TOEICと英検比較まとめ!レベル別スコア換算表つき

TOEIC®受験を検討する時、より馴染みのある英検(=実用英語技能検定)との違いは気になるところだ。

そこでトイグルでは、TOEICと英検の難易度の違いを比較していこう。スコア換算表も紹介するため、学習の参考にしてほしい。

*「TOEIC」は米国Educational Testing Service(ETS)の登録商標です。

*目次

  1. TOEICと英検 スコア換算表
  2. TOEICスコアの分布と英検
  3. TOEICと英検の違い
  4. まとめ

1. TOEICと英検 スコア換算表

はじめに、TOEICと英検のスコア換算表を紹介しよう。

英検 TOEIC
合計スコア平均 リスニング平均 リーディング平均
1級 955 495 460
準1級 713 385 328
2級 527 298 229
準2級 402 236 165
3級 377 218 159
4級 343 200 143
5級 346 201 146

(出典: TOEICプログラム Data&Analysis 2014)

例えば、英検2級保持者のTOEICスコア平均は527点となる。TOEIC全体の平均点は578点なので、TOEIC受験者の平均はおおよそ英検2級レベルと考えられる。

TOEICスコアと英検の関係を図にすると、次のようになる。横のラインが英検のそれぞれの級、縦のラインがTOEICスコアを表す。

英検とスコア

(TOEICプログラム Data&Analysis 2014より、筆者作成)

英検5級から準2級まで、TOEIC平均点にさほど違いはない。このレベルの受験者にTOEICは難易度が高すぎるため、ほとんど勘で解いてしまっている状態なのだろう。

英検2級より上は、TOEICスコアがグッと高くなる。英検2級は527点、準1級は713点、1級は955点が平均値となる。

尚、TOEICと英検は異なる出題形式の試験である。特定のTOEICスコアを取れば、直ちに該当する級が取得できるわけではない(その逆も然り)。

当エントリーのデータは、あくまで参考程度に留めておこう。

2. TOEICスコアの分布と英検

TOEICスコアと英検の関係を、詳細に比較していこう。

ここでは英検2級、準1級、1級の3レベルに焦点を当て、それぞれのレベルの受験者がTOEICでどのくらいのスコアを取っているか、検証していく。

2-1. 英検2級合格者のTOEICスコア

次の図は、英検2級を保有する人の、TOEICスコアの分布を表す。

英検とスコア

(TOEICスコアと英検2級取得者の関係より、筆者作成。)

英検2級合格者の約20%が、TOEICスコア445〜495を取得している。次いで、TOEICスコア495〜545が約17%、545〜595が約16%となる。

他にも、より高いスコア・より低いスコアを取得した受験者も確認できる。ここから、『1. TOEICと英検 スコア換算表』で確認したように、英検2級のTOEIC平均点は527点と計算される。

2-2. 英検準1級合格者のTOEICスコア

次の図は、英検準1級を保有する人の、TOEICスコアの分布を表す。

英検とスコア

(TOEICスコアと英検2級取得者の関係より、筆者作成。)

準1級に難易度が上がったことで、TOEICスコアのレンジが全体的に右にシフトしている。

ここで最大のレンジが、TOEICスコア745〜795だ。英検準1級を持ったTOEIC受験者の約20%が、このスコアを取得していることになる。

少し広めに見て、645〜795点までが全体の7割弱を占めている。英検準1級を持っていると、おおよそこのスコア内に収まることが多いと考えられる。

2-3. 英検1級合格者のTOEICスコア

次の図は、英検1級を保有する人の、TOEICスコアの分布を表す。

英検とスコア

(TOEICスコアと英検2級取得者の関係より、筆者作成。)

英検1級保有者の約45%が、TOEIC895点以上を取得している。

英検1級のTOEIC平均が955点なのも納得できるだろう。

3. TOEICと英検の違い

最後に、TOEICと英検を試験内容の違いから比較していく。

3-1. 単語

TOEICはレベル別に設問が分かれていない。

初級者から上級者まで全レベルの受験者が同じ設問を解くため、最低でも英検2級程度の単語力がないと、満足に解答できるレベルにならない。

一方、英検は級ごとに試験問題が分かれている。出題される単語のレベルが変わるため、対策しやすい。

尚、TOEICの語彙は日常会話や初歩的なビジネスシーンを想定したものが多い。一方、英検は生物や科学など、特定ジャンルに特化した単語も出題される。

3-2. 文法

TOEICでは、Part5(短文穴埋め問題)で文法に関する知識が問われる。

一方、英検では独立した文法問題は存在しない。

3-3. リーディング

TOEICは、大量の文章の中から答えのヒントを見つけ出す情報処理能力が問われる。制限時間に対して問題数は多い。

一方、英検は英文を丁寧に読み解く精読力が問われる。

3-4. リスニング

TOEICのリスニングは、日常会話のワンシーンを想定したものが多い。Part3(応答問題)やPart4(ナレーション問題)など、長文から答えのヒントを探す設問が約7割を占める。

英検は級によって出題形式が異なる。日常会話からアカデミックまで様々だ。

4. まとめ

当エントリーでは、様々な角度からTOEICと英検の比較を行ってきた。TOEICスコアアップを目指す方にとって、難易度の違いがおわかりいただけたと思う。

当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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コメント

  1. HN より:

    TOEIC470点取るにはどうすればいいですか❓私は、社会人です。公務員試験で470点以上取れば公務員試験では資格加点されますのでご協力をお願いします。現在公務員試験最終結果発表待ちです。高校生の頃に英検準2級を取りました。一応大卒です。TOEIC195点以上取ったことないです。

  2. 田邉竜彦 より:

    HN様

    コメントありがとうございます。

    トイグルではマンツーマンTOEICスクールを主宰しています。
    195点から470点は倍以上のスコアアップが必要なため、独学で達成するのは決して簡単ではありません。
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    https://toeic-guru.jp/school

    ご検討ください。

  3. 宮地宣夫 より:

    統計データの信頼性を疑います。TOEIC300~600点レベルで英検1級合格者がわずかにいますが、こんなことはありえないと思いませんか。申告者がまじめにデータ収集に協力したと思いません。自己申告だとしても、1級取得年次のTOEIC平均点で比較すべきですが、おそらくデータ収集が不可能だと思います。傾向を知るのに参考になる程度だと思います。英語教育者は常識程度の統計解析の勉強をすべきです。

  4. 田邉竜彦 より:

    宮地宣夫様

    コメントありがとうございます。

    ご指摘のとおり、TOEIC300〜600レベルで英検1級合格は、一般論として不自然です。
    当データはTOEIC受験者本人の自己申告によるもののため、勘違い(あるいは虚偽)がそのまま反映されているものと思われます。

    そもそも、英検とTOEICは設問形式・出題範囲が異なる試験のため、スコアだけを元にこれらを比較するのには無理があります。
    トイグルでは英検とTOEICのデータを、難易度の目安を知るため参考程度に使用する、といったものと考えます。

  5. Takuzo Suzuki より:

    算数苦手な人が、このグラフを作った。
    まず、この解釈はどう見ても、英検が過大評価。特に1級は過大評価。
    ただ単に、英検の悪評を流したくて主張したいわけでは無い。

    では逆に、TOEIC955点取得時の英検1級の保持率はどんなもんなのだろうか?
    英検1級の合格時点では、平均で955点より下回ることが確定という統計でしかない。
    英検準1級の合格時点では、平均で713点を下回ることが確定という統計でしかない。

    英検1級より上級が無いのだから、英検1級保持者のTOEIC得点は、他の級より極端に引き上げられるのは当たり前だ。仮に英検3級以上の保持者の平均点はどんなもんなのだ?

    英検3級以上、準2級未満の保持者の平均点が377点であるのに対し
    英検3級以上の保持者の平均点はこれよりずっと大きな得点になるだろう。

    したがって、英検1級以上の保持者の平均点を出す事に、あまり意味の無い事に気づくべきだ。

  6. Takuzo Suzuki より:

    そもそも、これは統計ではないし、グラフ化する価値が無いし意味もない。
    数値解釈が間違ってますから。英語ばかり勉強してないで算数からやり直せ。

  7. Takuzo Suzuki より:

    英検1級時点でのTOEIC得点と、
    英検1級保持者のTOEIC得点はまるっきり違う。

    この表は後者であり、英検1級の合格時点のTOEIC得点とは異なる。
    だから、政府でも、英検1級が過大評価とにらんで説明しているのに
    英検1級保持者はいつまでも、自分に都合よく解釈し他の分野の超難関試験と同等だと宣伝しまくる。

    そもそも、3級も準2級もさして勉強しなくても大体得点が取れてしまう検定。
    難関試験とは、大学4年間勉強しても1000人に1人とか10000人に1人とかしか合格しない。

  8. Takuzo Suzuki より:

    ◎英検1級時点、×英検1級合格時点

  9. Takuzo Suzuki より:

    ×英検1級時点、◎英検1級合格時点

    まちがったわ。

  10. 田邉竜彦 より:

    >Takuzo Suzuki様

    コメントありがとうございます。

    出典元によれば、データは「過去2年未満に取得した英検について最も高い級とTOEICスコアを比較」とあるので、ご指摘のように英検◯級「保持者」のTOEICスコアです。
    そもそも、英検とTOEICは異なる形式の試験なので、比較すること自体がナンセンスとも言われます。

    ただ、TOEICを受験する方には、日常で英語を使わない社会人が大勢いらっしゃいます。
    数年〜数十年ぶりに英語を学ぶに当たり、TOEICのレベルを知る「目安」を知りたいという声は多いです。

    そのため、我々日本人に馴染みのある英検との比較表を掲載することは、一般学習者様にとって有益かと考えている次第です。
    このような背景から、当エントリーを公開しているという旨、何卒ご理解いただけると幸いです。

  11. 竹閣 より:

    たしか英検1級合格者に、試験時で訊くアンケートでの平均でも、TOEIC945なので、以前945→1級→以後955 と、あまり変わらないような気がしますが・・・

  12. 田邉竜彦 より:

    >竹閣様

    コメントありがとうございます。
    やはり、英検1級とTOEIC950点前後は同じくらいのレベル感なのかもしれませんね。

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