TOEICレベル一覧表!目標スコアと英語で実際にできること

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「TOEICで今の自分はどのくらいのレベルだろう?」

このような疑問を持っている人は多いだろう。

そこでトイグルでは、スコア分布のデータを用い、TOEIC受験者のレベルを7段階に分類した。英語力の目安も解説しているため、学習の参考にしてほしい。

*TOEICレベル一覧表

はじめに、TOEICスコアの分布を見てみよう。

次のグラフは、第203回公開テストで一定のスコアを取った人数と、その割合を示している。

TOEICスコアの分布

(国際ビジネスコミュニケーション協会より、筆者作成)

このデータから、トイグルではTOEIC受験者のレベルを7つに分けた。

1つずつ見ていこう。

注: 分布表は「495点〜」などの50点刻みだが、レベル一覧はわかりやすさを重視し「500点〜」と修正した。

*レベル1: TOEIC400点未満

toeicレベル1

レベル1はTOEIC入門レベル。現スコアが400点未満であり、全受験者の約15%が該当する。

「会社の査定にTOEICが加わったので、20年ぶりに英語を始めた。これは歯が立たないな…」といったイメージだ。

*レベル1学習者の英語力

  • 英検3級レベル
  • 英語はアルファベットの文字列を暗号解読している気分
  • 簡単な文でも、7割近い単語がわからない
  • 英語学習は大変な苦痛

*レベル1学習者へのアドバイス

  • 今はとにかく耐える時期!
  • まずは単語帳を使い、英語に慣れることから始めよう

*レベル2: TOEIC400点〜500点未満

toeicレベル2

レベル2はTOEIC初級レベル。現スコア400点以上〜500点未満であり、全受験者の約18%が該当する。

「英語を学ぶのは学生時代以来20年ぶり。英単語や文法は忘れてしまったが、半年間頑張って勉強した結果、どうにか400点を突破できた…」といったイメージだ。

*レベル2学習者の英語力

  • 英検準2級レベル
  • センテンス内にわからない単語が多い
  • リスニングは雰囲気でなんとなく
  • 英語学習は苦痛

*レベル2学習者へのアドバイス

  • もう少し頑張れば光が見える!
  • 初心者向け教材をやり込もう

*レベル3: TOEIC500点〜600点未満

toeicレベル3

レベル3はTOEIC初・中級レベル。現スコア500点以上〜600点未満 であり、全受験者の約20%が該当する。

「英語はまだまだ難しいが、よく出る問題の型を繰り返し練習することで、どうにか設問を解けるようになってきた」といったイメージだ。

*レベル3学習者の英語力

  • 英検2級レベル
  • 基礎的な単語の多くに「見覚えがある」状態
  • リーディングはできるだけ短い文であってほしい
  • 文中に省略があると混乱する(例: 関係代名詞thatの省略)

*レベル3学習者へのアドバイス

  • あなたは既にTOEIC平均点(580点)レベル!
  • 基礎力が重要だが、テクニックで対応できる部分も
  • 長文より文法でスコアを伸ばす人が多い

*レベル4: TOEIC600点〜700点未満

toeicレベル4

レベル4はTOEIC中級レベル。現スコア600点以上〜700点未満、全受験者の約18%が該当する。

「TOEICに手応えを感じられるようになってきた。パートごとの得意・不得意も見えてきた。英語は楽ではないけれど、次に何をすればいいかわかる」といったイメージだ。

*レベル4学習者の英語力

  • 英検2級には合格するが、準1級には届かないレベル
  • 力を入れるパート・入れないパートなど、TOEICを戦略的に解ける
  • まだ長文読解は得意と言えない
  • 英語学習に以前ほどの苦痛はない

*レベル4学習者へのアドバイス

  • 短文問題から長文問題へと学習内容を変化していく時期
  • 公式問題集を活用して本番力を上げよう

*レベル5: TOEIC700点〜800点未満

toeicレベル5

レベル5はTOEIC中・上級レベル。現スコア700点以上〜800点未満、全受験者の約15%が該当する。

「設問はある程度自信を持って解ける。基礎的な単語力も身についた。英語が楽しくなってきた」といったイメージだ。

*レベル5学習者の英語力

  • 英検準1級レベル
  • 周囲から「英語が得意な人」と認識される
  • 英語学習へのストレスはほぼない
  • 長文リスニング・長文読解に課題

*レベル5学習者へのアドバイス

  • 800点の壁突破には、テクニックだけでなく英語力そのものが重要
  • これまで以上に学習の「量」が求められる
  • 「問題演習→復習→反復」を高速回転させるべし

*レベル6: TOEIC800点〜900点未満

toeicレベル6

レベル6はTOEIC上級レベル。現スコア800点以上〜900点未満、受験者の約10%が該当する。

「多くの問題に自信を持って解ける。リーディングセクションは制限時間内になんとか全問を解き終えられる」といったイメージだ。

*レベル6学習者の英語力

  • 英検準1級には合格するが、1級には届かないレベル
  • 正解の根拠と共に、ある程度自信を持ってTOEICを解ける
  • 長文リスニング・長文読解の苦手意識もない
  • 時折出てくる高難易度の単語が気になる

*レベル6学習者へのアドバイス

  • 800点を超えるとスコアの伸びが実感しづらくなる
  • 学習量を増やすには、日本人向けの洋書やYouTube等で、英語のシャワーを浴びる
  • TOEIC各パートの出題傾向も学び直そう

*レベル7: TOEIC900点以上

toeicレベル7

レベル7はTOEICのスペシャリスト。現スコアが900点以上であり、受験者の上位3%が該当する。

このレベルに達すると、TOEICが英語よりむしろスポーツのように感じられる。一部の難問以外はスラスラ解けるので、集中力を200問すべてで維持し、ケアレスミスをなくす高度な技術が求められる。

*レベル7学習者の英語力

  • 英検1級レベル
  • ほとんどの問題に自信を持って解ける
  • 時折出てくる難易度の高い語句で解答の判断が迷うことも
  • 英語教師、留学経験者、TOEICマニアなど、他のレベルとは違った層の人が多い

*レベル7学習者へのアドバイス

  • これまで以上に高い語彙力が必須
  • 各パートを「完璧」にする

*まとめ

当エントリーでは、TOEIC学習者のレベルを7つに分類し、その英語力を考察してきた。

内容をまとめると次のようになる。

  • レベル1: TOEIC 400点未満
  • レベル2: TOEIC 400点〜500点未満
  • レベル3: TOEIC 500点〜600点未満
  • レベル4: TOEIC 600点〜700点未満
  • レベル5: TOEIC 700点〜800点未満
  • レベル6: TOEIC 800点〜900点未満
  • レベル7: TOEIC 900点以上

英語がはじめての方はレベル1、初心者の方はレベル2、転職や人事査定でスコアを提出する方はレベル3からレベル4、外資系企業への転職はレベル5、仕事で英語を使う方はレベル6を目指して学習をしてみよう。

Good luck!

11 COMMENTS

レベル5が抜けているので追記お願いいたします。

田邉竜彦

ご指摘ありがとうございます。
ただ今修正いたしました。

佐藤 百合

参考になりました!ありがとうございます!

以前 TOEICで815点取得しましたが、レベルはそんな高くないですよね?
突然の質問で失礼いたします。

田邉竜彦

>健様

コメントありがとうございます。

TOEIC815点は受験者の上位13%に入る大変高いレベルではないかと存じ上げます。

高卒で年齢が60歳ですが初心者に向くレベルの参考書等はありますか?

突然すいません!
今高2で675取ったのですが、いい方なのでしょうか?
もっと取った方がいいですよね

田邉竜彦

>廉様

高校2年生で675点なら、相当高いスコアをお持ちですよ!

これからも頑張ってください。

はると

TOEIC910点を最近取得しました。コロナの影響で大学の授業がオンラインになったので、勉強する機会を得ることができました。
最初の受験時は770点でした。そこから2,3ヶ月ほどTOEICの単語帳1冊仕上げ、そこから公式問題集4冊ほどやりこんだ取れました。900点って思ったよりも取得しやすくて驚きました。
900点overからは、10点ごとに(例えば920と930の人)受験者の実力が全く異なるような印象があります。マーク一つずつが重たくなるイメージです。
大学在学中に900点を取得するメリットは何がありますか?

田邉竜彦

>はると様

おぉ、素晴らしいですね!
大学生で910点はすごいと思いますよ!

おっしゃるとおり、TOEICはスコアが上がるほど、点数の重みが変わります。
600点から610点に上げるより、900点から910点に上げるほうが、はるかに高い水準が要求されますね。

さて、大学在学中に900点台を取得することは、たくさんのメリットがあります。

1. 就職活動で英語力をアピールできます。900点を超えていれば、日本企業はもちろん、ほとんどの外資系企業の要求する英語力は超えられるでしょう。

2. 就職した後、キャリアアップで英語を活用できます。たとえば、新卒でどこかの会社に入社した後、数年後に別の会社に転職する際、英語力をアピールできます。今の水準を維持して900点台を持っているだけでも、十分スコアをアピールできます。

3. 英語力を生かして海外留学のチャンスを得られます。社会人になった後、海外MBA(経営学大学院)に留学するのもありですね。TOEIC自体は大学院入学に使用できないことが多いのですが、900点レベルであれば、TOEFLやIELTSといった試験にチャレンジする素養は十分にあります。

日本人は英語が苦手な方が多い分、英語ができることは大きなアドバンテージになります。

ぜひ、今後もがんばってください。

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