!)

4-2. Part6対策

Part6は長文穴埋め問題である。長文内の空白に、意味的に適した語句あるいはセンテンスを選ぶ。

700点突破を目標とする場合、難易度の高い文章挿入問題を解けるようにしたい。ポイントを説明しよう。

まず、文章挿入型の空白は、文頭文中文末のいずれかの位置に分類できる。

TOEIC Part6の例題

文頭に文章挿入問題がある場合、これから述べる内容の全体像を端的に表す選択肢が入る場合が多い。

文中の文章挿入問題は、文脈の理解が必要となる。時間はかかるが選択肢を1つずつ入れ、自然な前後関係を作れるセンテンスを選ぼう。

文末に文章挿入問題がある場合、文章の締めとなる内容が入ることが多い。

以下、頻出のフレーズを覚えておこう。

質問があれば気軽に聞いてください
◯◯してくださりありがとうございます
(あなたが)◯◯することを望みます
ご不便をおかけして申し訳ありません

4-3. Part7対策

Part7は長文読解問題である。

Part7はシングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージの3つの文章タイプがある。そこから、読解問題、NOT問題、書き手の意図問題、文章挿入問題、語彙問題の5つが出題される。

700点を目指す場合、NOT問題にも正しく対処できるようにしたい。

NOT問題とは「◯◯でないもの」を選ぶ設問である。4つの選択肢のうち3つが「正しい情報」であり、1つの「誤った情報」あるいは「載っていない情報」が正解となる。

  • 正しい情報: 本文に関する正しい情報。不正解の選択肢。
  • 誤った情報: 本文に関する誤った情報。正解の選択肢。
  • 載っていない情報: 本文に載っていない情報。正解の選択肢。

明らかに誤った情報が含まれる場合、そのNOT問題は比較的楽に正答できる。

問題は「載っていない情報」が答えになる場合だ。「正しい情報」を3つ探し出し、消去法で正解を選ばなければならない。大変時間がかかる上、高い読解力が求められる。

5. おすすめ参考書

700点達成に必要なおすすめ教材を5冊紹介しよう。

それぞれ異なる用途があり、別の場面で使用する。目標達成を目指すなら、できればすべて買い揃えたい。

1冊目: 新装版 TOEIC(R)テスト スーパー英単語

『TOEICテスト スーパー英単語』はレベル別でも出る順でもなく、重要度順に3,000の英単語を紹介している。

TOEIC®500点から800点に上がるまでの長い間、この単語帳1つで対応することができる、コストパフォーマンスに優れた1冊だ。

文字通りボロボロになるまで使い込んでほしい。

2冊目: TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング

2016年の新形式以降、リスニングやリーディングを単体で解ける問題集がほとんど発売されていなかった。

そんな中『TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング』は、新形式のリスニング問題を100問5セット解ける、待望の問題集である。

リスニングが苦手な方は、この問題集でスコアアップを目指していこう。

3冊目: TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

『TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング』は、先に紹介したシリーズのリーディング編である。

ここでも、本番さながら100問の問題を5回分解くことができる。時間管理対策の練習にも良いだろう。

4冊目: TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

  • 品詞: 334問
  • 動詞: 102問
  • 前置詞 or 接続詞: 67問
  • 代名詞: 37問
  • 前置詞: 56問
  • 関係詞: 16問
  • ペア表現・語法・数・比較: 47問

「でる1000問」最大の特徴は、設問の「質」である。筆者はこれまで数多くのPart5問題集を見てきたが、完成度の点で「でる1000問」を超えるものはまだない。

文法対策はこの1冊をやり込もう。

5冊目: 公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』は、TOEIC®公式問題集の最新版。「灰色表紙」とも呼ばれ、リスニング・リーディング全パート200問が2回分収録されている。

公式問題集は本番レベルでの設問が解けるほか、リーディングセクションの時間管理対策にも役立つ。他の問題集を一通り終えたら、公式問題集をやり込もう。

6. まとめ

当エントリーでは、TOEIC®700点を目指す勉強法を解説してきた。

英語に10年以上のブランクがある社会人でも、本メソッドを用いて学習を行えば、その効果が実感できるはずだ。

さて、トイグルでは本メソッドを用いたマンツーマンTOEIC®スクールを行っている。生徒様1人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで、目標スコア達成を全力サポートしていく。

詳細は下記のリンクより紹介しているため、選択肢の1つとして検討いただけると幸いだ。

Good luck!

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