学生必見!元人事が語るTOEICを120%生かして就活を成功させる方法

TOEIC 就活

就職活動に向け、TOEICに挑戦しようと考えている学生は多いだろう。

しかし、TOEICと就活に関する情報は人によって言うことがバラバラであり、本当に役に立つのかが不明確となっていた。TOEICは本当に就活に必要なのか。もしそうなら、どのくらいのスコアを取って、それをどうやってアピールすればいいのだろうか。

そこでトイグルでは、TOEICを120%生かして就活を成功させる方法を説明しよう。かつてIT企業の人事採用担当だった筆者の経験をふまえ、就活におけるTOEICの活用方法について検証していきたい。

1. 就職活動はあなたのポテンシャルを買ってもらう場

TOEICと就職活動の説明に入る前に、そもそも就活とは何かを明らかにしていきたい。TOEICは採用試験の一要素であるため、就活の全体像を正しく理解しておくことが重要だ。

企業側から見ると、採用試験とはあなたが企業に入社した後、どれだけの貢献ができるかを見極める場となる。「貢献」は多くの場合売上となるが、研究職なら特許の数や、一般職なら業務のスムーズな遂行能力になるであろう。

しかしながら、新卒採用の対象は大学生だ。学生は当然ながら実務経験はゼロで、何のスキルも持ち合わせていない。そこで企業は、書類選考や面接を通じてその学生のポテンシャル(=潜在能力)を測ることで、将来会社にもたらす貢献度を見極める。

つまり、内定とは次のような不等式で表すことができる。

  • 内定: 学生のポテンシャル>企業が求めるポテンシャル
  • 内定見送り: 学生のポテンシャル<企業が求めるポテンシャル

TOEIC 就活

ポテンシャルとは、その学生の将来の伸びしろと言い換えてもいい。筆者が人事担当として面接を行っていたときは、以下のような項目を使って、その学生のポテンシャルを判断していた。

  • 大学名
  • 思考力
  • コミュニケーション力
  • 行動力
  • キャリアビジョン
  • リーダー経験
  • 成功体験
  • 勉強熱心さ
  • 研究実績(大学院生あるいは理系の場合)

例えば文系の場合、自信に満ちた笑顔で相手の目を見て話ができ、きちんと自分の言葉で自己PRし、質問に対して理路整然と受け答えができ、将来やりたいことが明確で、努力して勝ち得た成功体験がある学生であれば、たいていの会社なら内定を出すものである。

2. TOEICはあなたのポテンシャルの一部

それでは、TOEICスコアを持っていることは、あなたの就職活動にどのように役立つのだろうか。先に結論を言えば、TOEICスコアはあなたのポテンシャルの一部となる。

就活におけるTOEIC: あなたのポテンシャルの一部

(トイグル)

ここで、TOEICとポテンシャルの関係について考えてみよう。下の図は、縦軸はあなたのポテンシャル、横軸はあなたのTOEICスコアを示している。縦軸は上ほど高く、横軸は右ほど高い。

TOEIC 就活

2×2の表のため、4つのマスが出来上がった。1つずつ解説しよう。

  • ハイスペック(右上): ポテンシャルが高く、かつ高いTOEICスコアを持っているハイスペック人材。採用試験で最も高く評価され、世間では「意識高い系」などと揶揄されることもある。外資系やベンチャー企業など、実力主義の会社を好む傾向にある。全体の約5%。
  • 優良人材(左上): 英語力に課題が残るものの、高いポテンシャルがあるため市場での価値は高い。大手企業の内定をいくつももらうタイプ。全体の約15%。
  • 資格バカ(右下): 高いTOEICスコアは持っているものの、ポテンシャルに難がある人材。就活に危機感を感じて色々と挑戦するが、軸が定まらないので色々な業界を受けながら四苦八苦する。やる気はあるため、最終的には内定をいくつかもらえるタイプ。全体の約30%。
  • 要努力(左下): 現状ではポテンシャル・スキルに乏しく、TOEICスコアも低い。とにかく内定がほしいと必死になり、業界・業種構わず履歴書を送りまくる。秋採用に残ることも。全体の約45%。

いま「優良人材」の人は、TOEICスコアを上げるだけで「ハイスペック」になることができる。あるいは、今の時点で「資格バカ」だったとしても、意識を変えてポテンシャルやスキルを磨けば、こちらも「ハイスペック」に変われる可能性は十分に存在する。

このように、高いTOEICスコアはあなたの市場価値をさらに高めてくれる一方、スコアを持っていてもポテンシャルが低ければ意味が無い。

巷でよく聞く「TOEIC900点を持っていれば内定が出る」とか「TOEICを自己アピールすると落ちる」などの話は極論すぎて、就活の本質を捉えていないことがわかるだろう。大切なのは、TOEICをあなたの就職活動の中にどうやって活かしていくかだ。

3. TOEICを就活に生かすための5ステップ

これまでの議論を背景に、TOEICを就活に役立てるための具体論を述べていこう。次の5ステップを経ることで、TOEICスコアを正しく就活で生かすことができる。

ステップ1: TOEICをあなたのアピールポイントにするか決める

1つ目のステップは、TOEICを就活の中でどの程度自己PRに含めるかを決める段階だ。次のような判断基準から、TOEICが自分にとって武器になりえるのか、じっくり考えてみよう。

*キャリアビジョン

  • 英語を使った仕事がしたいか
  • グローバルな環境で仕事がしたいか
  • あなたのやりたい仕事に英語が関係するか

*自身の強み

  • リーダー経験(サークル・ゼミ・アルバイト等)
  • 成功体験(サークル・ゼミ・アルバイト等)
  • 他の実績(スポーツ・学業等)

*今の英語力

  • TOEICでハイスコアが取れそうな英語力を持っているか
  • TOEICの勉強を始めたら集中できるか
  • TOEIC対策をする時間があるか

例えば、自分が志望する業界・企業が英語にあまり力を入れておらず、かつTOEIC以外で自己PRができるネタがあるなら、無理をしてTOEICスコアを取得する必要はない。

「よくわからないけど、就活が始まるからTOEICでもやっておくか」の発想は危険だ。時間をかけてでもいいので、きちんと自己分析をするようにしよう。

ステップ2: TOEICを採用時に重視している企業を探す

ステップ1にてTOEICを就活の武器にすることを決めたら、次はステップ2に移る。ここでは、採用時にTOEICを重要視している企業を探す段階となる。

例えば、大手メーカーなどのグローバル企業はもちろん、楽天やユニクロ(ファーストリテイリング)など、これから積極的にグローバル展開を目指す企業は、TOEICハイスコアを持っていることがあなたのポテンシャルに大きく影響するだろう。

対照的に、社員数が少ない中小企業はTOEICに対する価値が低いことが多い。「わたしはTOEIC900点を持っています、キリッ」と言ったところで、「お、おぅ」のような反応になるのは容易に想像できる。

したがって、あなたが目指す業界・企業がどの程度TOEICを重視しているか、あらかじめ調べておく必要があるのだ。企業の採用ページや、リクナビ・マイナビの採用要件の欄に、「グローバル展開」や「英語」のような単語が入っていれば、TOEICに積極的な企業と考えて間違いないだろう。

ステップ3: 就活で差別化できるTOEICスコアを知る

次に、就活でTOEICアピールするために必要なスコアを知ろう。TOEICは990点満点の試験であり、リスニングとリーディングの2科目で構成されている。

学生は次のデータを知っておくと良い。

  • 全TOEIC受験者のうち、大学生の平均は558点
  • 国内上場企業228社が新卒応募者に求めるスコアは565点

トイグルでは、TOEICはあなたのポテンシャルの一部であると位置づけている。上場企業が求める565点を持っているだけでは、PRの材料として弱い。

学生がTOEICで自己アピールをするのであれば、最低でも650点は持っておくべきであろう。650点であれば、全TOEIC受験者の上位35%に入ることができる。

就職活動において履歴書に書いて良い最低点: 650点

(トイグル)

もちろん、外資系企業や大手企業の海外部門への配属を希望するのであれば、より高いスコアが必要であることは言うまでもない。

ステップ4: 目標スコアを取得する

ここまで準備が出来たら、あとは目標スコアに向けて努力するだけだ。

学生時代はサークル、飲み会、ゼミ、アルバイト、時々の授業(?)で忙しいかもしれないが、やると決めたら他の用事をいったんやめてでも、TOEICに集中すべきである。TOEICの優先順位を1位にすれば、時間は十分に取れるはずだ。

ステップ5: TOEICの見せ方を決める

努力の成果が実り目標スコアを取得できたら、次は就活の場面でTOEICをアピールする方法を考えよう。

例えば、もしあなたが将来英語を使った仕事に就きたいと考えており、そのためにTOEICを受験したとする。それであれば、次のようにあなたのキャリアビジョンとTOEICを関連付けて説明できると良いだろう。

  1. 自分は将来英語を使った仕事がしたい
  2. そのために英語を猛勉強し、TOEICで◯◯点を獲得した
  3. 御社◯◯部門は自分のキャリアビジョンと一致しており、これまでの努力が生かせる
  4. だから御社を志望した。入社後も向上心を高く持って、会社に貢献できる自信がある

TOEICを就活で使う以上、そこには一貫したストーリーが必要だ。

特に面接では、本に書かれているような「模範解答」を読み上げるよりも、ストーリーを自分の言葉で語ることが重要である。人事を感動させることができたら、あなたは間違いなく内定を手にすることができる。

4. まとめ

当エントリーでは、TOEICを生かして就職活動を行う方法について説明してきた。

就職活動とは、あなたのポテンシャルを企業にアピールする一連のプロセスのことを指す。高いポテンシャルとTOEICスコアが組み合わされば絶大な効果を発揮するが、TOEICだけ取れれば就活がうまくいくなどの甘い話はないのだ。

尚、就活は人生で一度きりの大イベントと言われることもあるが、実際はそんなことはない。これからは転職が当たり前の時代になるし、筆者のように社会人を辞めてから4年間も海外留学することだって可能だ。

「はじめて入社する会社を決める」くらいの気持ちで、リラックスしながら就活を楽しんでいこう。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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