新形式対応!TOEIC Part4の解き方と説明文対策の全手法

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TOEIC Part4は長文リスニング問題だ。

長い英文を聴いて設問に答えるため、途中で英語の念仏状態になってしまう受験者は多いだろう。

そこでトイグルでは、TOEIC Part4でスコアを上げるための勉強法をまとめた。出題パターンの徹底分析、解き方、テクニック、おすすめ問題集やアプリなど、Part4で正答率を上げるあらゆるノウハウを凝縮している。

リーディングセクションを良い状態で始められるよう、Part4でしっかり結果を残そう。

*目次

  1. TOEIC Part4の基礎知識
  2. 設問の先読み方法
  3. 内容把握問題の解き方
  4. 話し手の意図問題の解き方
  5. 図表問題の解き方
  6. TOEIC Part4対策 おすすめ問題集
  7. TOEIC Part4対策 おすすめスマホアプリ
  8. まとめ

1. TOEIC Part4の基礎知識

はじめに、TOEIC Part4の問題形式及び、改正のポイントについて解説していこう。

1-1. 説明文を聴いて設問に答えるリスニング問題

Part4は、TOEICリスニングセクション最後の大問である。

受験者は、ひとりの人物の説明文を聴き、それに関する3つの問に連続して答える。Part4全体では10の音声が放送され、合計30問を解く。音声は短くて30秒弱、長いものは40秒を超える。

TOEIC Part4では、設問と4つの選択肢がすべて問題用紙に印字されている。書き込みは不可だが、これを上手に利用することで、効率的にスコアを上げることができる。

1-2. TOEIC Part4の例題

まずはざっと例題を見てみよう。

Please be advised the following change in local bus service. We propose to shorten Route 35 so that it would not continue on to Central Station as it does now. It would no longer be a 24-hour service; however new Route 35 would continue to provide the night service covering all stops served by the current 35. Bus fares will stay the same until the end of this year.

TOEIC Part4 例題TOEIC Part4 例題TOEIC Part4 例題

はじめに説明文の音声が流れた後、1つ目の設問が読みあげられる。解答時間として約8秒間が与えられ、それが終わると次の設問の音声がまた読み上げられる。

※実際の試験では、解答用紙に印字されているのは設問と選択肢のみである。当エントリーでは解説のため、説明文も文字で表していく。

1-3. TOEIC Part4の出題パターン

TOEIC Part4は説明文の形式によって、次の2つのパターンに分けることができる。

*説明文の形式 (全10問)

  • 説明文 (8問)
  • 図表つき説明文 (2問)

また、それぞれの音声で出題される設問は、次の3パターンだ。

*設問形式

  • 内容把握
  • 話し手の意図
  • 図表

Part4は2つの説明文に3つの設問タイプが存在し、その出題パターンにはある程度の規則性がある。効率的なスコアアップのために、重点対策箇所の目星をつけよう。

*出題パターン(目安)

  説明文の形式
説明文 図表つき説明文
設問 内容把握 22問 4問
話し手の意図 2問 ×
図表 × 2問

1-4. 新形式での変更点

TOEICは2016年5月に試験問題の一部が改正された。Part4に関しては、次のような変更点がある。

  • 問題数: 同じ
  • 形式: 話し手の意図、図表問題が追加
  • 難易度: やや上がった

改正によって、話し手の意図と図表問題が追加されることになった。これらはPart3でも出題されるため、合わせて勉強すれば効率的と言える。

2. 設問の先読み方法

TOEIC Part4は設問と選択肢が問題用紙に印字されている。そのため、音声を聴く前にこれらを先読みすることで、予め問われる内容の目星をつけることが可能だ。

設問の先読みは、あらゆる出題パターンで使うことができ、Part4の正答率を左右する重要なテクニックとなる。具体的な方法を見ていこう。

2-1. 先読みの原則は設問のみ

Part4では、3つ目の設問が終わってから次の文章が始まるまで、約8秒の間が空いている。

この短い時間に次の文章の3つの設問を先読みするため、設問と選択肢のすべてを理解するのは、TOEIC上級者であっても困難だろう。

そこでトイグルでは、先読み時は設問のみを読むことを勧めている。設問だけ理解できれば問われる内容を知った上で音声を聴けるので、効率的に解答の根拠を探すことが可能だ。

TOEIC Part4 設問の先読み

※TOEIC上級者でハイスコアを狙う場合、選択肢も先読みするようにしよう。

2-2. 最初の一語

Part4の設問は疑問文の形を取るので、最初の一語だけで設問内容を知ることができる。以下のような頻出語を覚えておこう。

  • Where…? (どこ)
  • What…? (何)
  • Who…? (誰)
  • How…? (どのように)

例えば、When will the copies be ready? (コピーはいつ用意されますか?)なら、音声内の時間に関する発言が解答のヒントとなる。

3. 内容把握問題の解き方

それではここから、設問形式ごとにPart4の解き方を説明していこう。

まずは、Part4で最頻出の内容把握問題について取り上げる。

例題を見てみよう。

Please be advised the following change in local bus service. We propose to shorten Route 35 so that it would not continue on to Central Station as it does now. It would no longer be a 24-hour service; however new Route 35 would continue to provide the night service covering all stops served by the current 35. Bus fares will stay the same until the end of this year.

TOEIC Part4 例題TOEIC Part4 例題TOEIC Part4 例題

3-1. Directionsは聞かずに設問の先読み

TOEIC試験ではPart4が始まる前に、Directionsと呼ばれる問題の解き方が音声で再生される。ものの数秒ではあるが、少しでも時間を有効活用するため、Directionsは無視しよう。

この時間は最初の3つの設問を先読み、問われる内容のついてイメージしておくと良い。

3-2. 音声から解答のヒントを探す

Part4で失敗する受験者の多くが、音声を聴いて内容を「覚えよう」とする。しかし、途中でリスニングについていけなくなり、内容が頭に残らず、設問を勘で解く結果となってしまう。

Part4を解くコツは、音声から解答のヒントを「探す」ように聴くことにある。

例を見てみよう。1つ目の設問では「この音声の目的は何ですか?」が問われている。

TOEIC Part4 例題

Part4では、音声と設問の順番は概ね一致する。そこで、先の質問の根拠を探すよう聞き耳を立て、音声を聴く。

  • Please be advised the following change in local bus service. We propose to shorten Route 35 (設問のヒント)

冒頭から「バスサービスについて次の変更点があります」と述べた上で、「ルート35が短くなり・・・」と、路線の変更に関する具体的な話が始まる。

したがって、(B)の「ある路線の変更を知らせるため」が正解だ。

3-3. 以後、同じ作業の繰り返し

1つ目の問題を解いたら、2つ目の設問を素早く見て、先読みした内容を思い出す。そして、同じように2つ目の設問のヒントを探すようにして、音声を聞こう。

この例題の場合、それぞれの設問のヒントは次の箇所から見つけることができる。

TOEIC Part4 例題 TOEIC Part4 例題

Please be advised the following change in local bus service. We propose to shorten Route 35 so that it would not continue on to Central Station as it does now. It would no longer be a 24-hour service (2つ目の設問のヒント); however new Route 35 would continue to provide the night service covering all stops served by the current 35. Bus fares will stay the same until the end of this year (3つ目の設問のヒント).

2つ目の設問のヒントは音声の中間地点から、3つ目のヒントは音声の最後から見つけることができた。

このように、Part4では音声のあらゆる箇所が設問の根拠になる可能性がある。事前に設問を見て問われる内容を把握し、それを探すように聴くことの大切さがおわかりいただけると思う。

4. 話し手の意図問題の解き方

次に、話し手の意図問題の解き方を解説しよう。これは、2016年5月の改正で導入された新形式の設問だ。

まずは例題を見てみよう。

This is Brian Harper, calling from ABC law office. Your application has been selected for further evaluation. Please come to our office on Mayer Street at 11A.M. on next Friday. Please call me back for confirmation of the interview. I understand you are busy with your current job. But I would be happy if you give me a response as soon as you hear this message. Thank you.

TOEIC Part4 例題

尚、話し手の意図問題はPart4中盤で2題程度出題されるだけだ。

4-1. 問題形式

話し手の意図は、その設問形式が次のような1パターンのみのため、すぐに見分けることができる。

  • What does the speaker mean when he says “ (引用文) ”?

「“ ”」で囲まれた部分が、音声で読み上げられる箇所の引用だ。つまり、設問は「“ (引用文) ” と言った時、話し手は何を意図していますか?」の意味となる。

この引用部分はカジュアルな表現も含んだ、間接的な言い回しとなっている。その正確な意味を答えるのがこのタイプの問題の目的だ。

4-2. 引用文を先読みする

話し手の意図問題が含まれる音声であっても、事前に先読みを行うことには変わりない。特に、引用文を注意して読むようにしよう。

TOEIC Part4 例題

ここでは、「あなたが現在の仕事で忙しいことは理解しています」の文章が引用文である。

4-3. 音声の文脈を理解して解く

話し手の意図問題は、その文章が直接表現しない話し手の思惑が問われる。そのため、引用文だけでなくその前後の文章をきちんと理解し、文脈を把握しないと解くことができない。

先の例文の音声スクリプトを見てみよう。

  • Please call me back for confirmation of the interview. I understand you are busy with your current job (引用箇所). But I would be happy if you give me a response as soon as you hear this message.

引用箇所の前後の文章を要約すると、

  1. 面接の確定のため折り返し電話をして欲しい。
  2. あなたが今の仕事で多忙なことは理解しています(引用箇所)。
  3. しかしすぐに返答をいただけると幸いです。

となる。話し手は相手に対して多少の理解を示した上で、早急な返答を求めていることがわかる。

したがって、(D)の「彼は聞き手に若干のリスペクトを示す」が正解だ。

このように、話し手の意図問題は文脈から解く必要があるため、難易度が高い。Part4内でも2問程度しか出題されないため、対策はTOEIC750点以上を狙うような上級者だけでいいだろう。

5. 図表問題の解き方

次に、図表問題の解き方を紹介していこう。こちらも2016年5月の改正で導入された、新形式の設問タイプだ。

まずは例題を見てみよう。

TOEIC Part4 図表

I’m honored to have you as a new member of ABC consulting firm. This tour will introduce you to the building and its services. Here we are at the entrance and there is a reception desk on your left side. The room which is just opposite to the reception desk is where we have a meeting with our clients. If you stand between the reception desk and the meeting room and look at the opposite side, you will find a large room. That is our main office which all the employees work in. Normally a welcome session takes place there. However, because of current overload at work, I don’t want to disturb other members. So my team will hold the session at the meeting room for you tonight. And there is a cafe next to the main office. You can have a coffee break with free of charge. All right, let’s go upstairs and I’ll show you other facilities.

TOEIC Part4 例題

図表問題はPart4の最後の2題で出題される。

5-1. 図表問題の先読み→図をチェック→選択肢をチェック

図表問題は「Look at the graphic.」から始まる。はじめに、図表問題の設問を先読みしよう。

TOEIC Part4 例題

次に、素早く図表に目を通す。図表で描かれている内容がそのまま問われるため、選択肢と対応していることを確認しよう。

TOEIC Part4 図表TOEIC Part4 例題

図表は建物の間取りが描かれており、選択肢はその部屋名が列挙されている。設問は「本日、歓迎会が行われるのはどの部屋ですか?」の意味だ。

これら一連の流れを数秒以内に終えなければならないため、本番前に十分なトレーニングを積んでおく必要がある。

5-2. 図表問題はマルチタスク

図表問題は音声で得たヒントを図表に当てはめ検証し、そこから選択肢を選ぶ「マルチタスク」となる。

設問を再度確認すると「本日、歓迎会が行われるのはどの部屋ですか?」だ。TOEICのことだから、何かしらの引掛けがあることも予め予想したい。

音声スクリプトを順番に見ながら、部屋の位置を確認していこう。

  • Here we are at the entrance and there is a reception desk on your left side. (私たちはエントランスにおり、左手には受付があります)

まずは出発地点の確認だ。今は入り口におり、左手には受付があることが確認できる。

TOEIC Part4 例題

  • The room which is just opposite to the reception desk is where we have a meeting with our clients. (受付の反対側は、私たちがクライアントと会議を行うミーティングルームです)

受付の反対側にあるのはRoom Bのため、ここがミーティングであることがわかる。

TOEIC Part4 例題

  • If you stand between the reception desk and the meeting room and look at the opposite side, you will find a large room. That is our main office which all the employees work in. (受付とミーティングルームの間に立って逆側を見ると、大きな部屋が見える。それが全従業員が働くメインオフィスとなる)

この文章から、Room Aがメインオフィスであることがわかる。

TOEIC Part4 例題

  • Normally a welcome session takes place there. However, because of current overload at work, I don’t want to disturb other members. (通常、歓迎会はメインオフィスで行われる。しかし、最近は多忙なので、他のメンバーの邪魔をしたくない)

今夜、歓迎会はメインオフィス(Room A)で行われるわけではないらしい。However(しかし)のように、話題を転換する語句が出てきたら要注意だ。

  • So my team will hold the session at the meeting room for you tonight. (よって、私のチームが今夜、ミーティングルームで歓迎会を開催します)

今夜の歓迎会は、ミーティングルームで行われるとのこと。ミーティングルームはRoomBだったため、正解は(B)となる。

TOEIC Part4 例題

5-3. TOEIC上級者以外は図表問題はスルーでもOK

このように、図表問題は音声流れを追わなくてはならない。「つまみ聴き」では対応できないため、非常にレベルが高い設問タイプとなる。

図表問題が含まれる音声も、他の2問は内容把握タイプだ。リスニング力に自信がなければ、思い切って図表問題を捨ててしまうのもありだろう。他の2問を確実に取ったほうが、結果的にスコアが上がる可能性がある。

6. TOEIC Part4対策 おすすめ教材

これまで、TOEIC Part4の解き方について説明してきた。

対策を理解したら、次は問題集を使って実践練習を積んでいこう。トイグルでオススメの教材を紹介したい。

6-1. TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 」は、TOEICを制作している米国ETSが認める唯一の公式問題集である。こちらは2016年5月の改正に対応しているため、新しい問題形式で練習を積むことができる。

Part4だけでなく、Part1からPart7までのすべての試験が2回分収録されている。全TOEIC受験者が必ず持っておきたい一冊だ。

7. TOEIC Part4対策 おすすめアプリ

スマートフォン用のアプリを使えば、通勤電車などのスキマ時間を利用し、TOEICの勉強を進めることができる。

しかし、2016年4月現在で、改正後のPart4に対応した練習アプリがまだリリースされていない。そこでトイグルでは、リスニング力を鍛えるアプリを2つ紹介しよう。

7-1. TED Audio Book (無料)

TED Audio Book

TED(テッド)とは、学術・経済・ビジネス・エンターテイメントなど、様々なジャンルの人々がプレゼンテーションを行う講演会だ。カナダを中心に、現在は世界各地で定期的に開催されている。

TEDに関しては様々なアプリがリリースされているが、筆者のおすすめは『TED Audio Book』だ。字幕をつけることができる上に、プレゼン内容の書き起こし及び日本語訳が用意されている。

無料のため広告は入ってしまうが、これらメリットはその煩わしさをはるかに上回る。

7-2. ListenUp – 英会話リスニングチャレンジ (無料)

ListenUp - 英会話リスニングチャレンジ

『ListenUp』は、海外アプリメーカーが作った英語学習アプリだ。各ステージでは二人の人物の簡単な会話を聴き、それに対する3つの質問に答える形式になっている。

このアプリの最大の特徴は、英語ネイティブが普段の会話と変わらないよう自然な口調で話している点にある。英語学習者向けのため、平易な英語でゆっくり丁寧に話しているので聴き取りやすい。

二人の会話から内容を捉える形式はまさにPart3(会話問題)そのものであるため、リスニング力とTOEIC力の両方を向上させることができる。

8. まとめ

当エントリーでは、TOEIC Part4対策について解説してきた。

2016年5月の新形式に対応しているため、今後の勉強に役立てていただくと幸いだ。

*当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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