TOEIC公式問題集の使い方!難易度と勉強法を紹介

TOEICで最も信頼のおける参考書は公式問題集と言われる。

しかし、その使い方がわからず、悩んでいる方は多いだろう。

そこでトイグルでは、TOEIC公式問題集の上手な活用法を解説していきたい。はじめに公式問題集の種類を明らかにした後、5つの勉強法を説明する。

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*目次

  1. TOEIC公式問題集とは?
  2. TOEIC公式問題集の使い方
  3. TOEIC公式問題集だけで試験に臨んでもいいのか?
  4. まとめ

1. TOEIC公式問題集とは?

TOEIC公式問題集とは、TOEICを開発する米国ETSが出版する公式のTOEIC練習模試である。

2017年5月現在、新形式対応の公式問題集は3冊が発売されている。

公式問題集には次のような特徴がある。

  • 全7パート200問が2回分収録されている
  • 本番試験と同様の形式・難易度
  • 公式ナレーターによるリスニング音声

TOEICは試験問題の持ち帰りが禁止されているため、過去問は存在しない。公式問題集はTOEICで最も本番に忠実な内容と言われる。

尚、「TOEICテスト新公式問題集 Vol.X」の名前で売られている模試は、改正前の旧形式公式問題集である。

2. TOEIC公式問題集の使い方

公式問題集は単に解いて答え合わせするだけでなく、基礎から応用まで様々な活用法がある。

5つの勉強法を紹介しよう。

2-1. TOEIC試験の全体像を知る

TOEICはPart1からPart7の全7パートを解く試験である。それぞれ異なる問題形式のため、はじめて受験する方は、内容理解が対策の第一歩となる。

TOEIC初心者の方は、公式問題集で試験の全体像を知ろう。各パートを一通り解答し、設問と難易度を理解する。

ただ、公式問題集は本番同様の難易度である。おそらくほとんどの方にとって、設問は非常に難しく感じられるだろう。

そこで、試験の雰囲気を知ったら、公式問題集はいったん学習教材から外してしまって構わない。

TOEIC公式協会が出版する、初心者向けリスニング・リーディング教材などで基礎を学習し、英語に慣れたら公式問題集に戻ってこよう。

 

2-2. パートごとに設問をやり込む

現スコアが500点以上の受験者は、公式問題集のやり込みが効果的である。次の手順を繰り返し練習する。

  1. 各パートを初見で解く
  2. 答え合わせ&見直しを行う
  3. 少し時間を空けて再度同じパートを解く
  4. 答え合わせ&見直しを行う
  5. 苦手箇所あるいは得意箇所を再度解く
  6. 答え合わせ&見直しを行う

やり込みの目的は「解ける感覚」の体感である。そのため、設問内容を覚えてしまっても問題ない。繰り返し同じ文に触れることで、単語力の強化も期待できる。

これを数ヶ月繰り返すと「飽きたな」と思う時が来るだろう。その際は別の問題集を購入し、同じ手順を再度繰り返す。

この頃には、スコアアップが実感できるほどの実力が備わっているはずだ。

2-3. 現在の仮TOEICスコアを知る

試験に慣れる意味でも、TOEIC本番テストはなるべく受験するのが望ましい。しかし、日程的に頻繁に受験できない方もいるだろう。

そこで、前回テストからある程度時間が空いてしまったら、公式問題集を活用する。200問を連続で解く「模擬本番試験」を行うことで、現在の仮TOEICスコアを算出する。

目安として次の換算表をお使いいただきたい。

TOEICリスニングセクション スコア換算表

TOEICリーディングセクション スコア換算表

尚、TOEICスコアは68.2%の確率でプラスマイナス50点のブレが生じる。

例えば、あなたの本来のスコアが600点とすれば、68.2%の確率で550点〜650点のスコアに収まることになる。

SEM

  • 34.1%の確率で600〜650点
  • 34.1%の確率で550〜600点
  • 13.6%の確率で650〜700点
  • 13.6%の確率で500〜550点
  • 2.1%の確率で700〜750点
  • 2.1%の確率で450〜500点
  • 0.1%の確率で750〜800点
  • 0.1%の確率で400〜450点

ちょっとした正答率の増減に一喜一憂する必要はない。長期的視点で勉強を進めるようにしよう。

2-4. リーディング時間配分を練習する

TOEIC受験経験のある方なら、リーディングが最後まで解き終わらず困っているだろう。

公式問題集は、リーディング時間配分の練習に最も適した教材である。本番が近くなったら、リーディング100問を時間を測って解いてみよう。

理想の時間配分は次の通り。

  問題数 時間配分
Part5 30 10分
Part6 16 10分
Part7 54 55分
合計 100 75分

Part5とPart6はそれぞれ10分ずつ、合計20分で終了させる。設問数の最も多いPart7に55分間をかけ、全体を75分間で着地させる。

時間管理がうまくいかない場合、パートごとに時間を測って解く練習をすると良い。

Part5ならストップウォッチを10分に設定し、その中で30問を解く。終わらなければ、同じ問題でもいいので、時間を測ってもう一度解く。これを全パートで行う。

一通り練習した上で、最後にリーディングセクション全体をもう一度75分間で解いてみよう。ここまで入念に対策すれば、時間内にスコアを最大化する戦略が備わっているはずだ。

もう本番で失敗することはないだろう。

2-5. 本番前の実践演習を行う

トイグルでは、TOEICスコアアップには3つの力が必要だと考えている。

TOEICスコアアップに必要な3つの力

  • 英語力はリスニング・リーディング・文法・単語など、英語力そのもの。
  • TOEIC力は試験対策力を意味する。パート別の戦略や試験テクニックなど、効率的にスコアを上げる能力を指す。
  • 本番力とは、実際の試験でパフォーマンスを発揮する力。200問を2時間通して解く集中力、リーディング時間配分、試験会場で緊張せずに解ける精神力などが含まれる。

多くの受験者が、試験日が最もたくさんの設問を解いた日になりがちだ。しかし、本番で成果を出すためには、事前の練習でそれ以上の解答を積んでおきたい。

そこで、本番が近くなったら、公式問題集で実践演習を行う。休日など時間がある時、リスニング・リーディング両パート200問を連続して解こう。本番感覚を養うのと同時に、集中力対策にもつながる。

尚、200問を解くのは体力的にキツイので、この練習は1回〜2回程度で構わない。まとまった時間が取れなければ、リスニングとリーディングを分けても良い。

3. TOEIC公式問題集だけで試験に臨んでもいいのか?

筆者はマンツーマンTOEICスクールのほか、TOEIC対策セミナーを毎月開催している。

そこで、時折「公式問題集のやり込みだけで本番を受けて、◯◯点を取れますか?」といった主旨の質問を受ける。

筆者の回答は「不可能ではないがオススメはしない」である。目標スコア達成には公式問題集だけでは足りない。

まず、TOEIC教材は大きく5つの種類に分かれる。公式問題集は「5. TOEIC模試」に該当する。

  1. TOEIC参考書: 「TOEIC600点30日間プログラム」など、各パートの解き方を解説した参考書
  2. TOEIC単語帳: 「TOEIC出る順500語」のような単語集
  3. TOEIC文法書: 「TOEIC究極の英文法」のような文法参考書
  4. TOEIC問題集: 「TOEICリスニング問題500」のような問題集。科目別に分かれる。
  5. TOEIC模試: TOEICの模擬試験。本番と同じリスニングとリーディングの2セクションを解ける

スコアアップには英語力・TOEIC力・本番力の3つが必要である。公式問題集だけでは、3つすべてを養うには不十分だ。

単語帳なら『金のフレーズ』、問題集なら『でる1000問』など、個々の科目の対策も行いながら、公式問題集で総合力を身に着けていきたい。

4. まとめ

当エントリーでは、TOEIC公式問題集の使い方を説明してきた。

単調になりがちなTOEIC学習だからこそ、様々な練習法で対策の強弱をつけていこう。

当記事を読んでもっと知りたいと思った方は、次のエントリーも参考にしていただきたい。

Good luck!

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