英語上級者がTOEIC900点を達成する勉強法まとめ

「英語力にはそこそこ自信がある。しかし、TOEIC®スコアが停滞し900点を超えられない…」

このように考える社会人学習者の方は多いだろう。

そこでトイグルでは、英語上級者がTOEIC®900点を獲得する全手法をまとめた。

900点のレベルを確認した後、単語、リスニング、リーディング対策、おすすめ参考書を紹介していく。

長文エントリーのため、目次から知りたい項目を参照いただけると幸いだ。

*「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。

*記事内のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

*目次

  1. TOEIC®900点のレベル
  2. 単語勉強法
  3. リスニング勉強法
  4. リーディング勉強法
  5. おすすめ参考書
  6. まとめ

1. TOEIC®900点のレベル

TOEIC®900点台はスペシャリストレベルである。TOEIC®全受験者の約3%が該当する。

このレベルに達すると、TOEIC®が英語よりむしろスポーツのように感じられる。

一部の難問以外はスラスラ解けるので、集中力を200問すべてで維持し、ケアレスミスをなくす認知能力が求められる。

TOEIC900点のレベル

一般に900点台を取得する受験者には、次のような特徴が見られる。

  • 英検1級レベル
  • ほとんどの問題に自信を持って解ける
  • Part2(応答問題)やPart5(短文穴埋め)など、これまで楽勝と思われてきた箇所に苦戦する
  • 帰国子女、TOEIC®マニア、英語学習系ブロガーなど、他のレベルとは違った層の人が多い

900点を突破する最大の鍵は英語力である。出題傾向に対する深い理解はさることながら、リスニング・リーディング共に完璧レベルの達成度が求められる。

900点学習法を見ていこう。

2. 単語勉強法

英単語はインプットリーディングアウトプット復習の「組み合わせ」で覚えるのが効率的である。

まず、単語帳を使ってインプットを行う。紙と鉛筆を用意し「happy→幸せな」のように、英単語と日本語訳をそれぞれ10回を目安に書き写す。

しかし、現段階で学んだ英単語はすぐに忘れる。我々の脳は、無意味なアルファベットの塊を不要な情報として捨ててしまうからだ。

そこで、インプットと同時に行いたいのがリーディング(読解)である。

ここでは、リーディング問題集を解くことにより、単語が文脈の中で意味のある文字列として認識される

問題を解いたら、辞書を引きながら丁寧に英文を読もう。文章内でインプットした単語に3〜4回再開すれば、記憶への高い定着が期待できる。

アウトプットとは、会話やライティングなどで英語を実際に使う作業を指す。実は、単語学習においてもっとも重要な要素の1つである。

ただ、日本で暮らす我々が英語をアウトプットできる機会は限られている。TOEIC®のために英会話を学ぶのも億劫だ。

そこで、単語学習のためには英作文を試してみよう。単語帳から好きな語句をいくつか抜き出し、ワンセンテンスの短文を作る。

最後に、定期的に単語の復習も行う。単語帳で過去に学んだ範囲をもう一度インプットすることで、忘れかけていた語句を思い出す。

単語勉強法

これら「インプット→リーディング→アウトプット→復習」のサイクルは、同時並行で行うのが望ましい。

インプットは毎日、リーディングとアウトプットは週末などに集中、そして単語の復習は月に1度程度行おう。

当メソッドを用いることにより、トイグルスクールでは多くの方が単語力を爆発的に向上させている。

おすすめ単語帳は、他の教材と共に『5. おすすめ参考書』にて紹介したい。

3. リスニング勉強法

リスニング各パートの対策を説明していこう。

3-1. Part1対策

Part1は写真描写問題である。問題用紙に印字された写真をもっとも適切に表している選択肢を選ぶ。

Part1は語順がシンプルなゆえ、動詞の形にひねりを加える難問が出題される。

動詞は複雑な時制が使われるため、900点以上を目指す上級者は注意が必要だ。

以下、Part1によく出る動詞の形を覚えておこう。

TOEIC Part1 文法

3-2. Part2対策

Part2は応答問題である。はじめに放送される一言に対し、最も自然な返答を選ぶ。

900点以上を狙う場合、注意すべきは設問文より3つの選択肢である。

特に、難易度の高い間接的な返答や質問返しを練習すると良い。出題傾向を簡単に紹介しよう。

*間接的な返答

質問は多くの場合、直接的に返答する。

  • It is in front of the post office. (郵便局の目の前です)

高難易度の質問は、間接的に返答することがある。

  • It is closed already. (図書館はもう閉まってますよ)
  • I don’t usually use my mobile phone. (私はたいてい自分の携帯電話を使わない)

「どちらでもいいよ」や「あなたに任せる」といった、曖昧な返答もありえる。

  • I don’t mind. (私は気にしません=どちらでもいい)
  • It’s up to you. (それはあなた次第です)

*質問返し

質問返しとは、相手の質問に対して質問で答える返答である。

  • Can you see my email? (私のEメールを見てくれませんか?)
  • How many customers were there? (何人のお客さんがいましたか?)

3-3. Part3&Part4対策

Part3は会話問題、Part4はナレーション問題である。英語の長文を聴き、内容に関する3つの設問に答える。

Paert3&Part4を解く時、ヒントの箇所から即座に選択肢を決定できるのは稀である。

実際は、音声で設問1のヒントをキャッチしてもすぐに決めきれないので、設問2のヒントを聴きながら設問1を検証し、そうしている間に設問3の箇所も聴いて… といったプロセスが行われる。

トイグルではこれをマルチタスクと呼ぶ。

  • 耳: 音を聴く
  • 目: 設問・選択肢を読む
  • 右手: マークシートを塗る
  • 左手: 3本指で設問を指し示す
  • 脳: 内容把握
  • 意識: 複数設問の同時解答

会話全体のストーリー展開をつかみ、設問文を読みながら音声内容を理解する。900点はマルチタスクの成熟度がスコアに反映される。

マルチタスクを鍛えるためには、2問ずつ同時に解く練習が効果的だろう。問題集でPart3あるいはPart4を用意し、設問1と設問2を同時に解いてみる。

次に、もう一度音声を流し設問2と設問3を解く。最後に、設問1から設問3までを同時並行して解いてみる。

この練習を繰り返すことで、Part3&Part4の正答率は大きく上がるだろう。

4. リーディング勉強法

リーディング各パートの対策を説明していこう。

4-1. Part5対策

Part5は短文穴埋め問題である。空白を含む短い英文が用意されている。文法・意味的にもっとも自然な選択肢を選ぶ。

900点を目指す段階では、数量詞問題を重点対策する。

以下、基本的な数量詞一覧を見てみよう。

数量詞一覧

  • 数量詞とは、その語句が名詞の数・量を指定する用法。many studentsは「たくさんの学生」の意味。
  • 代名詞とは、その語句自体が名詞句として使われる用法。many of the studentsは「その学生たちのたくさん(の人)」の意味。

4-2. Part6対策

Part6は長文穴埋め問題である。長文内の空白に、意味的に適した語句あるいはセンテンスを選ぶ。

900点突破を目指す場合、読解型と呼ばれる設問も確実に解きたい。これは、空白前後の文脈を読み解く必要があるもので、時制語彙が問われることが多い。

文脈を正しく理解するコツは、th語、代名詞、接続副詞などのマーカーを見逃さないことにある。

  • th語: the, this, thatなど、前後の名詞を指定する単語
  • 代名詞: ourは「私たち」、youは「あなた」など、書き手・読み手を結びつける
  • 接続副詞: In addition(加えて)やHowever(しかしながら)など、話の転換点に使われる

文法的に即答できる設問以外は、すべて読解型と思って良い。感覚で解答せず、確実に根拠を見つけ出すクセをつけよう。

4-3. Part7対策

Part7は長文読解問題である。

900点を目指す場合、リーディングセクションは制限時間内に全問解き終わりたい。理想の時間配分は次のとおりだ。

  問題数 時間配分
Part5 30 10分
Part6 16 10分
Part7 54 55分
合計 100 75分

時間管理で特に重要なのがPart7である。Part7の55分間は、さらに以下のように分配する。

  文章数 問題数 時間配分
シングルパッセージ 10 29 25分
ダブルパッセージ 2セット 10 10分
トリプルパッセージ 3セット 15 20分

本番が近くなったら、Part7内の時間管理を徹底練習する。正答率が多少落ちてもいいので、制限時間内に必ず全問解き終えるよう、スピード重視で解答しよう。

  1. シングルパッセージを25分で解く
  2. ダブルパッセージを10分で解く
  3. トリプルパッセージを20分で解く
  4. タブル&トリプルを30分で解く
  5. Part7全体を55分で解く

これらを1〜2セットほど繰り返せば、本番でも最後の数十問を「色塗り」しなくても済むだろう。手間はかかるが、ぜひともやってみてほしい。

5. おすすめ参考書

900点達成に必要なおすすめ教材を6冊紹介しよう。

それぞれ異なる用途があり、別の場面で使用する。目標達成を目指すなら、できればすべて買い揃えたい。

1冊目: キクタン TOEIC TEST SCORE 990

『キクタン TOEIC TEST SCORE 990』は超上級者向け単語帳である。

990のタイトルが付いているが、900点を目指す段階でも十分活用できる。ハイレベルな単語を学んでいこう。

2冊目: TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング

2016年の新形式以降、リスニングやリーディングを単体で解ける問題集がほとんど発売されていなかった。

そんな中『TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング』は、新形式のリスニング問題を100問5セット解ける、待望の問題集である。

リスニングが苦手な方は、この問題集でスコアアップを目指していこう。

3冊目: TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

『TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング』は、先に紹介したシリーズのリーディング編である。

ここでも、本番さながら100問の問題を5回分解くことができる。時間管理対策の練習にも良いだろう。

4冊目: 新TOEICテスト 文法問題 でる1000問

『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』はPart5(短文穴埋め)に出題される文法を次の7項目に分け、それぞれに特化した問を集めた問題集である。

  • 品詞: 334問
  • 動詞: 102問
  • 前置詞 or 接続詞: 67問
  • 代名詞: 37問
  • 前置詞: 56問
  • 関係詞: 16問
  • ペア表現・語法・数・比較: 47問

「でる1000問」最大の特徴は、設問の「質」である。筆者はこれまで数多くのPart5問題集を見てきたが、完成度の点で「でる1000問」を超えるものはまだない。

文法対策はこの1冊をやり込もう。

5冊目: Blue Ocean Strategy

TOEIC900点以上を取得するためには、リーディングセクションの英文を文字通りスラスラと読める、高い読解力が必要である。

読解力を養うには、TOEIC問題集だけでは不十分だ。そこでオススメなのが洋書である。

『Blue Ocean Strategy』は「ブルーオーシャン戦略」の名称で知られる、マーケティングの参考書である。語彙は比較的簡単で、図表も多く読みやすい。じっくり読んでリーディングの底力をつけていこう。

6冊目: 公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』は、TOEIC®公式問題集の最新版。「灰色表紙」とも呼ばれ、リスニング・リーディング全パート200問が2回分収録されている。

公式問題集は本番レベルでの設問が解けるほか、リーディングセクションの時間管理対策にも役立つ。他の問題集を一通り終えたら、公式問題集をやり込もう。

6. まとめ

当エントリーでは、TOEIC®900点を目指す勉強法を解説してきた。

スコアアップの壁に悩む方でも、本メソッドを用いて学習を行えば、その効果が実感できるはずだ。

さて、トイグルでは本メソッドを用いたマンツーマンTOEIC®スクールを行っている。生徒様1人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで、目標スコア達成を全力サポートしていく。

詳細は下記のリンクより紹介しているため、1つの選択肢として検討いただけると幸いだ。

Good luck!

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