TOEICとは? 10分でわかるTOEICの基礎知識すべて

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「TOEICとはどんな試験? 興味を持ったので、TOEICの概要が知りたい!」

このように感じたすべての方に、トイグルではTOEIC試験の基礎知識を説明しよう。

図や表を多用してサラッとまとめることで、10分で試験の全体像がわかるよう構成している。

*目次

  1. TOEIC試験5つの特徴
  2. TOEICの問題形式
  3. TOEIC試験のレベル
  4. TOEIC勉強法
  5. TOEICと就職
  6. TOEICと英検・TOEFLの違い
  7. TOEICおすすめ教材
  8. TOEICの申込方法
  9. まとめ

1. TOEIC試験5つの特徴

はじめに、TOEIC試験で知っておくべき5つの特徴を解説しよう。

時間のない方はここだけ読めば、TOEICの概略をつかむことができる。

特徴1: リスニングとリーディングを200問解く試験

TOEICは英語のリスニング(聴解)とリーディング(読解)を200問解く資格試験である。制限時間は合計2時間。マークシートで答える。

ライティング(英作文)及びスピーキング(英会話)は試験に含まれない。

特徴2: レベルに関係なく全員が同じ問題を解く

大学受験、英検、簿記試験など、多くの資格試験は受験者がレベルごとに異なる級を受験し、異なる設問を解く。

しかし、TOEICはレベルに関係なく、全員が同じ問題を解く点が特徴だ。超初心者から超上級者まで、一律で同じ設問に挑戦する。

そのため、結果は合否ではなくスコアで表される。スコアは最低10点、最高990点満点である。

特徴3: 難易度は比較的高く、平均点は約580点

TOEICの難易度は比較的高い。

例えば、リーディング文法問題では、基礎的な英文法の知識がすべて問われる。長文は、英検2級から準1級レベルの英文を限られた時間で大量に読まなくてはならない。

TOEICの平均点は約580点(990点満点)。これは英検2級レベルと言われる。

特徴4: 問われる力は英語処理能力

TOEICはリスニング・リーディング共に、短い制限時間の中で多くの設問を解く点が特徴だ。大量の英文から必要な情報を探し出し、正解を判断する英語処理能力が問われる。

尚、TOEICは日本以外の国でも行われている国際的な試験のため、和文英訳・英文和訳といった問題は出題されない。試験問題もすべて英語で書かれている。

特徴5: ビジネスよりも日常シーンが中心

TOEICはビジネス英語専門の試験と思われがちだが、これは間違いである。

TOEICではビジネスシーンよりも、日常での一コマを抜き出したような問題が多い。

  • 郵便局の場所を聞かれ答える
  • 動物園でガイドの説明を聞く
  • 電車のダイヤ改正に関する文章を読む

中にはオフィスでの会話や、請求書のような文章を読む問題も出題される。しかし、すべてビジネスの専門知識がなくても解けるよう設計されている。

2. TOEICの問題形式

次に、TOEICの問題形式について説明しよう。

まず、TOEICはリスニングとリーディングが100問ずつ、合計200問の試験である。

TOEIC = リスニング100問+リーディング100問

(トイグル)

それぞれの問題形式の詳細は次のとおりだ。

2-1. リスニングセクションの問題形式

  問題形式 問題数
Part.1 写真を適切に表している選択肢を選ぶ 6
Part.2 短い英文に適した応答を選ぶ 25
Part.3 会話を聞いて内容に関する問題に答える 39
Part.4 1人の人物の話を聞いて内容に関する問題に答える 30

2-2. リーディングセクションの問題形式

  問題形式 問題数
Part.5 文法・単語問題 30
Part.6 長文内の空白に適した単語を入れる 16
Part.7 長文読解問題 54

それぞれの問題形式の詳細について知りたい方は、こちらの記事をご覧いただきたい。

3. TOEIC試験のレベル

TOEIC試験のレベルについて、様々なデータを元に検証しよう。

3-1. TOEIC試験の難易度

TOEICを他の英語系資格試験と比較すると、次のようなスコアの目安を得ることができる。あくまで目安である点にご注意いただきたい。 TOEIC試験の難易度

例えば、TOEIC750点レベルであれば、英検なら準1級、TOEFL iBT65点、IELTS5.5、そしてセンター試験190点程度の実力とみなすことができる。

続いて、試験合格に必要な勉強時間の観点から、TOEICを他の試験と比較してみよう。

資格の勉強時間

TOEICは、司法試験などに比べればはるかに少ない勉強時間で対策できるものの、宅建や簿記などの人気資格より時間がかかる場合が多いようだ。

3-2. TOEIC試験の平均点

TOEIC試験の平均点は約580点(990点満点)である。より詳細を分析するため、得点分布を見てみよう。

下の図は、横軸が50点刻みのTOEICスコア、縦軸がそのスコアレンジに収まっている受験者数を表している。

TOEIC平均点

(第203回試験結果より、筆者作成)

このように、TOEICは平均点580点が収まる545〜595点のレンジを頂点に、正規分布の形になっていることがわかる。つまり、平均点の前にも後ろにも、同じくらいの割合の受験者が存在するのである。

4. TOEIC勉強法

TOEIC勉強法については「とにかく単語力が重要」、「設問の先読みをする」、「問題集をやり込む」など、様々なメソッドが提案されている。

しかし、これら1つ1つはあくまで各論であり、勉強法を定義するには核となるフレームワークが必要だ。

そこでトイグルでは、TOEICスコアアップに必要な本質的な力を、次の3点と定義している。

TOEICスコアアップに必要な力

先の例において、「とにかく単語力が重要」は英語力、「設問の先読みをする」はTOEIC力、そして「問題集をやり込む」は本番力に分類されるだろう。

TOEIC勉強法について興味がある方は、次の記事をご参照いただきたい。

5. TOEICと就職

TOEICスコアを持っていることは、あなたの市場価値をどのくらい高めてくれるのだろうか? これを簡単な図を使って考えてみよう。

縦軸はあなたのポテンシャル(新卒)あるいはスキル(中途)を表す。横軸はあなたのTOEICスコアを示している。縦軸は上ほど高く、横軸は右ほど高い。

 TOEICと就職

仕事とは、あなたが顧客に対し付加価値を創造することで、対価を得る営みである。

TOEICスコアを持っていてもポテンシャル・スキルが低ければ、人事からは単なる「資格バカ」にしか見えない。あくまで仕事の知識・経験を高めることを前提としながら、TOEICスコアを伸ばすことで「ハイスペック」な人材になることができる。

トイグルでは履歴書に書ける最低TOEICスコアを次のように定義している。

*履歴書に書ける最低TOEICスコア

  • 新卒: 650点
  • 中途: 750点

一般的に言われる、就職に必要なTOEICスコアよりも若干高い。

これは、トイグルではTOEICスコアを「ただ履歴書に記入できる」だけの消極的な観点ではなく、「履歴書に記入することで武器になる」ような積極的な観点から、履歴書に書くべき最低TOEICスコアを定義しているからである。

TOEICとキャリアについては、次の記事にて詳細を解説している。

6. TOEICと英検・TOEFLの違い

TOEICは、日本人にとって馴染みのある英検(実用英語技能検定)や、名前の似ているTOEFLと比較されることがよくある。

これらの試験とTOEICの違いを簡単にまとめよう。

6-1. TOEICと英検の違い

TOEICと英検の違いを表で比べてみよう。

  TOEIC 英検
単語

日常シーンで使われる基礎的な語彙

準1級以降で自然科学などの専門語彙が登場する

文法 基礎的な英文法のすべてが問われる 独立した文法問題は存在しない
長文読解 限られた時間で大量の英文を速読 じっくり文章を読んで内容を把握する精読
リスニング 日常会話中心 日常会話中心
会話力 試験対象外 2級以上で面接試験がある
ライティング力 試験対象外 準1級以上でライティング試験がある

受験者の英語力や向き不向きがあるため、一般論としてTOEICと英検のどちらが対策しやすいと結論付けることはできない。

6-2. TOEICとTOEFLの違い

続いて、TOEICとTOEFLの違いを表で比べてみよう。

  TOEIC TOEFL
単語 日常シーンで使われる基礎的な語彙 自然科学を中心とした専門語彙
文法 基礎的な英文法のすべてが問われる 独立した文法問題は存在しない
長文読解 限られた時間で大量の英文を速読 論文のような専門的な文章を読む力
リスニング 日常会話中心 大学の講義など、アカデミックなシーンの理解力
会話力 試験対象外 短い時間に情報をまとめ発信する力
ライティング力 試験対象外 アカデミックライティングの基礎力

一般論として、TOEICよりもTOEFLのほうが難しいと感じる人が多いだろう。TOEFLのほうが単語が難しいだけでなく、スピーキング・ライティングもリーディング・リスニングと同じ比重で配点されるからだ。

TOEFLはもともと、英語圏の大学・大学院に入学する際に英語力を証明する試験として行われる。TOEICとは異なる思想で設計されている点に注意しよう。

7. TOEICおすすめ教材

これからTOEICに挑戦する方へのオススメ教材をいくつか紹介しよう。

7-1. 単語帳

単語帳でオススメなのが、カリスマ予備校講師・関正生氏の「世界一わかりやすい TOEICテストの英単語」である。

この本は驚くべきことに、収録単語1つ1つに対し、語源やTOEICでの出題傾向などが解説されてる。非常に丁寧な説明のため、TOEIC初級者に特におすすめしたい一冊だ。

7-2. 文法書

文法書のおすすめは「10年ぶりの英文法」。文字通り、10年あるいはそれ以上の英語ブランクが空いた方が、一から英文法をやり直すのに向いた本である。

285ページあるが、頭から最後までを完璧にこなす必要はない。気楽に取り組んでも成果がでる一冊である。

7-3. 参考書

学習参考書を使い、TOEIC各パートの解き方を学ぼう。オススメは関正生氏が書く、「世界一わかりやすいTOEICテストの授業」シリーズである。

こちらはTOEIC全7パートを3冊の本に分け、各パートの解き方を1つずつ丁寧に解説している。初心者の段階から800点を目指す上級レベルまで対応しているため、末長く使える参考書になるだろう。

8. TOEICの申込方法

TOEIC試験の申込方法は、各記事にまとめている。必要な情報をご参照いただきたい。

9. まとめ

当エントリーでは、TOEIC試験の基礎知識を紹介してきた。

トイグルではTOEIC勉強法を様々な角度から紹介している。ぜひとも他の記事もご参照いただきたい。

Good luck!

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