新形式対応!TOEIC Part4の解き方と説明文対策の全手法

TOEIC Part4は、ナレーションを聴いて設問に答えるリスニング問題である。

音声を聴いている間に頭が真っ白になってしまい、困っている受験者も多いだろう。

そこでトイグルでは、Part4を独自の視点で分析しながら、初心者でも実践可能な対策を解説していきたい。

*当エントリーはTOEIC®試験の最新傾向を分析し、2017年4月に全面改訂されました。

*目次

  1. TOEIC Part4の基礎知識
  2. Part4の解き方
  3. 設問形式別解答のポイント
  4. おすすめ教材・アプリ
  5. まとめ

1. TOEIC Part4の基礎知識

TOEIC Part4はリスニング問題である。

1人の人物による、英語のナレーションを聴く。各音声には、内容に関する3つの設問が用意されている。

例題を見てみよう。 

Please be advised the following change in local bus service. We propose to shorten Route 35 so that it would not continue on to Central Station as it does now. It would no longer be a 24-hour service; however new Route 35 would continue to provide the night service covering all stops served by the current 35. Bus fares will stay the same until the end of this year.

意訳: 

地元のバスサービスに関する次の変更点を報告します。私たちはルート35の短縮を提案しています、その結果現在のようにCentral Station駅まで行かなくなります。バスサービスは24時間営業ではなくなります。しかし、新しいルート35は現在のルート35で提供されるすべての停車駅をカバーする、夜間営業を提供します。バスの運賃は今年の終わりまで同じ価格となります。

設問形式は推測問題内容把握問題次回アクション問題話し手の意図問題図表問題の5つがある。

  1. 推測問題
  2. 内容把握問題
  3. 次回アクション問題
  4. 話し手の意図問題
  5. 図表問題

2. Part4の解き方

まずは、全出題パターンに共通する、解き方の手順を説明しよう。

手順1: 設問の先読み

Part4では、3つの設問と4つの選択肢が、それぞれ問題用紙に印字されている。

そのため、音声を聴く前にこれら設問と選択肢を先読みし、問われる内容を事前に知っておくと良い。

しかし、先読みに使える時間はせいぜい8秒間である。余程の上級者でない限り、短い時間にすべてを理解するのは難しい。

そこで、目標スコアが700点未満の初・中級者は4つの選択肢のみを先読みする。

TOEIC Part4 設問

700点以上を目指す中・上級者は設問文のみを先読みする。余裕があれば、選択肢にも軽く目を通そう。

TOEIC Part4 設問

手順2: 音声ジャンルを把握する

Part4は各音声の冒頭に、そのナレーションのジャンルが読み上げられる。

  • 例: Questions 71-73 refer to the following speech. (設問71-73は次のスピーチに関するものです)

人はリスニングの際、無意識にジャンルから背景知識を呼び起こし、内容を推測をしながら聴くことが、言語学の研究で明らかになっている。

そのため、Part4ははじめに文章ジャンルを把握しよう。なんとなく「スピーチならこんなやり取りが行われるかな」と推測する程度で、全体の理解度が大幅に向上する。

*Part4の頻出ジャンル

  • advertisement (広告)
  • announcement (アナウンス)
  • broadcast (放送)
  • excerpt from a meeting (会議の一部)
  • introduction (セミナー等の導入)
  • news report (ニュース報道)
  • radio broadcast (ラジオ放送)
  • recorded message (自動音声メッセージ)
  • talk (話)
  • telephone message (留守番電話)

手順3: 音声から解答のヒントを探す

Part4は会話を聴いて「覚える」のではなく、音声から解答のヒントを「探す」ように聴く。

ここで、Part4は音声と設問の順序が概ね一致することを知っておこう。設問1は音声の前半、設問2は中盤、設問3は音声の最後にヒントが出ることが多い。

TOEIC Part4 ナレーション

つまり、たとえ内容が理解できなくても、音声についていけさえすればヒントを見つけることができる

問題集等でスクリプトを見ながら聴く練習をしていれば、音声を見失わないコツが徐々につかめるだろう。

手順4: 設問に答える

Part4では次の問題の先読み時間を確保するため、音声を聴きながら設問に答えるのが望ましい

目標スコアが700点未満の初・中級者は、先読みで覚えた選択肢を拾い聴きするように音声を聴く

選択肢と同じ語句を耳でキャッチし、その場で該当する選択肢を塗る。正解は言い換えが多いので、似た意味の語句にも注意を払おう。

TOEIC Part4 ナレーション

拾い聴きは大変大雑把な方法であり、ひっかけにハマることも多い。しかし、音声を十分に聴き取れない段階では、試験テクニックとして有効だ。

700点以上を目指す中・上級者は、マルチタスクで設問に答える。

  • 耳: 音を聴く
  • 目: 設問・選択肢を読む
  • 右手: マークシートを塗る
  • 左手: 3本指で設問を指し示す
  • 脳: 内容把握
  • 意識: 複数設問の同時解答

会話全体のストーリー展開をつかみ、設問文を読みながら音声内容を理解する。

700〜850点目標なら、設問1と設問2は自信を持って答えられるようにしたい。850点以上を目指すなら、音声を正確に理解できる聴き取り能力が求められる。

3. 設問形式別解答のポイント

設問形式別のポイントを解説しよう。

3-1. 推測問題

推測問題は、会話全体から内容を推測する設問である。most likely(最もありそうな)が設問文にあることが多い。

例を見てみよう。

  • Who most likely is the speaker? (話し手はおそらくどのような人ですか?)

推測問題解答のコツは、会話内のキーワードから状況を推測することにある。

例えば、book(本)、write(書く)、publish(出版する)などの語句が音声内にあれば、author(著者)であることが推測できる。

そのため、推測問題が含まれるのを先読み段階で発見し、キーワードの聴き取りに意識を向けられると良い。

尚、推測問題は各音声の1問目に出ることが多い。初級者にとってはハードルが高いので、本格的な対策は中・上級者だけでいいだろう。

3-2. 内容把握問題

内容把握問題は、会話の具体的な内容について問われる設問である。

例を見てみよう。

  • What is the problem? (その問題はなんですか?)

内容把握問題は『2. Part4の解き方』で説明した4つの手順に沿って解答する。

すなわち、初・中級者は選択肢の拾い聴きに特化し、上級者はマルチタスクで解く。

出題数は内容把握問題が圧倒的なため、これを集中的に訓練することがスコアアップに直結するだろう。

3-3. 次回アクション問題

次回アクション問題は、登場人物の次の行動について問われる設問である。

例を見てみよう。

  • What will the listener do next? (聞き手は次に何をしますか?)

次回アクション問題のポイントは、speaker(話し手)とlistener(聞き手)のどちらについて問われるか、先読み段階で見極めることにある。

ヒントは常に音声後半に現れるから、中盤以降の文脈を注意して聴くようにしよう。

3-4. 話し手の意図問題

話し手の意図問題は、カジュアルな表現の正確なニュアンスが問われる設問である。

例を見てみよう。

  • What does the speaker mean when he says, “Exactly”? (話し手が”Exactly”と言う際、何を意図していますか?)

話し手の意図問題では、先読み時に設問の「“ ”」で囲まれた箇所を熟読しつつ、4つの選択肢にも軽く目を通す。

音声で該当箇所が発話されたら、4つの選択肢を再度読み、最も正確な言い換え表現をマークする。

話し手の意図問題は文脈の理解が重要なので、初・中級者にはハードルが高い。対策はハイスコアを狙う上級者だけでいいだろう。

3-5. 図表問題

図表問題は、問題用紙に印字された図を参照しながら答える設問である。

まず、「Look at the graphic…」から始まる設問文を先読みする。

  • Look at the graphic. Which room will the listener choose? (図表を見てください。どの部屋を聞き手は選びますか?)

次に、素早く図表に目を通す。選択肢と対応していることを確認しよう。

TOEIC Part3 図表問題

TOEIC Part3 図表問題

音声で図表のヒントが述べられたら、図表と選択肢を比較し、設問を解く。高いレベルのマルチタスクが問われるため、こちらも上級者以外、捨て問題扱いでいいだろう。

尚、図表がついている音声でも、「Look at the graphic…」以外は通常の設問である。これまで紹介した方法でいつも通り解答しよう。

4. おすすめ教材・アプリ

対策を理解したら、実践練習を積むのが望ましい。トイグルのオススメ教材・アプリを紹介したい。

*TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング

2016年の新形式以降、リスニングやリーディングを単体で解ける問題集がほとんど発売されていなかった。

そんな中『TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング』は、新形式のリスニング問題を100問5セット解ける、待望の問題集である。

リスニングが苦手な方は、この問題集でスコアアップを目指していこう。

*ListenUp – 英会話リスニングチャレンジ

ListenUp - 英会話リスニングチャレンジ

『ListenUp』は、海外アプリメーカーが作った英語学習アプリだ。各ステージでは二人の人物の簡単な会話を聴き、それに対する3つの質問に答える形式になっている。

このアプリでは、英語ネイティブが普段の会話と変わらないよう自然な口調で話している点にある。英語学習者向けのため、平易な英語でゆっくり丁寧に話しているので聴き取りやすい。

5. まとめ

当エントリーでは、TOEIC Part4対策について解説してきた。

音声が長文で難易度が高いが、初心者でも実践できる対策がお分かりいただけたと思う。

当記事を読んでもっと知りたい!と思った方は、こちらの記事も参照いただきたい。

Good luck!

 

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